1. 劇場版 マジンガーZ/INFINITY
《ネタバレ》 能登半島地震復興応援配信にて視聴 なんだかんだで平和になってしまった世の中に再び現れたDr.ヘル!ブロッケン伯爵もあしゅら男爵もいるよ! 多様性が人間の弱点と説くDr.ヘル!人類を手篭めにとるDr.ヘル!なかなか痛いところを突きやがるぜ! そんな身を固めろだのなんだの面倒な大人の人間関係や世界情勢の悩ましくも嫌〜な展開とリサなる新キャラ、そしてマジンガーのようなジムに若干モヤモヤする前半でしたが、 後半はおまちかねのアクション大盛り。 あれだけ大量の敵相手にマジンガーひとつで何ができるんだと思わせるところから、ケレン味たっぷりに技名を叫びながらドカドカ倒していくので痛快です。惜しみない技の連発が最高ですね。それにボスやアイドルたちの活躍も非常に駄菓子感のある馬鹿馬鹿しさが良いです!これこれ! アクションのカット割は荒いですが勢い任せなジェットコースターのようなアクションはかなり楽しい! それに敵側のロボたちも結構カッコよくマジンガー相手に頑張るのも素晴らしいですね。 終盤の展開は流行りのマルチバースと元気玉で新鮮味はありませんでしたが、今世界中が支援してくれている現状と重なってなかなか感慨深いものがありました。 前半はちょっと退屈でしたが、後半のアクションはとても痛快で楽しい映画でした。満足です。 あと鉄也さんずっとグレートの中にいましたが、結構元気そうなのはさすがプロですね。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-01-28 01:50:17) |
2. ケーブル・ガイ
《ネタバレ》 天使か悪魔かケーブルガイ! 奴に友達認定されたら運の尽き。どこまでも張り付いて離れない粘着質!!!でも味方になれば際どい所まで助けてくれるけど、敵になったら…。 大抵の映画や漫画なら粘着質のヤバい奴は大体不潔感漂う奴なのですが、本作は面白イケメンのジム・キャリーなおかげで不快感少なめで、動きや顔が面白いけれど、言葉や行動の節々にヤバさが漂うくらいの絶妙なバランスの良さで収まっていて絡まれてる本人は気の毒ですけど、外から見てるこっちとしては楽しいんですよね。 居るじゃないですか離れて見てる分には楽しいけれど、絶対にお近づきになりたくない人って。 そんな事で起こるスリラーだけれど、雰囲気はコメディ色も強いしBGMものどかなので楽に見れます。死人も出ないしね。 最後は彼の偏屈性の生まれは孤独にテレビに育てられたからと言うオチになっていますが、さすがに無理やり感はありますね。先天性のヤバさですもんアレは。 ちなみにジム・キャリーの吹き替えはエース・ベンチュラと同じく江原正士氏による狂気より面白さが上回り、終始憎めなさが漂う演技が最高でした。 そんなこんなで面白くも全く懲りてない背筋がちょっと冷える締めで最後まで楽しく見ることが出来ました。 [インターネット(吹替)] 6点(2020-09-14 18:39:06) |
3. 劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール
《ネタバレ》 そのテンポの良さと世界観で面白かったSAOシリーズ。 今回の劇場版もまた新しいゲームをプレイするのですが、未だにソードアートオンラインは人々を縛り続ける。 オーディナルスケールは拡張現実(AR)を使ったゲームという事で仮想現実(VR)では強かったキリト君もたじたじ。いかにも体育会系なゲームですな。 そんな中起こる事件は以外とスローペース、おかげで地味で何が起こっているかわかりにくく、アスナとのイチャイチャするシーンも多く、全体的に長いのもあって結構ダレます。 最初は転んだりイイ所無しのキリト君もやるべき事が定まった瞬間やたら強くなるのもちょっと不思議でした。道場で練習するシーンも一瞬ありますが、もうちょっと汗水流して道場で剣を振り回してくれたらなと思っちゃいますね。 そして本シリーズの売りでもあるアクションシーンはARでの戦闘がメインで、どうしても外連味のある派手なアクションが抑えられ、地に足の着いた戦闘が多かったのが残念です。その分ラストバトルではこれでもかとVR上でのテンションの高いオールスターバトルで非常に楽しめました。派手!サービス!御都合主義!でもイイっ! しかしさすがは劇場版、映像は凄い事になっていますね。協賛企業も多い事で想像以上にリアルな東京描写も現実感が出ていて素晴らしいです。 AR描写もかなり面白く、リアルな背景と相まって非常に本物っぽくて素晴らしいです。キャラクターの扱いなどはムラなく登場しているのもとても嬉しい。 最後は「なんかノリと勢いで解決!」な具合でラスボスを倒して解決という、若干説明不足と急ぎ足な展開でしたが。 本作はアニメ版に比べるとだいぶ荒削りな作品でしたが奇麗に風呂敷が畳まれているのでなんだかんだ後味良く見終える事が出来ました。これからの展開も楽しみですね。 [DVD(邦画)] 5点(2017-09-28 09:24:41) |
4. 劇場版 艦これ
《ネタバレ》 本作はテレビアニメ版があまり手放しに褒めることは出来なかった所からのスタートだったので、本作でどの様になるかとても気になっていた。 そして出てきたのがギャグを最小限に少なくし、提督を完全にいないモノとし、陰鬱な雰囲気を前面に押し出したやたら暗い作品だった。 序盤アニメでは初登場のキャラクター達による劇場版らしい派手な戦闘に「これだよ!こーゆーのが見たかったんだ!」とハッスルするも、その後の展開は如月と睦月、そして艦これの敵キャラの正体に迫った内容となっている。それがまぁなんとも暗い!怖い!不安を煽るホラーな演出が過多で、TVアニメ版を更に上塗りしたシリアスっぷりには正直とてもついていけませんでした。ギャグもあるにはありますが全体的に暗すぎて怖さが増すばかりです。ドキドキする作戦会議のパートから吹雪パートに映るたびに「やめてくれ!」っと思ってしまいました。 後半の戦いはダメージを受けたら「服がボロボロになって下着丸出し!」な本来のゲームと違う「ボロボロになる上、血まみれ」という戦争感、殺し合い感が前面に出ていますね。シリアスっ! 終盤はまさかの精神世界的な話になり、納得しつつも、なんともいえない演出に苦笑いしてしまいました。一体そこは何処なんだ!一体全体なんだったんだこの話! …と、TVアニメからの本作はゲームキャラクターの魅力とは裏腹に暗くよく分からないストーリーが足を引っ張って一緒に沈みそうな一本でした。 あと龍驤や天龍、龍田を出してくれたのは非常に嬉しいです。 まぁ活躍してくれればもっと嬉しかったのですが…。 [映画館(邦画)] 4点(2016-12-06 20:48:54) |
5. 劇場版 アイカツ!
《ネタバレ》 スポーツのようなアイドルアニメ「アイカツ!」その100話まで見てきた人にはまるでご褒美のような作品。 それまでの努力が認められた主人公星宮いちごの大規模コンサート、クラスメイトと仲間たちでコンサートを作り上げていく、その工程も細かく丁寧に描かれていて面白い。アニメーションの作画も綺麗でやたら芸が細いのも見所だ。新主人公の大空あかりもまだ少し浮いた存在だが、今回はかなり重要な役割を果たしている。 そしてコンサートが終わりアイカツランキングの変動。それは長いストーリーの一つの節目を迎えるモノだった。神崎美月もこれでまた頂点を目指す存在となり、そしてトップから降りた事によりクイーンである事やいろんなものから解放された。ある意味この結末はお互いにとって良かったのかもしれない。 にしてもこの人すぐに色々とやめますね。 総じてアイカツが好きな人間にとっては良い節目となる映画でした。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-12-27 16:37:22) |