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マーチェンカさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 206
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22117/
年齢 43歳

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1.  ゴーストバスターズ/アフターライフ 《ネタバレ》 
過去作については子供の頃に「ゴールデン洋画劇場」などで放送されていたのをよく見ていた程度のライトな観客なので、レビューを書くのも少々おこがましい気もしますが (^^;)、こうやってわざわざ正式な続編を見に行く程度にはファンであるということで一筆書かせていただきます。  かつてのゴーストバスターズの孫たちが、ゴースト捕獲機やプロトンパック、ECTO-1 などお馴染みのガジェットを「発見」していく序盤の展開は非常に丁寧で、最後にシリーズを見てから長いブランクのある僕みたいな観客にとっても「そうそうこんな感じだった」と思い出しながら作品世界に入っていけたとともに、程よいノスタルジーも感じることができました(このような丁寧な展開は、恐らくシリーズ初見の観客を意識してのことでしょう)。  またその序盤におけるジュブナイル展開など、本編で活躍する子供たちの様子は、個人的に「グーニーズ」や「インディージョーンズ 魔宮の伝説」を連想させるものであり、これはこれで今や「古き良き」ものとなった 80 年代ハリウッド映画(の一部)の牧歌的な雰囲気が感じられました(とは言え、家賃を払えなくなった主人公親子が家を追い出される展開はなかなかに現代的でヘビーですが)。  ただし、そこは 2020 年代の「今」に蘇ったゴーストバスターズです。あくまでコメディが主体だった印象の過去作とは違い、今作ではゴースト要素にまつわるホラー的な展開がなかなか強調されており、いわゆる「ビビり」である僕にとっては割と本気でドキドキさせられました(あくまでホラー「的」という程度であり、そこはさすがにゴーストバスターズとしての一線は守っていると思いますが)。  序盤は比較的丁寧(ゆったり)だった展開も、ゴーストが本格的に登場する中盤辺りからは一気に加速し、過去作ファンにはお馴染みのラスボスと、ベタベタかもしれないもののやっぱり出てくると胸が熱くなる「彼ら」の登場には、少しでも過去作に触れた人なら恐らく「待ってました」と思えるのではないでしょうか。それでいて今作では、世代を超えてリブートしたことをうまく使ったホロリと来る展開や、過去作のコアなファンなら間違いなくニヤリとできるオマージュ要素も仕込まれており、古くからのファンにも初見の観客にも見やすい現代の「ゴーストバスターズ」としてとても楽しめました。
[映画館(字幕)] 8点(2022-02-13 22:44:38)(良:1票)
2.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 
大変爽やかな映画だと思いました。作中で発生する、とある(俊言うところの「メロドラマみたい」な)展開も、この爽やかな物語に起伏を持たせるためにはある意味相応しかったと、個人的には思います(以下原作未読でレビューします)。  僕自身はこの映画で描かれている時代を経験しているわけではありませんが、それだけに作中の風物や、あるいは登場人物の物の言い方なども、結構新鮮に見ることができました。  例えば作中、カルチエラタンの取り壊し反対のための討論集会の場面など、恐らく見る方の世代によっては「このシーンは学生運動を経過した頃の時代の空気を反映している」という風に受け取る方もいらっしゃるかと思います。僕も一応知識としては「そういうことがあった」という事を知ってはいますし、中にはそんな作中の描写を「単なる懐古趣味だ」と批判的に受け取る方もいらっしゃるかもしれません。  もちろんそういう意見を否定するつもりは全くありません。そしてそのシーンに対する、(知識としてしかそういう時代が存在したことを知らない)僕自身の感想を言えば、その集会のシーン全体からは、「我は我である」といった一癖ある人物たちが、何の屈託も無く自分の足場に立って自己の主張を展開し、また周囲もそんな曲者を「個人」として認め、その存在を許容しているという、何とも鷹揚な清々しさを感じました。それはまたあの印象的なカルチエラタンの個性的な住人たちが初めて紹介される一連のシーンでも感じたことでした。  こういう「楽天的な鷹揚さ」や、あるいは海と俊の爽やかな恋愛模様といった内容は、もしかしたら今のような時代に望むのは困難なものかもしれません。あるいはまた、上記一連のカルチエラタンのエピソードに代表される「屈託のない理想主義」といった内容は、実際にかつての1960年代の日本に(あるいは世界中、人類の歴史始まって以来延々と)人々から望まれ、あるいは挫折してしまった事柄かもしれません。  しかし過去に一度存在した(そして挫折してしまった)からと言って、「それを現代で望んでいけない」という決りは無いと思います。そして何より、過去に材を取ろうが、挫折をしていようが、「何かを望み、実現する」という様子を、どんな形であれ映像化し、またそれを目の当たりにするのは、いつの時代も変わらず心地よく、また感動的なのではないかと思います。  「自分自身宮崎駿作品のファンだった」と公言する吾朗監督だけに、端々に過去の宮崎駿作品へのオマージュと見られるシーンがありますが、そんなシーンの存在と、高校生の青春映画としての体裁、そしてスムーズな物語展開といった要素が相まって、僕はまるで一編のファンタジーを楽しむかのように、この別時代(別世界)の爽快な物語を楽しみました。
[映画館(邦画)] 9点(2011-07-24 16:43:02)(良:1票)
3.  告白(2010) 《ネタバレ》 
大変話題になっているこの状況であり、ずっと気になっていた作品だったのですが、そろそろ上映館も少なくなってくる頃かもしれないと思い、劇場で見るなら今しかないと思い定めて、この前見てみました。ちなみに原作未読、中島監督の作品を見るのもこれが初めてです。  結論から言うと、最終的にはそれなりに楽しめたと思います。ただし個人的には、「かなり無茶苦茶なフィルターを通して」という感じでないと(これは映画が無茶苦茶だから再構成しなければならない、という意味ではなく、あくまで自分自身の感じ方の事を言いたいのですが)この作品を受け入れられなかった、といった所です。  例えば少年Aの言ってることが「旧作エヴァンゲリオンのエピゴーネン」と言うか、旧作エヴァの「トラウマに支配される少年少女」といった構図を無批判に受け売りしているようにしか見えず、あまり良い印象を持ちませんでした。  しかし見ている途中から、不思議なことにだんだん映画で展開されている陰惨な出来事から、現実味が薄れていくように感じられてきました。これは決して批判的に言っているのではなく、作中の出来事を「映画の中だけの特殊な現象」という形で幻想的に封じ込めている、という印象を持ちました。その結果、少年少女の「悪意」やあの先生の「復讐心」は(その純度の高さゆえに)現実離れした非常に抽象的な物のように感じられ、劇中の事件は前述のような「動機(と映像表現)のエキセントリック度合い」により、たとえて言うなら『スターウォーズ』の空戦シーンやライトセイバーの決闘シーンといったもののように感じられました。「個人的に無茶苦茶なフィルターを通している」と言いたかったのはこの部分です。  言ってみれば「エキセントリックに徹して妙な現実味をそぎ落とすことによって、『復讐心や悪意』を娯楽映画の素材として上手く使用している」という風に見えたのです。そして個人的にはその点に、中島監督の「バランス感覚」と言うか「大人の感覚」といったものを感じます。  個人的には作中人物たちの心情に寄り添った上で捉えたこれ見よがしの「悪意」や「復讐心」、それと主に少年AおよびBの「悪意」の幼さに本気で付き合うような事をしたくないのですが、その「映画的表現によって純化された形でのそれらの感情の発露」に関しては、変な言い方ですが大変爽快な気持ちで見ていたような気がします。  
[映画館(邦画)] 7点(2010-08-02 23:39:59)(良:1票)
4.  ゴジラ(1954)
「ゴジラシリーズの中にあってこの第一作だけは別格」というのは、周りの評判で聞いたことがあったので楽しみにしていたのですが、たしかにこれは凄い映画ですね。原爆や戦争といったものへの重いメッセージが感じられる気がします。単なる悪者と言い切れないゴジラの存在が圧倒的です。その他、何か陰を感じさせる芹沢博士の人物造形が印象的でした。
8点(2003-10-18 14:02:09)
5.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
はっきり言って僕はこの映画の精神的・思想的な面は理解していません。全く雰囲気の濃厚さだけで楽しんでしまいました(それとあの重厚な映像表現も)。このコメントと点数は百パーセント僕の独断と偏見です。どうか気にしないで下さい。
8点(2002-06-06 01:39:16)
6.  ゴッドファーザー PART Ⅲ
個人的には、シリーズの中ではこのPART3が一番面白かったです。オペラシーンでは、本当に緊張しました。2日かけてPART1から3までぶっ続けで見ましたが、今では正解だったと思っています。
8点(2002-03-28 00:43:57)
7.  ゴッドファーザー PART Ⅱ
ビトの人生とマイケルの人生を交互には参りました。マイケルの悲哀がひしひしと伝わってきました。なお余談ですが、僕はしばらく、一体どこでロバート・デ・ニーロが出ているのか気が付きませんでした。ビト役の俳優の存在感はひしひしと伝わってきたので、「すごい俳優だな。イタリアの俳優を起用しているのかな?」と思ったのですが、一本目のビデオが終わる辺りでやっと気が付きました。存在感があるわけですね。
8点(2002-03-28 00:33:38)
8.  ゴッドファーザー
実はかなりドンパチがあるのかなと思っていたのですが、良い意味でその期待は裏切られました。何かと味わい深い映画で良かったです。
8点(2002-03-28 00:26:33)
9.  GODZILLA ゴジラ(1998)
昔は結構熱心な本家ゴジラ映画のファンだったので、この映画を見終わった後に全く腹が立たなかった時は我ながらちょっと不思議でした。結構映画を楽しんだことがその原因かもしれません。僕は面白く見ました。巷で不評のあのGODZILLAの造形は、確かに日本のゴジラの体形とはかけ離れているにせよ、それ程気になりませんでした。CGの使い方も、僕が見た限りではかなり上手いように見えました(基本的に僕はCGは好きではないのですが、この映画のCG使用部分は全く気になりませんでした)。女性主人公の行動には幾つか「?」を付けたい所もあったのですが、全体的には決して悪い映画ではないというのが僕の印象です。あと、GODZILLAの泣き声の一部には、確かに本家ゴジラの泣き声が使われていて、ちょっと感激しました。
6点(2002-03-06 22:38:12)
10.  恋する惑星
良い意味でわかりやすい映画だと思います。とにかく良かった。フェイ・ウォンも可愛かったし、映像も洒落ていて見ているだけで楽しめました。この映画を見た後、夜の香港を歩いてみたいと思いました。
8点(2002-02-24 20:13:17)
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