1. コンタクト
哲学と宗教を交えただけでSF映画がこんなにも変わるということに驚いた。ラストはやや陳腐なものであったが、それでも深みのあるテーマはしっかりと心に焼き付いた。また不評の北海道のシーンについては、全く気にならず。きちんとした日本を描いてほしいのはやまやまだが、我々日本人自体がいまだに外国の描写をいい加減にしている。これではハリウッドに対して文句は言えない。 7点(2003-11-26 19:52:19) |
2. コン・エアー
緊張感が全くないアクション大作。ブラッカイマーとしては『ザ・ロック』の夢よ再び、といった思いだったのだろうが、くせ者を揃えた囚人たちに無駄なキャラクターをつけすぎだらけているは、ウエストの演出は一瞬の楽しさばかり求め全体をコントロールできていないはで、惨憺たる出来となってしまった。これだからアクション映画は不当に見下されてしまうんだよ・・・。 3点(2003-11-26 19:39:53) |
3. 殺しのドレス
《ネタバレ》 う~ん・・・個人的にはこれはパクリではないと考える。そもそもパクリというのは盗作であり、盗む以上は誰にもばれないようにするもの。ここまであからさまに、しかもかなりの有名作品を引用しているのは、盗作とは言えない。『サイコ』にインスピレーションを得たデ・パルマが綴った、偉大なるヒッチコッチへのラブレターと考えたい。エッジの効いた編集は本家をもしのぐ迫力でいい。 8点(2003-11-26 18:46:55) |
4. 殺したい女
《ネタバレ》 妻が誘拐されほくそ笑む夫。実に面白いシチュエーション。主演二人の怪演は破壊力充分。ヘレン・スレーター(だっけ?)演じる犯人もかわいらしく、相当なブラックコメディなのに何の迷いもなくばか笑いできる。やっぱりザッカーは上手いね、本当。 8点(2003-11-26 18:38:23) |
5. コミック雑誌なんかいらない!
子供のころなんとなくしかわかっていなかった事件ばかりなので、入り込めない部分も多いが、現実とフィクションの境界線を狙った高速変化球(どっちやねん?!)といった感じでなかなか面白い。しかし、監督が一色作品や『陰陽師』の滝田監督とは知らなかった。なかなか幅広い監督だなぁ。 7点(2003-11-26 18:30:25) |
6. コマンドー
レビューするといってもただただ破壊し、殺しまくる映画だしね。確かにシュワの原点かもしれないな、これは。でも、やっぱりここまで何も中身がないとちょっと物足りなさを感じるのも事実。まぁ、アリッサ・ミラノがとってもかわいかったので不満はないことにしよう。 6点(2003-11-26 18:23:03) |
7. コブラ
とにかくスタローンがかっこいい!・・・ポスターは(笑)。まぁ、スタローン好きの俺としては、まずまず楽しめた作品には違いない。『逃げるアヒル』の映画化だったが、後に『フェアゲーム』というタイトルで再映画化された。そして、その企画段階で主演候補の筆頭に上がっていたのがスタローンだった!・・・って、同じ役者で同じ小説映画化してどうするんだって(汗)。 6点(2003-11-26 18:18:11) |
8. コピーキャット
全体的に緊迫感が不足している。現実の事件のコピーキャットというのは、脚本家にとってはなかなかおいしい発想だったと思うが、その分語り口に力を注ぐべきだったのでは。シガニー同様、ハリーも存在感に欠けあまり怖くもなく、ミスキャストだったと個人的には思う。そして、大プッシュのあったダーモット君は・・・ごめん、やっぱり覚えてない!(笑) 4点(2003-11-26 18:11:52) |
9. GONIN
石井隆監督のつむぎだす映像美にほれまくっている俺。豪華キャストをそろえたメジャー作ということで当然期待値が高くなっていた。しかし、ちょっと欲張りすぎたかなというのが正直なところ。もう少しキャストの格を落として、みなに気をつかわなくてもいいような状況だったならば、本来の石井作品にある死と官能のせめぎあいがもっと伝わってきたかもしれない。 7点(2003-11-26 18:04:10) |
10. コナン・ザ・グレート
演技ができないと感じているシュワの数少ないはまり役。英雄としての貫禄があり、エネルギッシュでよい。しかし、作品全体を観るとあらだらけで、今ひとつノレないというのが正直なところ。とはいえ、日曜の夜にチャンネルを合わせたら観てしまったという状況なら充分楽しめる仕上がりといえるだろう。 6点(2003-11-26 18:00:20) |
11. コップランド
興味深い設定だが、プロットが練られていない。それは、脇に豪華なキャストをそろえたため、皆に気を遣いすぎて焦点が絞れていないのも要因の一つだろう。問題のスタローンは世間で言われるほど演技ができない役者ではない。しかし、本作のテーマを完全に表現できるほどの演技巧者ではないのも事実。耳が聞こえない状態で乗り込むクライマックスは素晴らしかったが、そこへ至るまでの苦悩はあまり感じられなかった。惜しい! 5点(2003-11-26 17:54:12) |
12. ゴッドファーザー PART Ⅲ
貫禄不足のA・ガルシア、演技力以前のS・コッポラ・・・前2作と比べれば不満は多い。しかし、マイケルの最期は切なく、美しい。壮大な大河ドラマの完結篇としてしっかりと役割は果たしている。それにしても・・・スタローンの監督・主演で3の制作が準備されていたが、スライ好きの俺でもやらなくてよかったと思っている(笑)。 8点(2003-11-26 17:44:37) |
13. ゴッドファーザー PART Ⅱ
評判がよかったもののマイケルが暗黒世界に足を踏み入れたことでもう完結していると感じていて、どうも観る気がおきなかった。しかし、このような手法でくるとは! デニーロの物真似では収まらない深みのある演技に寒気を感じた。この作品によって、『ゴッドファーザー』は歴史となった! 10点(2003-11-26 17:39:52) |
14. ゴッドファーザー
設定に説得力を持たせたブランドの圧倒的な存在感。運命に翻弄され父の後を継ぐことになるパチーノの苦悩漂う演技。カザール、カーンなどのキャラクターも出色。暗黒社会を舞台にしているにも関わらずゴージャスでありながら、感情移入をせざるをえない普遍的な物語。コッポラに感謝。 10点(2003-11-26 17:33:37)(良:1票) |
15. ゴッド・アンド・モンスター
作品を味わえば、タイトルの真意は良く伝わってくる。しかし、タイトルに惹かれて観た場合は肩すかしを喰らうのではないだろうか。そう考えると、このタイトルは失敗のような気がする。出来としては、マッケランの苦悩が痛いほど伝わり、ラストは切なくなる。プロットにも迷いがなく、運びが自然でよい。 7点(2003-11-26 17:26:47) |
16. ゴッド・アーミー/悪の天使
《ネタバレ》 ご贔屓役者ウォーケンとストルツの共演ということで期待値が高すぎたか、可もなく不可もなくといった印象。中盤からプロットの運びによれがあるのが気になる。とはいえ、ウォーケンの怪演には満足。ストルツは・・・あの最期はないよなぁ・・・。 5点(2003-11-26 17:21:16) |
17. こちらブルームーン探偵社<TVM>
おばちゃんさんのおっしゃる通り。シリーズものなので、評価方法もむずかしいし。このシリーズは当たりはずれが大きかった印象がある。とはいえ、しゃれた雰囲気に内輪ネタたっぷりで全体としては7点はあげられる出来。って・・・レビューしてしまった^^;。 7点(2003-11-26 17:18:08) |
18. ゴジラVSビオランテ
《ネタバレ》 一時期カルト宗教信者だった我が輩は閣下が布教活動をされるという理由で本作に馳せ参じた。受付で学生証を見せるとなぜかお布施をまけてもらえて御利益が減るかもなどと思ったが、そのまま甘えて中へ。待ちに待った閣下の説法に子供たちが笑っているのが不愉快だったが、最後まで観賞。ビオランテの最期に沢口靖子が重なり、我が輩も悟りの境地に達することができたと喜んだ次第であった。ムハハハハハハハ! 6点(2003-11-26 16:56:46) |
19. GODZILLA ゴジラ(1998)
《ネタバレ》 東宝ゴジラと造型が違うというのは個人的には構わないと思うのだが、中途半端にGODZILLAを生物として扱っているのが気になる。ならば平成『ガメラ』のようにしっかりとリアリティをもたせてくれないと。また、登場人物達の設定・言動もいい加減で何をしたいのかわからない。『ジュラシックパーク』もどきのミニラ(?)大量発生も空回り。 1点(2003-11-26 16:47:01) |
20. 心の旅
みなさんのレビューを読んでいるとなかなか好評ですねぇ。でも、なぜか全くシーンが思い出せないんだよなぁ、これは。元々あまりハリソンが好きではないこともあるのだが、こういった人間ドラマをやるほどの演技力はないと当時感じたように思う。スターとしての輝きのある人なのだから、それを殺す必要もないと思うのだが・・・。(ファンのみなさん、すみません) 5点(2003-11-26 16:39:57) |