5. 皇帝ペンギン
皇帝ペンギン。その立ち姿は「できるかな」のゴンタくん似。ゴンタくんの行列。ゴンタくんの行進。ゴンタくんの集団越冬。かわいいうえに面白い。笑いたい。あ、コケた。笑いたい!笑って観たいのにナレーションは「笑う映画じゃない。感動しなさい」のゴリ押しに聞こえる。「観かた」を限定するドキュメンタリーは正直あまり好きではない。もっと自由に感じさせてほしい。と思っていたら、さらにセリフまで。子ペンギンが「パパ必ず帰ってきてね、待ってるよ」、父ペンギンが「息子よ、強く生きろ!」(正確には覚えてないがそんなかんじ)そんなことまで親切に説明してくれなくても、旅立つ父を見て子ペンギンがピィと泣くだけでジーンと来るのに。いや、むしろ、言葉がないからこそ感動するんじゃないか、動物ドキュメンタリーって。アフレコなんかされたひにゃ、感動を押し付けられた気分だ。自由に感じさせてほしかった。一緒に観た友人はナレーションについて「子供向けに親切にやってんじゃない?」と言っていたが、子供にこそ、ひとりひとりそれぞれ自由に素直に感じてほしい。 [映画館(吹替)] 4点(2005-08-31 18:05:30)(良:1票) |