1. ゴーン・ガール
男女ともに芯がなく、 フラフラとした結婚、そしてその生活。 結婚前の洒落た言葉が演出過剰のように思える。 こんな夫婦にそんなやりとりが出来る訳ねぇだろうと。 夫婦にどうも感情できないから、 不思議めいたエンドの描き方もピンと来ない。 あの奥さんあって、この結末あり、 と至極当然な感じで真顔ならぬ真心で観てしまった。 とても強烈なクセが徐々に体から幽体離脱していき、 さほど棘のない人物が最後「びっくりした?」って聞いてくるような 肩透かし感が強かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-15 19:35:15) |
2. ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
モンスター・ゼロ という命名がいかにも「強敵を創り出す」 信念を感じるが ゴジラはゴジラであり、 モスラはモスラであり、その関係はらしく描かれている。 という点で良い評価。 ゴジラのために核をケン・ワタナベが持ち込むところは悪い評価。 といったところで。 怪獣同士の戦いが割と少なめなのが不満でございます。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-01-12 22:10:26) |
3. 拷問男
私はこの映画が好きだ。 当たり前、狂ったように悲しみ 壊れたように怒り、無になる。 その結果も人間である。 責めたとして誰が幸せになるわけではない。 真実は、人を救わない。 白昼夢に出てくる娘は 良心とか悪夢とかといった類ではない。 ただ一人の娘である。 心をかきむしられる、この映画が好きです。 [インターネット(字幕)] 9点(2021-12-26 00:50:32) |
4. コンテイジョン
リアリティ、でいうと CDCメンバが羅漢・ワクチンを巡っての誘拐暴動 などなかなか。 エンタメでいうと、 特に思いつかない。DAY ○ ○ は無情さを表現しようとしているが、 本当に無情で、希望があるとすれば出来レース8割の優先順ワクチン接種しかない。 どうもエンタメ要素が抜けると、リアリティに求めるものも高くなってしまうのか、 終わりがきたときが信じられなかった。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-12-08 23:28:35) |
5. この世界の片隅に(2016)
純朴な色使いがリアルな日常をよく表現している。 (原爆投下時でない)空爆の描写も、 悲惨な現実というよりは、淡々と現実を壊していく様子が心へズキンとうったえてくる。 平凡な幸せ、というのがこの令和の時代と比べると違う形なのかもしれないが、 どことなく、懸命に生きる姿がむしろ、現代の私にとって正に幸せを掴もうとしているように見える。 コトリンゴさんの曲は美しく、繊細で脆く響く。 誰が、どこが、一概に悪いと言っているのではなく、 人の感情が生まれて、合わさって、 そうして遠いところに生まれた形の無い悪が、 一瞬の閃光で生まれた場所を破壊する。 感情移入してポロポロと泣くでなく、 行き場のない感情が溢れて、泣いてしまった。 [インターネット(邦画)] 10点(2019-12-16 23:48:20) |
6. コラテラル
《ネタバレ》 のっけからクールなタクシー運ちゃんが出てきたと思ったのに、 巻き込まれてワタワタとし始めてクールな印象もどこへやら。 そうかと思えば、依頼主の前で絶妙に微妙な啖呵を切ってみたり、 格好良さがいつのまにか、巻き込まれ人としての悲哀さへと変わっていく。 アクションらしいアクションはない、 サスペンスらしいサスペンスもない。 主人公2人のキャラクタはたっており、魅力的に思うが、 アクションやサスペンスのドラマ性が希薄のために、 ヴィンセントが死ぬシーンにもいまいち思い入れが沸かなかった。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-02-19 12:06:58) |
7. コクリコ坂から
《ネタバレ》 主人公はカルチェラタンでもメルでも風間でもなく、船乗りの盟友に思えた。 松崎、立花の息子、娘に会えたという、 会えた二人が立派に成長していたという、 そのためだけにカルチェラタンを綺麗にして、理事長を説得し、そしてエスケープしたのだ。 育つ過程を示す大半の映像の重みを終盤の再開に注いだと思えば、 まぁまぁ感動できる。 [地上波(邦画)] 5点(2017-02-03 21:36:36)(良:1票) |
8. コン・エアー
《ネタバレ》 シンプルにドーン!な場面ばかり。すごくクセのある囚人ばかりが揃った割には、突飛な行動があまりなかったなぁ。戦闘シーンはカメラワークが激しすぎて何が起きてるか分かりにくく、爽快感もかんじられず。サイラスはとりあえず刺されて殴られて感電して圧死したというポップな流れだけはよく分かりました。 [地上波(吹替)] 4点(2017-01-09 08:44:45) |
9. コレクター(2012)
ありきたりなドラマを見ているなぁ、という感想。 変態が女の子を監禁、そんな事件の被害者になるのが刑事の娘、 という王道というのも不謹慎ではないかと思いますが、王道ストーリー。 監禁される娘たちが、犯人とイヤイヤ過ごすうちに好きのうち、と なっているのはお決まりだが、 主人公刑事の娘はまったくそんなことにならないのが、 逆に興ざめであったり。 ラスト10分のフラッシュバックは、実にSAWを想起させるつくり。 続編をつくりたいの? でも全く違った形の続編にしなきゃですよ。 序盤、その犯人の変態と追う刑事の顔が少し似ているなと思ってしまったのは 我ながら運のツキだったように思う。 [DVD(字幕)] 4点(2014-08-31 19:44:17) |