1. 伊賀忍法帖
前年の「魔界転生」に続く東映+角川の山田風太郎第二弾ですが,前作の荒唐無稽がすっかりなりをひそめ,すっかり並の忍者活劇になってしまったような気がしましたね。このころデビューしたばかりの真田広之を,しきりとプッシュしていたのがありありとわかります(他に「燃える勇者」なんてのもあった)。また,角川三人娘の一人としてデビューした渡辺典子ですが,この後「いつか誰かが殺される」だかに出たっきり,ブレイクしませんでした。一番まっとうな容貌だっただけに,個人的には残念です。今は,結婚されて幸せなご家庭を築かれたようで,全く慶賀に堪えません。私の周りのひろ子ファン,知世ファンには誹られていましたが,最終的に笑った者の勝ちです・・・って関係ないか(笑)。伝奇小説の大家として数々の作品を世に送った山田風太郎の映像化作品が,これで打ち切りになったのは残念でなりません。もっとも,角川としてはこの後は片岡義男,そして赤川次郎の作品を映像化していくわけですけど・・・。 4点(2003-02-16 20:59:14) |
2. いまを生きる
個人的に,ロビン・ウィリアムスの饒舌すぎるマシンガントークは決して嫌いではありません。「ミセス・ダウト」や「ジュマンジー」など,彼の魅力を堪能してきたし,「フック」も悪くはなかった。だから,大いに期待して見ました。しかし,しかし,もっともっと破天荒な教師像を勝手に想像して期待した私が悪いのですが,割と理屈っぽいキャラクターだったので,少々退屈でした。若者たちが詩を味わうために洞窟(だったっけ?)に集ったり,ウィリアムスが夢中て゛フットボールに興じる場面等,見所は有るのですが,何か散漫な印象が拭いきれず,今一感情移入できずに終わった感があります。ロビンのベストは,今のところ「パッチ・アダムス(そう言や,ご本人が来日して,テレビに出ていました)」と「聖なる嘘つき」かな・・・・・。次は「グッドラック・サイゴン」を見ようと思います。 7点(2001-10-26 19:47:04) |
3. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
さすがに3作目ともなるともはや・・・って感じか。ショーン・コネリーとハリソン・フォードの親子ってのも奇妙だが,親子でやってることがあまり変わらないのも妙に笑える。ま,1作目「失われた聖櫃」で感じたときめきは遠い昔か・・・。 7点(2001-09-15 18:37:46) |
4. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
始まりのバラマウントフィルムの山の絵と銅鑼の模様をバースを効かせてダブらせたり,デューセンバーグを走らせる少年の足元が上げ底だったり等々,細部にこだわりが感じられる如何にもスビルバーグといった作品。前作以上に異国趣味満載でスピーディなアクションもはまっていて飽きない。思えば,このころがもしかするとスピルバーグの全盛なのかも。この後「最後の聖戦」と「太陽の帝国」だから・・・。 8点(2001-09-15 18:31:01) |