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K&Kさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  伊豆の踊子(1963) 《ネタバレ》 
しばらく前に百恵ちゃん版を観ている。なのでいきなり現代パートから始まるのに驚いたけど、モノクロ現代からカラーの回想に繋がるところは、単純に綺麗だなぁって思えた。 当時、吉永小百合は17歳くらいだろうか?整った顔立ちに大人っぽさを感じさせつつ、彼女の内面の“まだ子供っぽさ”を表現するんだけど、囲碁勝負だと思ったら五目並べだったところとかとても可愛く、お座敷で踊る大人びた表情はとても綺麗だった。 全裸の薫が外湯で無邪気に手を振るシーンは、きっとこの映画で無くてはならないシーンだろう。うん、よく観えない。万が一にも本人の体当たり演技だったら驚くけど、まさかね。でもビデオもない当時だと、このシーン観たさに劇場に通うお父さんたちも多かったのかもしれない。文豪・川端康成の映画だもの、何回観たって、良いのさ。  舞台になったのは湯ヶ島温泉というのか。'63年当時はまだあんな古い温泉宿が現存していたのかな?ぜひ行ってみたい。 原作未読で、主人公の川崎が抱える“孤児意識”というものは、いまいち解らなかった。でも旅芸人たちが身分の卑しいものとして、遠巻きに距離を置かれる存在な点の理不尽さ、薫の将来を暗示させるような温泉街の女たち。死の床についている17歳が、死の直前に客の相手をさせられるのは、今の時代の人間として恐ろしいものを感じる。ホンの100年前の日本の話だ。 活動を観に行けない時に延々と続くお経が、川崎に対する憧れと、身分による違い、持って生まれた薫の運命を受け入れる分岐点としてとても印象深い演出。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-10-11 09:14:45)(良:1票)
22.  いつでも夢を(1963) 《ネタバレ》 
'60年代の夢と希望に溢れた映画。今でも良く流れる流行歌と、笑顔で自転車に乗る吉永小百合が綺麗。 時期の関係もあるけど、地面も植物も建物も灰色、茶色。明灰白色。草木の緑や空の青さより、結構グレー単色なモノに囲まれた時代だったんだなぁ。でも、あの映像に生きる人はみんな元気そうだ。 こち亀で見た“千住のお化け煙突”も健在。映画の翌年解体されたそうだから、煙突が何回も出るこの映画は、煙突マニアにはたまらないかも。  吉永小百合と浜田光夫が出ていて笑っていればそれで満足なんだけど、橋幸夫まで出てきて歌まで歌う。ミュージカルでもないんだけど、“さぁここからは歌のパートですよ”って感じに思いっきり歌う様子を見ると、キューポラのような社会派の映画と比べて、より娯楽性の高い作品に思える。 理不尽な理由で一流商社を落とされる勝利の落ち込みよう。だったら定時制高校に新採募集の案内出すなよなぁ…はぁ。でもそこから、与えられた環境で、工員として前向きに働く勝利。せっかくの才能が勿体無いーとか、今までの努力がーとか、今の目線で思うところは多々ある。ほとんど出番のない松原智恵子(秋子)もそう。頑張って働いて、体壊して諦めて。 『未来の夢を追い掛けるより、明日のために、今日働こう』そんなメッセージに思えた。いつでも夢を。か。 『青空を待っている人は大勢いるんだ、みんなの心一つで青空はきっとやってくる。』そうだよなぁ。自分の考えようなんだよなぁ。(※このシーンの空を見上げる吉永小百合の可愛いこと。)  木村家。戦中生まれの兄勝利と、戦後生まれの弟和平ってのも単純で解りやすいネーミング。 お父さんが和平連れて行った中華屋の、ぬるそうな中華そば美味しそう。留次が勝利を連れて行く居酒屋の煮物うまそう。 この時代の密度、この時代の空気感は今の時代では創れないわ。 みんな笑顔で『いつでも夢を』心に抱えて、今日を一生懸命生きた時代の映画。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-10-08 11:37:44)
23.  異人たちとの夏 《ネタバレ》 
片岡鶴太郎の演技力がとても評価されてた記憶がある。コメディアンが映画に主演して、真面目な演技をして評価されるって、当時としては珍しいことだったと思う。そんな人、北野武くらいじゃないかな?テレビで初めて観て、なるほど納得。見事に“英雄のお父さん”を演じていた。 本作が大林宣彦監督作品だって忘れてた。若者の青春映画の監督ってイメージだったから、こんな大人のメルヘンファンタジーを撮っていたことに驚いた。当時の私は知って観てたのかな。ホント忘れてた。  画面から伝わる夏の暑さ。浅草の異世界感。「暑いから脱げ」ってセリフがホント両親っぽい。もう40歳になる英雄を子ども扱い。この両親、自分たちは既に死んでいることを自覚しているけど、どういう仕組みで現世に戻ったとか、よく解ってないんだろうな。英雄と再会した喜びとか、涙とかは無く、出会いから日常生活から、スッと自然に取り入れていくところが、本当に不思議な世界を観ているような気持ちにさせてくれる。 英雄と房子がアイスのカップを取るシーン(いやこの場面も、裕福な家庭でないのにそんな物があるのが、なんか実家っぽい)。英雄も私たちもドキッとしてしまうけど、落ち着いてる房子のギャップが面白い。下手したら年下のお母さんだけど、子供の母親は何歳でも母親なんだな。 そんなお母さんが趣味でラジコンカー(本格的なのでなく子供のオモチャのヤツ)で遊んでるなんて可愛い設定、どっから思いつくんだろ?凄いよ大林監督。 すき焼き屋の別れは涙が溢れてくる。時間が来たら消えてしまうことは理解している両親。それも子供の為と受け入れているところ。両親に食べてほしい英雄と、子供に食べてほしい両親のお互いの思いやりが何とも切ない。  桂の正体。「バカな、今は空き室ですよ!」慌てる間宮と管理人に、当時はゾ~~~ッとしたわ。怖かった。その後のホラー描写はやり過ぎ感があって、なんか、今までの感動や余韻を台無しにされた感があったなぁ、やっぱり。 でも今観ると、案外悪くない結末なんだよね。身体フワーリ、ベッドグルグルー、血がドバー。は、当時の流行りだろうか、やりすぎだと思うけど、気がついたら地縛霊になってた桂は、彼女なりに、自分が原因とも知らずに、英雄の身を案じてたと解釈すると、それはそれで切ない。
[地上波(邦画)] 8点(2022-07-11 00:19:29)
24.  犬神家の一族(2006) 《ネタバレ》 
You Tubeで犬神家の短い動画を見たのがキッカケで、アマゾンでDVD買ったんですよ。中古の安いので良いやって。届いたのがこれ。 しばらく観て、岸部一徳って容姿が変わらないなぁなんて思ってたら、松嶋菜々子が出てきたんで???ってなって… 同じ監督、同じ主演でこんなセルフリメイクがあったなんて知らなかった。アマゾンも'76年版と'06年版を同じコーナーに一緒にしたら駄目だよ。  間違い探しレベルに同じ展開をなぞる本作。2作品を見比べると、那須の街の本通りを金田一と古舘が歩く屋根上から見下ろす画なんて、どこかの裏庭だろうか、本通りには見えない。そこまで無理して再現するか?ってくらい似せて作ってる。 '76年版ではセリフのなかった間、いわゆる行間に、「え?」とか「あぁ!」とか、いちいち感情を表すセリフを入れて、見てる側にわかり易く作られてるのかな。そのせいか前作にあったピリッとした空気感までが薄まったような。珠代役の松嶋菜々子からは島田陽子にあった緊張感が感じられない。画面によっては含み笑いをしているようにも見えて、“犬神家の面々より珠代のほうが強いんじゃないか?”って印象。 勝手な想像だけど、'76年の現場って今よりもっとピリピリしていて、島田陽子も先輩大女優に気を使って、それが映画に上手く作用したんじゃないだろうか?それが今は上下関係も昔ほど厳しくなく、みんなフレンドリーな環境で、松嶋菜々子も他の先輩諸氏と対等か、下手したらそれ以上な待遇で撮影されたんじゃないだろうか?残念だけど前作に勝る部分が見つからず、これは全てにおいて前作の劣化コピーと言える。  ウィキを読むと、どうもこれは市川監督が創りたかった企画・内容じゃなかったように思える。90歳にもなる市川監督が本作を意欲的に撮るとしたら、金田一は'96年の八つ墓村と同じトヨエツか、別な若い男優を立てても良かったと思う。昔のままのシナリオで手を加えることすら出来ないなら、もういっそ、自分の好きなお世話になった人を集めて、同窓会的に楽しく撮ろうじゃないかって、開き直りがあったのかもしれない。 監督や俳優が映画人生の末期に、自己満足と揶揄される作品を作ることがある(と思う)。宮崎駿の風立ちぬ、高倉健の鉄道員のように。それは観方を変えれば遺言であったり、身内へのメッセージやお礼であったりで、決して万人の観客を喜ばせる新しいものや意欲的なものではない。自身の最後になるかもしれない自身のための作品。市川崑は'06年犬神家の一族がそれなんだろう。巨匠最後のワガママ。市川監督がかつての仲間たちとワイワイ楽しく撮影できていたなら、それでもう充分じゃないかな。  ヨキ・コト・キクについて、菊も琴も凶器じゃないのにどうして最後、斧(ヨキ)だけ凶器だったのか?キクの時は花鋏だし、コトの時は帯紐が凶器だった。そもそも斧は発見されてないから凶器と断定できないって思ったけど、実は凶器は何でもよくて、スケキヨを逆さにしてヨキケス、下半身だけ湖から出して“ヨキ”にしてたのね。
[DVD(邦画)] 4点(2021-09-23 16:53:20)(良:2票)
25.  犬神家の一族(1976) 《ネタバレ》 
推理物としてみると伏線とかヒントもなく、かと言って意外性もなく“あぁそうだろうな”って結末。ホラーとしてみるとペンキのような真っ赤な血のりと人形丸出しの死体でショボい。でも、恐い。幼少期の記憶が、この映画を“恐いもの”としてインプットしているんだろうけど、私はこの映画をサスペンスでもホラーでもミステリーでもなく“怪談話”として観ていたんだと思う。  幼少期の夏まつり会場。公園に掛かる橋のたもと。しだれ柳の下に片足のない軍服を着た兵隊が居た。夜だからロウソクを灯して、軍帽を被って下を向き続ける日本兵。足元に小銭の入った空き缶…オバケを見たとかでなくホントの話。'70年代後半に傷痍軍人…の偽物だったらしいけど、怖かったなぁ。そんな時代の子供だから、終戦直後を舞台としたこの映画の出す空気は、四谷怪談とか武士が出てくる大昔の怪談話でなく、いまの私の時代に繋がる身近な怪談話に感じらて、恐くて恐くてマトモに観てはいられなかったっけ。  そんな記憶から、ビビリの私が再視聴したのはごく最近。キッカケはYou Tubeで短い動画を見たんだけど、テーマソングが私の古い記憶をグルングルンと呼び覚ました。そしてデカデカと映される明朝体。あぁ、エヴァはここから…。これは、買うしか無いとDVDを購入。黒い床、重たい壁、綺麗だけど年季の入った襖。寂しい廊下の電気。重苦しい空気を醸し出す和洋折衷の犬神家の屋敷。街の風景と併せて映像の美しさが際立つ。石坂=金田一のフケ、探偵の経費。加藤=警部の粉薬、よし解った!。金田一の乗る車の運転の荒さといったお約束。そして女中役の坂口良子はいちいち可愛くて一服の清涼剤。佐清のあまりに立ったキャラクター。ゴムマスク恐い、焼け焦げた顔も恐い。マスクを被ったあとの口をモゴモゴ動かすのも恐い。湖から伸びる両足のインパクト。これほどの映像美を感じさせる死体の画は右に並ぶものがない。  製薬会社の裏でケシの栽培をして、軍と結びついて一代で財を築いた佐兵衛。これが最大の秘密でなく、地元の知ってる人は知っている暗黙の事実だったこと。犬神家の佐清、佐武、佐智、小夜子。愛人の子・静馬。そして珠世。犬神の屋敷の中で繰り広げられる男女関係。みんな犬神佐兵衛の血を引く子と孫なこと…なんて気持ち悪い内情だろう。 今まで表沙汰にならなかった財閥の内側が、相続で起こった醜い争いとともに、次々と白日のもとに曝されていく。出征が巻き起こした混乱と、今までの閉鎖的な習慣をぶち壊した敗戦。戦争が暴き出したドロドロした系譜の内側と、そこに繰り広げられる人間模様が、オバケなんかよりずっと恐ろしい。
[地上波(邦画)] 9点(2021-09-20 15:43:39)
26.  硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 
終戦の日。ということで鑑賞。 父親からの星条旗が思ったほどピンとこなかったため、劇場には行かなかったことを後悔してしまった。 アメリカ映画のスケールで、日本側の視点から極力中立に、丁寧に描かれた戦争映画。 ここまで違和感のない日本の文化と考え方を表現した映画を、アメリカが作ったことが驚く。夜中に国旗を掲げてるとか、あれ?って思う描写は少しあったけど、日本で作っていたら、きっともっと違和感を感じる、反戦メッセージの強すぎるチープな作品になっていたんじゃないかな。と思う。  廃トーチカ、朽ち果てた戦車。調査隊が洞窟を調べる現代から、戦中の硫黄島、灰色の空と土。西郷のボヤきに繋がるのが上手い。 一兵卒でさえ無意味だと思う穴掘りをさせられ、ボヤくとムチで打たれる。新しい司令官が作業を止めさせるよう命令しても、直属の上官が止め!と言うまで穴を掘る。今の日本社会もそう変わらない。 「ありゃいい司令官じゃねぇか」「メリケン好きじゃないか?」小澤や野崎との、今ならLINEなんかでするような普通の人の会話から、彼らと今の私達との距離をグッと縮めてくれる。 敵と撃ち合う事もなく、ひたすら戦場を駆け回る西郷の目を通してみる硫黄島の戦い。撤退命令に背き集団自決を選ぶ指揮官と、従うしかない一兵卒たちの現場の空気。私があの場に居たらと思うと、恐怖以外の何物でもない。 地雷を胸に体当たりを敢行する伊藤大尉。死ぬことが出来ず一晩以上放置され、軍人としての誇りも無くなり、孤独な自分と向き合うと、やはり死が怖くなる。助かりたい一心で士官の軍服まで脱ぐ、人間の弱さが生々しい。 負けて諦めて自決して。無能な士官ばかりでなく、バロン西のように人望のある士官も、活躍しすぎない適度なバランスで描かれる。 鬼畜米英と教えられた敵兵の母の手紙。日本兵もアメリカ兵も家族の思いは変わらず、また当時の彼らと今の私たちの思いも変わらない。 西郷が燃やさずに埋めて、61年後に発見された手紙。家族や子に宛てて書いた祖先たちの気持ち。 私達と変わらない普通の日本人が、あんな怖いところで書いた手紙。 生きて本土には還れない、家族には届けられないのを知っていて書いた文面の、何と穏やかなことだろう。 「ここはまだ日本か?」「はい、日本であります」 当時映画を見たあと、どこにあるかよく知らない硫黄島を地図で探した。彼ら英霊が眠る地は、今も日本の領土だ。 あんな遠い南の小さな島で、36日間も頑張ったんだ。
[地上波(字幕)] 9点(2021-08-15 17:58:08)(良:1票)
27.  IT イット “それ”が見えたら、終わり。 《ネタバレ》 
スタンドバイミーをグーニーズで味付けしたような“少年少女のひと夏の冒険もの”としてよく出来ている。 いじめられっ子達が何となく集まって、それはそれで楽しそうに夏休みを過ごす。下水道に入っていくのも冒険だけど、薬局から万引するのも冒険だ。湖の場面は特に良かった。あの高さから飛び込む勇気ないわ…目の前に下着姿の女の子が寝てたら、見るよなぁ。少年少女の夏だなぁ。 いじめっ子がナイフで傷付けるのは、ちょっとシャレにならないレベルだけど、そのやり過ぎ感があったために、マイクを助けるのにみんなで石で撃退する時はカタルシスがあった。 いきなりジョージーの腕を食い千切るとか、マイクの観る火事で扉が開かない悪夢とか、うわっ…て思えて期待感が高まった。 ペニーワイズやその他の怪現象は、凄いんだけど、怖いかと言われると…美麗なCGのせいかもしれないけど、生っぽさと言うか、自分もその場に居る。怖い。逃げたい!というライブ感が感じられなかった。 何というか、少年達に起きた怪奇現象を、安全な場所で、モニター越しに観ている感じが付きまとってしまった。つまり映画に入り込めなかったのか。歪んだ人物画が動いたら怖いだろうなって思うけど、CG映像で見ると怖さ半減。ペニーワイズが巨大化したり、大口を開けるシーンなど、映画に入り込めていたら、目を背けたくなるシーンだと思うけど、むしろ『へぇ~、口の奥の方こうなってるんだ…』みたく、恐怖の体験者ではなく視聴者(≒安全にじっくり観察する立場)に引き戻される。映画館の大画面で観ていたら違ったかもしれないけど… ビルとベンの間で揺れ動くベバリー。リッチーの下ネタジョーク。エディとママの関係。こっちのドラマパートを延々と観ていたかった。
[DVD(字幕)] 6点(2021-07-17 11:14:01)
28.  居酒屋兆治 《ネタバレ》 
何が面白いかって聞かれると、居酒屋周辺の人達の生活模様というか、ちょっとしたエピソードを集めたお話で、盛り上がりとかそういうのでなく、全体の空気感とかが合うか合わないか?かも知らん。結構好き。 旧友の岩下との絡みがとても良い。1万円貯金のシーンで英治の頭をポカリ。もうその辺からの自然な演技というかアドリブと言うか、こんな楽しそうな健さんが観られるのが嬉しい。こういうのが田中邦衛の人柄だったり、ベテラン俳優さんの力なんだろうな。と思う。 釣りのシーンでも岩下との絡みが出てくるが、酒飲んで「コレ飲んで寝るぞ~!!」って、ふだん寡黙でペコペコしてる英治が大声になるのが良い。田中邦衛凄い。きっと小林稔侍は鉄道員で、こういう健さんの友達役をやりたかったんだろうな。 相場先生を囲んでのシーンも好き。目玉焼きが3つの話。ご褒美らしいから、次の日の朝なんだろう。夫と私と子供の分で3つ?大変だなぁ…大滝秀治、高倉健、小松政夫…きっと向こうの世界で同じように楽しくやってんだろうなぁ。 造船所の社長が趣味に金を使っての独りリサイタル。シュールだな。 秋本が奥さんの代わりに金属バット抱いて寝る話は泣ける。 それを話の一部だけ聴いて扇風機のことを悪く言う河原も、良い具合に悪いやつで良い。実際にこういう人いるし。 河原に殴られて事件にしなかった英治、河原を殴って警察に捕まる英治。なんか不条理だけど、こういうことも結構あるかも。 英治の年齢がかなり高齢(50歳くらい)に見えるけど、高校野球のエースだった話をちょくちょく持ち出すなら、もう少し若い設定(30代なかば)なのかもしれない。子供も小さいし。 20年くらい前に始めて観たっけか?あの時より今回のほうが楽しめた。10年後観たらもっと楽しめるかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-08 01:24:11)
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