1. 生きてこそ
久しぶりに感動しました。乗客四十数名を乗せてアンデス山中に不時着。70日を超える極限の状況を生き抜き、ついに2人が下山に成功、最終的に16名が生還するという実話を事実に沿った形に映像化したものでした。一部に、というかそれ故に有名になった話として人肉を食べて生き伸びたという事実がありますが、あの状況の中で一体他にどんな手段があったというのでしょう。宗教的にタブーと言うことでしょうが、人は生きるために生まれてきます。生きるために他に方法がないとすれば、神もお許しになるはずと思いました。「俺が死んだら俺の肉を食って生き延びてくれ」と。人間として美しいと思いこそすれ忌まわしいとか思いません。やっぱり人間って素晴らしいんだ。生きることは何て素晴らしいんだと言うことを再確認させくれました。 10点(2003-07-31 17:44:25) |