1. インターミッション
映画は、終わり方がすべてだ。映画批評家として様々な映画を見てきた監督はやっぱりわかってるな~、と思えるのはそこだ。 温度感もクオリティもバラバラのぶつ切りのエピソード、それぞれを見ていくとたしかに細かく突っ込みどころはあるだろう。でも映画が終わった時、その時に、ああ、言いたかったのはこういうことなんだな、あなたが描きたかったことはこれなんだな、それがズンと心に響けばそれで勝ち。 そういう意味で、はい参りました。そう思える映画です。 [映画館(邦画)] 7点(2013-03-12 18:32:34) |
2. インセプション
一見難解になりそうな題材を、ここまでわかりやすくアクション主体で見せきった脚本、演出の手腕に脱帽。 そしていい映画は、必ずラストシーンがいい。 [映画館(字幕)] 9点(2010-07-26 00:44:57)(良:1票) |
3. 板尾創路の脱獄王
みなさん厳しいですね。ぼくは結構楽しめました。たしかに途中ちょっとダレるけど、非常にオーソドックスで安定した撮り方でありながら、「おれはこういうのやりたいんや」という強い意思は感じられてよかったと思います。 ラストそんな風にしなくてもとも思ったけど、そのスカされた感が頭に残る。まんまと術中にはまったわけだ。 [映画館(邦画)] 7点(2010-03-04 04:26:57) |
4. インビクタス/負けざる者たち
「機長」「わたしが責任をもつ」ぐいーーーん ←こ、これも実話なんだってぇ!? これがあるとないとでは映画全然ちがうよなあ。それにしてもこの映画……泣いた。 [映画館(字幕)] 8点(2010-02-11 19:30:50) |
5. イングロリアス・バスターズ
映画。映画。映画。どこを切っても映画。映画好きはそこにゾクゾクするんだろうなあ。こんな映画が観たかったんだなあ。こんな映画が撮れたら幸せだなあ。 [映画館(字幕)] 9点(2009-12-22 18:25:27) |
6. イルマーレ(2006)
2年後を生きる彼女と2年前を生きる彼のすれ違いの設定は面白いが、ラストはこうでないほうがよかったのでは。オリジナルはどうか知らないが。 [DVD(字幕)] 5点(2009-08-15 05:00:53) |
7. イノセンス
わざと小難しくしたような台詞はどうかと思うが、単純にアニメーション作品として楽しめた。動き、美術、音楽。そういうのを堪能できれば細かいところはどうでもいいんですよね。という人にはいいんじゃないでしょうか。前作の内容は完全に忘れているがストーリー的には前よりわかりやすくなっているんじゃないかという気がする。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-02-22 03:47:19) |
8. インベージョン
《ネタバレ》 ワクチンができて感染者はみんな助かりましたとなるんなら、あんな必死にニコール・キッドマンを救う必要ないし、逃げる必要もなかったじゃん。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-01-25 06:37:07) |
9. 1408号室
すばらしいカタルシス。やはり映画は見終わっていかにカタルシスを感じられるかが大切なのだなーと当たり前のようなことを思いつつ劇場をあとにできる一本だった。途中途中のアイデアはそれほどユニークなものでもない(あえてVFXVFXした感じを出さずアナログ感満載でお送りするこの感じには好感が持てる!)が、やはりストーリー運びの見事さはスティーヴン・キングならではというところ。エンディングはこうあってほしい…そう思った通りのエンディングが、意外でもあり、当然のようでもあり…。オチを知ってしまってももう一度見たくなる、そういう映画だった。 [映画館(字幕)] 8点(2008-12-19 00:52:20) |
10. イーグル・アイ
なんだか話が回りくどいんですよね。黒幕が、結果二人にそうさせたいんならなにもそんなやり方じゃなくてもいいわけだし。 観客をあざむくのが映画の目的そのものになっちゃってる感じがするから、ああそうですかと突き放して見てしまう。 サスペンスを感じさせるというのはそういうことではないと思う。 脚本だけでなく演出もどうでしょう?カーアクションなんかアップの多用&編集の細かさで何がどうなってるか全然わからない。だから映像のガチャガチャ具合に反して、観ているほうは覚めてしまう。 [映画館(字幕)] 3点(2008-11-06 22:30:42)(良:1票) |
11. インクレディブル・ハルク(2008)
何も考えず単純に楽しめる作品。エドワード・ノートンの繊細さが、ハルクという存在の切なさにぴったりマッチしている。ティム・ロスやウィリアム・ハートの脇を固める役者陣も渋く、ペラペラになりがちなところをグッと締めていてよかった。 [映画館(字幕)] 6点(2008-08-03 22:09:52) |
12. イースタン・プロミス
当たり前のことを言うようだが、よい映画は始まり方がよく、終わり方がよい。特にこの映画のエンディングは、まさにここで、このカットのこのタイミングで終わってほしい!と思った瞬間、暗転した。余韻がダラダラと長い映画が近頃多いと感じていたのでこの爽快感といったらなかった。 全編通して持続する緊張感もちょうどよく、また、台詞も的確で、よい脚本のお手本のような映画だった。 [映画館(字幕)] 8点(2008-07-03 00:26:52) |
13. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
今更ながらだが、スピルバーグの演出の細かな芸にはほんと舌を巻く。どのシーンをとっても素晴らしい。それを再確認するために見るという価値はあると思う。しかし…レイダースって面白かったなあ。いや、当時だからではなくレイダースは今見てもオリジナリティを感じる。しかし今作は、インディシリーズの亜流のそのまた亜流、そんな感じがしてしまう…そう言ってはいいすぎかな。 [映画館(字幕)] 7点(2008-06-28 05:45:45) |
14. 犬神家の一族(2006)
オリジナル版未見。ストーリー的にはたいしたことなかったが、いかにも市川ワールドな映像は意外と楽しめた。特に、あの年齢でこのカッティングのシャープさは!と驚く箇所がいくつもあり、編集のリズム感にここちよく身をゆだねることができた。俳優陣では富司純子が素晴らしかった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-03-12 03:30:47) |