1. THE 有頂天ホテル
三谷作品らしいゆるい笑いが続くコメディだが、これだけの個性派俳優を揃えながら、キャスティングの妙が無いキャラクター設定と、延々続く必然性の無いストーリーでは、いくらなんでもゆるすぎではないか。さらにクライマックスに近づくにつれ尻すぼみしていく様は出来の悪いネタ切れコントのようだ。グランドホテルをオマージュとした展開も各ストーリーの必然性の無さから陳腐でただの監督の自己満足に成り下がっている。いくらなんでも70年経っているのだから進歩が無いのはマズイ。日本にも内田けんじ作品のような出来の良いものがあるので比較してしまうと余計に陳腐さが際立ってしまう。 [DVD(邦画)] 4点(2012-03-09 05:41:40)(良:1票) |
2. サンキュー・スモーキング
日本では非常にタイムリーなトピック。圧倒的な権力を持つタバコ業界の暗躍を「あえて」タバコ業界側のセールスマンを主役に立ててシニカルに描いたコメディタッチの社会派ドラマ。言うなれば東電を擁護してる自称専門家がどんなご立派な理論を並び立てていようと滑稽に見えるように、あるいは国会中継の大臣の答弁がなぜか滑稽に感じるように、タバコ業界の「ご立派な反論」をププププっと楽しむ映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-03 02:31:24) |
3. ザスーラ
アイデアは良かったが最後はただのSFパニック映画になってしまい尻すぼみの印象。ただなんか舞台が宇宙なだけという感じ。同じようなストーリーでもドラえもんのほうがもっと魅せるだろう。。。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-27 23:27:44) |
4. 最‘愛’絶叫計画
このサイトの低得点のレビューに「睡魔に襲われ~云々」というのがよくあるが、睡眠不足なんてのは映画の責任ではなく自己管理の問題なので、それを見るたび「映画見る暇あったらまずちゃんと睡眠とって万全の状態で見ろよ」とツッコンでいたが、突っ込まれた方には申し訳なかったとこの場を借りてお詫びしたい。「こんな糞映画見てる暇あったら寝ろ」と自ら語りかけて来るレベルの映画というのは確かに存在したのだ。ただ俺はそれに出会っていなかっただけだった。そんな映画と初めて出会い、笑えもしない糞みたいなナンセンスギャグと襲ってくる睡魔に耐えた苦痛の1時間半。奇しくも英題はDate Movie。こんなもんデートで見に行った日には終わりである。 [DVD(字幕)] 0点(2011-06-10 16:55:05) |
5. 13デイズ
自分たちは虎視眈々とキューバを狙い、ピッグス湾事件などを引き起こし、当時も攻撃寸前だったことは棚に上げてソ連のミサイル配備をさも奇襲されたかのごとくパールハーバーに例えるとかどんだけアメリカ視点やコラ!!というツッコミが浮かんだが、別にどうでもいいやと思ったほど面白い。大統領、政府の意思決定や、外交ってのはこうやるんだ。仲良く話し合えばなんでも解決すると思ってるおめでたい某国の草食系政権はこの映画でも見て勉強すべきだろう。まあやつら左翼だからソ連が悪者のこの映画は耐えられないかもしれんけど [DVD(字幕)] 9点(2011-05-27 08:18:47) |
6. ザ・マジックアワー
特に触れられてないがこれはどう考えても『知らなすぎた男』にインスパイアされている。12人の~もそうだが、三谷はやっぱり押さえるところ押さえてるな…。大好きなプロットだが、このプロットの面白い部分は佐藤と西田の最初のやりとりの場面のような「話は噛み合ってないけど脳内補完でお互いに噛み合わす」誤解のスパイラルで話しが進む部分にあるので、後半ストーリー映画に終始したのは残念。私は前述場面での「類稀なるユーモアのセンス」という西田のセリフで爆笑したが、こういう場面がもっと多ければ更に高得点が付けられたと思う。 [DVD(邦画)] 8点(2009-05-03 16:46:36) |
7. ザ・コア
ザ・コアというか、ザコだろこんなもん・・・ [地上波(吹替)] 2点(2005-12-27 13:58:45) |