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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3887
性別 男性
年齢 53歳

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21.  ザ・チャイルド(1976)
最初に延々続く実写フィルムが、実はあまり効果を上げてないのですが。でも、怖い映画です。子供が怖いというより、子供の視線が怖いんですね。主人公がまず何かを目にして、次にカメラがそれをとらえる、という演出を多用しているので、観客の注意をひきつける緊張感があります(大して何も起らない映画ではあるのですが)。
7点(2003-06-08 14:20:21)
22.  最後の特攻隊
冒頭、この物語は宇垣中将とは無関係です、みたいな但し書きが出てきて、すでに何だか煮え切らない印象。 誰のことも悪くは描きたくない、という気持ちはわからんでもないけど、全編にわたって、いい人ばかり登場し過ぎ、キレイごとを言い過ぎかと。もちろん自由な発言が許される状況ではないのだけど、それならそれで、無念を滲ませるような描写がもう少しあってもよさそうなもの。 「建もの探訪」氏に関わるエピソードには多少、そういう要素も織り込まれてはいますが(特に母との関係)、結局、自己犠牲の美談で丸め込んでしまう。 優等生顔の梅宮辰夫、これはさすがに喋りすぎでしょう。 このテーマを映画の題材に選んだ以上、やはり腹をくくって作品を作るべきだったのでは。 戦争を題材にした作品には、もっとむせ返るようなエネルギーと怒りを感じさせるものがあって、そういう作品と比べてしまうと、やはり無難さが目立ってしまいます。 ただ、空中戦におけるミニチュア撮影のクオリティの高さは、特筆モノだと思います。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-12-19 22:57:09)
23.  ザ・ドリフターズのカモだ!!御用だ!!
ドリフ映画って、東村山音頭で志村けんさんがブレークする前に終わっちゃったので、加トちゃん中心、ということになるのですが、あと1年、シリーズが続いてたら、どんな映画になってたんだろうな、なんて思ったり。 子どもの頃、年末年始によくテレビでドリフ映画を放送してて、正直、8時だヨ全員集合とかドリフ大爆笑とかから期待するほどには面白くないな、とか思ってたんですが、逆に言えば、テレビみたいなドタバタオンリーではなくって、ちゃんと物語に仕立てている。 とは言え、本作などでも、ラストの結婚式場での騒動なんか、もはや、なぜこんなところでこんなメチャクチャやってるのか、もうワケがわかんないんですが。 それにしても、笑いには厳しいといういかりや長さんがなぜ、決して5人が5人ともが名コメディアンとは言い難いこのメンバーでドリフやってるんだろう、と思ったりもするのですが、こういう映画を観てると、確かに5人の個性がうまく分かれていて、それぞれの役にピタリとはまっている感じがして、ああ、長さんはこういうチームプレーを目指してたんだな、と改めて思います。中でも凡人の代表みたいなブーさんが、映画では意外にいい味出してたりして。 でもって、いかつい顔の長さんが、イジられてナンボ、ヒドい目にあわされてナンボ。特にこの作品では刑事役なもんで、少し銭形警部なんかも思い起こさせるものがあったり。そう、ギャグの中心を担っているのは加トちゃんのようでいて、実は長さんが周りと「ズレてる」ところにこそ、オモシロさがあったりする訳で。 そうは言っても、やっぱり、それほど面白くないんですけどね・・・
[CS・衛星(邦画)] 6点(2018-01-10 22:25:33)
24.  殺人拳・2
前作のラストでみんな死んじゃったから、第2作とは言ってもきっと関係ないオハナシだろう、と思ったら大間違い。死んでなかったんですね。前作の続きです。しかし、たかだか80分少々しかない作品なのに、前作の回想シーン(というか前作のアクションシーンの再利用)やら、格闘技のデモンストレーションやらが盛りだくさん。これでは中身が殆ど無くなってしまうではないですか。まあ、安っぽいアクション映画ではよく、ストーリーなんてあんまり無くって“アクションとアクションの繋ぎに申し訳程度のストーリーが挿入される程度”ってコトも珍しくないですからね。そういう意味では本作はさらに洗練されていて、そういう糊シロとしてのストーリーすらもなく、アクションシーンがただ羅列され、ひたすら散らかりまくってます。何故か唐突に雪山行ったかと思うと、刺客たちの襲撃を受け、サウナで山城新伍とじゃれあったかと思うとコワモテ連中の襲撃を受け、外人女性と知り合ったかと思うと即ベッドインし、そして即、襲撃される。ああ、慌ただしい。一応、最初はストーリー上の見せ場を作ろうとしたのか、主人公の好敵手のような位置づけで、武術に秀でた警察官・山上というキャラを登場させたのはよいけれど、まあ単なる思いつきだったんでしょう、主人公と大して絡むこともなく姿を消してしまいます(このヒトと、空手師範との、棒読み感あふれる会話シーン)。あと、主人公のマネージャーみたいな女性が出てきて、主人公との関係が気になるところですが、まあ、ほどほどに予想通りの展開ですね。あと、敵のボスの外国人、どうみてもヒッピー風情で、全く貫禄がないのですが、役立たずの部下をあっさり抹殺してしまう冷酷さ。その際の「オマエハ モウ イラナイ!」という、たどたどしい捨てゼリフとのミスマッチが、見所です。そう、見所は、多いんです。一応。
[DVD(邦画)] 6点(2014-05-28 23:18:10)
25.  ザ・カー
悪魔の運転する車が人々を襲う(しかも何故か防弾処理が施されてて装甲車並み)という必然性の欠片も無い勇敢な映画。さしずめ水野晴郎大先生なら「車社会への警鐘」とか超絶深読みなさるところかも知れませんが、我々凡人には理解の外。悪魔が運転してる所がミソで、意外にもヘナチョコな弱点が! でも、さあヤツをやっつけるゼ、と立ち上がる辺りからのクライマックスは、なかなかのもんですよ、これは。
6点(2003-07-05 11:12:29)
26.  讃歌
新藤兼人監督ご本人が登場し、オレはマジなんだぞ、という顔をすればするほど、冗談としか思えなくなってくる、そんな映画です。 谷崎潤一郎の「春琴抄」の映画化。 春琴と佐助の二人だけの世界、もはや句読点すらも、その流れを留まらせることは出来ない、ということなのかどうなのか、とにかく、独特すぎる文体で描かれる、独特すぎる世界。 それを映画化するんだから、相当、独特のコトをしなきゃ、ってことなんだとしても、いやはや、随分と気色のワルい映画にしたもんです。 それともこれこそが新藤兼人スタンダードなのかも知れんけど。 白塗り顔のオバチャン(乙羽信子)が語る春琴の姿は、さらに白塗りで、綺麗だとか神秘的だとか言う以前に、ただ不気味。昔話として語られていた二人の世界が、ラストのオバチャンの三味線の演奏によって現代とリンクする、と言いたいところだけど、イマイチこのシーンが効果を上げているような気がしません。 映画全体を通じ、描写がエキセントリックな方向に走りすぎて、かえって起伏が乏しいような。
[インターネット(邦画)] 5点(2022-02-08 22:37:40)
27.  サスペリア(1977) 《ネタバレ》 
素晴らしく内装の趣味が悪いバレエ学校を舞台に、素晴らしく意味不明の事件が次々に起こる。 いやホントにワケがわからないんですね。何で殺されるのか(単に犬のしつけが悪かっただけ??ってなケースも)、何であんなにウジ虫がいるのか、何であんなにハリガネが沢山あるのか。 と、ワケがわかんないうちは素晴らしかったのに、魔女がどうたら言い出したあたりからおかしくなる。ウド・キアが出てくるとおかしくなるような気がする(笑)。ムダに残酷だったから良かったものを、それを突然にオカルトに絡めてしまうのが、どうも言い訳がましく感じてしまって。 昼日中っから、そんな相談をする方もする方なら、真面目に答える先生の方もどうかと。せっかくいい感じにワケのわからなかった映画を、ここで唐突に結論づけてしまう。 クライマックスでいよいよ魔女が登場して、これもせっかく透明なのに、「よく見たら、見えてしまっていたので、ヤラレてしまいました」ってのがまたテキトーな感じがして。 正直、初めて深夜放送で見たときには、映画の感想よりも「ついにあの一人で見てはいけないという『サスペリア』を見ちゃったぜ」という達成感みたいなものが先に立ってしまったのですが、冷静になってみると、別に一人で見たって、どうということはなかったなあ、と。 今になってみると、懐かしいなあこの雰囲気、とか思いながら見るワケですが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-11-23 04:57:15)(笑:1票) (良:2票)
28.  ザ・ディープ(1977)
私も高校生の頃、テレビで初めて本作を観た時には、ジャクリーン・ビセットのスケスケTシャツに一瞬「おおっ」と思ったのは確かなんですけれども、何つうかその、こういう体形をスタイルがいいというのかどうなのか、角ばった肩から伸びる細い腕に、のっぺりした背中、すぐに関心が萎えてしまったのをよく覚えております。しかし勿論、彼女のスタイルがどうこう以前に、映画自体の盛り上がりの無いのっぺり感にゲンナリしたことは、事実でしょう。沈没船の宝探しに、モルヒネのアンプルの争奪戦、という訳ですが、何ともショボくれた内容。申し訳程度にウツボが襲ってきて、一応は海洋アドベンチャーでございます、と。原作・脚本が『ジョーズ』のピーター・ベンチリーで、ご丁寧にロバート・ショウも出演、そりゃヘンに期待しちゃうじゃないですか・・・ピーター・イェーツ監督の演出も、手堅くまとめているということなんでしょうけど、ちょっと生真面目過ぎるのかも知れません(その割には、あのジャクリーン・ビセットが謎の闖入者に襲われるあの「?」なシーンは、いったい何なのやら???)。しかしまあ、本作の見せ場たる海中ダイビングのシーンでも、しっかりと俳優の顔をカメラがとらえていて、ああ、代役じゃなくて本人がガンバってるんだなあ、というのは、確かにひとつの緊張感へと結びついてるかとは思います。あと、魚がタイミングよくカメラに入ってくるのは、たまたまなんですかね、それとも演出としてスタッフさんがそっと魚を放っているんですかね??
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-09-12 13:35:38)
29.  最後の猿の惑星
「ちぇっ、いつまでサルの惑星で続編作るんだ、そろそろ最後にしてくれないかね~」という皆さんの期待に応える、第5作の邦題はズバリ、『最後の猿の惑星』。しかしこれは、「店じまい」「閉店セール」と同じ響きがあり、ついつい観ないではおれない(と同時に、実はまだ続編が出来るのではないか、という不安も感じさせますが…)。で、内容はと言いますと、“第4作と第1作をつなぐ位置づけの作品”と言えば聞こえはいいけど、実際には、サルと人間の間の、戦争と呼ぶにはいささかボリューム不足の、単なる小競り合いを描いた、いささか煮え切らない作品になっております。これじゃあ「新装開店セールと称して、もう一本作ってみては…」という禁断の誘惑にも駆られかねないところ。しかし、2,3,4作と、ワケのわからん作品が続いていたところに、“廃墟での戦争”という、それなりにSFっぽい雰囲気を感じさせる、この最終作、そこそこ立派な最後っ屁と言えましょうか(←誉めてるのか?)。それに、シリーズ全作を通じ、私にとって一番印象に残っているサルの表情、それは実は、本作におけるシーザーの表情、だったりもします。知性と苦悩を感じさせる、「考えるサル」の表情。ロディ・マクドウォール、ついにこの最終作にて、真のサル演技に開眼したか?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-07-15 21:02:25)
30.  猿の惑星・征服
まず冒頭、前作の生き残りのサル、シーザーと、彼を保護したサーカス団長との会話で、ここまでの経緯が実に要領よく明らかになります。今さら二人が交わすまでも無い内容の会話で、明らかに彼らは、映画の観客に聞かせるために会話していますね、とほほほ。そんなに急いで映画を進めてみても、中盤はナントモカントモ締まりの無い展開。誰に感情移入することもなく淡々と映画は進み、後半(ってか終わり近く)になって、いよいよ見所であるサルの反乱が起こっても・・・・・・どう考えても唐突に反乱が始まっているハズなのに、何だかこちらも淡々と観てしまっていて、不自然なまでに違和感が感じられない。納得しているのではなくて、こちらの関心が欠如しているせいで違和感すら感じないというのは、これは重症。でもそれなりにドンパチ派手にやってくれているから、ま、いいか。こんな、到底映画にならないような題材で一応ここまでは仕上げたのは、さすがJ・リー・トンプソンと言うべきか、言わざるべきか。こちらの希望としては、過去3作の設定とか何とかはどうでもいいから、問答無用で全編、サルの襲撃のみを描いて欲しかったところ。『ゾンビ』のロメロは、やっぱりエラかった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-05-02 21:32:26)
31.  サイレント・ランニング
ダグラス・トランブルの思い入れには、ちょっとついていけませんでした。なんかこう、長篇映画として成立するには、重要なものが欠けてるような気がするのですが・・・
5点(2003-06-08 01:56:04)
32.  サランドラ
これは見るからに、イギリスの食人族、ソニー・ビーン事件をモチーフにしているようで、キャンピングカーが砂漠の真ん中で立ち往生となった一家が、謎の食人一味に襲われる、というオハナシ。 隅から隅まで激安感が溢れていて、これでは最高でも4点止まりですが、なかなか味があるので4点満点を差し上げます。 動けなくなったキャンピングカー、その外には妖怪じみた連中、というのがちょっとゴケミドロチックですが、なにせ妖怪じみているとは言え、正体は人間、ただのマヌケな連中という風にも見えてくる。イヌに襲われただけで、もうタジタジだったり。 もうちょっと神出鬼没な感じがあってもよいかと思うのですが、とにかくこのちょっとトロ臭い連中と、はっきり言ってイケ好かない一家との、あまり勝ち負けの行方が気にならない攻防戦が描かれ、マッタリとしたひと時を過ごすには、最高の一本ではないでしょうか。
[インターネット(字幕)] 4点(2021-06-07 23:10:45)
33.  サタデー・ナイト・フィーバー
主人公の部屋にロッキーのポスターが貼ってあり、そう言われればこの主人公のダメダメな感じ、確かにロッキーと重なるものはあります。だけど、ロッキーが素朴なダメダメさを貫くことであのクライマックスの興奮を呼び起こしたのに比べると、本作の主人公、中途半端に分別臭いもんだからいけない(せっかく髪型もバシッとエキセントリックにキメてるのに)。無軌道かと思いきや、何かと分別臭い良心的な言動を挟んでしまい、結局、主人公の人物像としては平凡なものに終わりました。 明日への希望を語るのに、「今までの友人とは手を切る」などと、過去を否定しまくってしまうのが、なかなかのユニークさですが、まあ、実に身も蓋もないんですけどね。 それでも何でも、やはり魅力なのが、トラボルタのダンス。もっと観ていたいと感じさせる素晴らしさ。相手役の女優さんにはもうちょっと頑張ってほしかった。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-12-11 12:31:44)
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