21. 31年目の夫婦げんか
豊かな暮らしを送らせてもらって物欲を満たされた女房の欲求は性欲。聞くに堪えないカウンセリングシーンと見るに堪えないキスシーン。コメディらしいが笑うところ皆無で映画館のエピソードに怒り心頭。痛々しさしか感じなかったジョーンズさん、こんな作品に出たらあきまへん。薄っぺらい邦題にも腹が立つ。 [インターネット(字幕)] 2点(2017-10-20 16:45:43) |
22. ザ・コンサルタント
会計士と殺し屋の2つの顔を持つ男の活躍を期待したものの、主人公の自閉症に重きを置いた物語に爽快感は無く盛り上がりも無く余韻も無い作品でした。 [DVD(字幕)] 4点(2017-06-09 01:29:04) |
23. さざなみ
《ネタバレ》 邦題のほうが物語を言い表していて齢70にして枯れていないシャーロット・ランプリングに惹きつけられた作品。結婚45周年パーティを間近に迎える夫妻の様子からは共に穏やかに齢を重ねてきたと思われる。50年前にクレパスに滑落死した結婚を考えていた彼女の遺体発見の報を受けて彼女を懐かしむ夫に心掻き乱されてゆく妻の様子が丹念に描かれている。妻の嫉妬に共感できる部分もあるが度が過ぎているように見えた。二人の今後を想像させられるラストショットが秀逸。 [DVD(字幕)] 6点(2016-11-03 01:57:02) |
24. 最強のふたり
介護現場の生々しさが描かれていない事に目くじらをたてる作品ではないと思えます。心遣いと同情の違いを見せつけられた本作。教養を笑い飛ばし、ギクッとさせられる物言いのドリスが醸し出すカラリとした不思議な味わいが心地良く印象深い。最強ぶりが眩しい二人でした。 [DVD(字幕)] 8点(2014-06-21 18:21:30) |
25. サラの鍵
《ネタバレ》 フランスにおいて実際に起こった悲劇を初めて知りました。子供を引き剥がされるシーンの何と酷い事か。数多のナチス絡みの作品に見られる、世情はどうあれ良心を捨てない人が本作にも登場し、彼等のお蔭で生き延びたサラが鍵を開けるに至る展開は手に汗握るもので、彼女の澄んだ瞳に焼き付けられた数々の光景を思うと胸が詰まります。しかし、そこから先が退屈で退屈で。 産む、産まないの葛藤から始まり娘にサラと名付けるとは、あまりのあざとさに白け返りました。サラが存命してても同様に思うのではないでしょうか。観終わった後の興醒め感が残念な作品。 [DVD(字幕)] 5点(2012-11-26 01:39:28) |