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六本木ソルジャーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 823
性別 男性

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21.  ザ・リング
公開当時、映画館で見たときは結構怖かったような印象があったが、改めて昼間から家で見ると何一つ怖いところはない。 とにかく怖い、怖くないは別として、面白い点としては冒頭とラスト辺りが挙げられる。 冒頭の二人の女子校生のやり取りはアメリカンテイストが満載だ。そして個人的に気に入ったのは、冷蔵庫のシーン。冷蔵庫の扉によって、その背景が見えなくなっている。「リング」ではあるはずがないが、女子校生が冷蔵庫の扉を閉めたら、殺人鬼が立っているという演出はホラーとしてはよくある展開だろう。リングにこのような演出を持ちこむのは少し面白いと感じた(日本版がどのような演出をしていたのかは忘れたが)。 ラスト辺りのレイチェルが井戸に落ちるに至るシーンは、アメリカ的な強引な手法だろう。一切、論理的な流れを用いずに主人公を井戸に叩きこむやり方はある意味見事としかいいようがない。さらに、井戸の中では強引なほどに、やや感動的なアメリカ的準ハッピィ-エンドを迎えてしまう。 このように日本のホラーがアメリカ的な手法によって捻じ曲げられていく様にはハリウッドの真髄をみた。 論点は戻り、本作はまるで怖くないと思う。ゴア監督がアメリカ人かどうかは知らないが、アメリカ人監督なら「テキサスチェーンソー」のような恐ろしさしか理解できないのではないか。このような「呪い」という抽象的な観念を演出するのは日本人でもなかなか難しいと思う。はっきり言ってアメリカ人監督には無理だろう。 それにしてもラストまでに至る道中があまりにも単調過ぎる。せっかく7日間というタイムリミットが設定されているにもかかわらずまるで焦燥感が出ていない。もっとあせりなり、どうしようもならない苛立ちは必要だろう。 また、日本版についても「怖い」という印象はないのだが「親子愛」がクローズアップされていたように思われる。息子を助けようと奔走する親と娘を井戸に落した親との対比もあったろう。しかし本作ではその視点がやや足りないと感じる。レイチェルのエイダンへの愛は接し方には微妙に感じられたがこれでは弱すぎる。ホラーなのでそんな視点が要らないということであれば、更なる緊張感や緊迫感が必要だろう。なんらかの視点なりを盛りこむか、ストーリーをもっと激しく動かそうとしないといけないのではないだろうか。
[DVD(字幕)] 4点(2005-06-11 20:21:23)
22.  さよなら、さよならハリウッド 《ネタバレ》 
2002年のカンヌのオープニングを飾って以来、約3年間ほったらかしにされていたアレンの作品。その理由は映画を見ればだいたい分かる。 心因性の失明に陥った映画監督がそれを隠して映画を創るというストーリーだが、本作も眼が見えない人が創ったようなピンとぼけた映画となっている。 この映画が(本来)伝えたかったことは、①眼が見えないことをヴァルが必死に隠そうとする姿と周りがそれに気付かないギャップを楽しむドタバタ劇、②父と息子の復縁する姿、③ヴァルと前妻エリーとの愛を再燃していく姿だと思う。 そして①~③を通して、眼が見えていたはずなのに見えなかったことが、眼が見えなくなったことで見えるようになっていくというストーリーを描くつもりだったのではないかと思っている。 しかし、①に関しては、どっちの時計や銃がいいかという小手先のネタや、高いところから落下する姿が描かれるのみで、肝心の映画「眠りなき街」の撮影シーンがほとんど描かれていない点が問題だ。また、面白いキャラクターもいるのに上手く活かされていない。 バレそうになるところで何とか乗る切るのがこの手の映画の面白いところだろう。 中国人カメラマン→エリー→ロリ→ハル→記者の順でなんとかごまかしていく方が良かったと思われる。変人だからの一言で済ませ、誰も疑問に思わないというのは致命的な欠陥のあるストーリーだ。特にエリーだけは疑問に思って欲しかった。「自分と会わないのはおかしい」という疑問は持っていたが、ヴァルのことを死ぬほど分かっているといっていたのに結局、何も見えていないのではないか。 ②に関しては、精神科医が突然トンチンカンな訳の分からないことを言い出したかと思ったら、本当に息子が出てきやがった。しかもストーリーと全く意味なし。出すのならヴァルが再び眼が見えるきっかけに使うべきだろう。 ③に関しては、ヴァルの嘘に気付き、エリーと二人三脚で映画を創る姿をきちんと描かなければ誰も納得しないだろう。眼が見えたときの「君はなんて美しいんだ」とニューヨークの美しい景色だけでは騙されない。ヒットはするものの金のことしか興味のない婚約者に嫌気をさすというストーリーの方が本質的ではないか。見えなかったものが見えるというテーマに対しては。 結論としては、良かったのはラストと原題のタイトルだけ。タイトルは二重に意味があり面白いとは思う。
[映画館(字幕)] 4点(2005-04-24 01:31:20)(良:1票)
23.  ザ・センチネル/陰謀の星条旗 《ネタバレ》 
脚本家の人への不満はこの際無視して、なぜこの程度の脚本でフォックスは製作にGOサインを出せるのかという方が疑問に感じた。アメリカではここまで脚本が不足しているのか、それとも単にキャスティングだけで客を呼べると踏んだフォックスという会社だけの問題なのか。 ジャックバウワー捜査官も出演料以外に一銭の徳にもならない作品になぜ出てしまうのか。せっかく築き上げたキャリアを無駄にしてしまっている。こんな裏も何もない内容ならば、マイケルダグラスとジャックが共闘して、大統領暗殺を企むKGBと最初から最後まで壮絶に死闘を繰り広げる方がまだましだ。 【以下、なんとなく気になったところ】 ①ダグラス「分かった。内通者は○○だ!」観客「内通者は○○か…。で…誰??」という映画で面白くなるはずがない。 「内通者は誰か?」を推理するという観客の知的好奇心をくすぐる気はほぼゼロに近い気がした。内通者は不倫を清算したいベイシンガーとかベタベタでもまだよかったし、不倫に気付いた大統領が企てた陰謀とか、いろいろ手があるだろう。 ②ダグラス「防弾チョッキではなく、俺の頭を撃て!」ジャック「とどめをさすことはできない(銃を構えたままフリーズする)」。泣いていないで、肩とか脚を撃て!話はそれからだろう。数十メートル近くの容疑者をみすみす逃すのは正気の沙汰とは思えない。ダグラスとジャックの直接対決というのは中盤の山場なのに、まったく盛り上がりに欠ける。 ③大統領の奥さんとヤッちゃうような男が、親友の奥さんを寝取らないわけないだろう。常識的に考えて。主役の二人がクダラナイ私怨でわだかまりをもたれたら観客はちょっとヒクよ。てゆうか、妻の話がウソか真実か見極められないような男がシークレットサービス務まるのか。 ④「嘘発見器テストを受けていないのは誰だ?」「よし分かった。○○が犯人だ。」ってジャックオマエ真面目に捜査してなかっただろう。内通者も仮にも捜査のプロだったら、嘘発見器くらいなんとかできるだろう。先入観によるミスリーディングでも描きたかったのか。 ⑤シークレットサービスは140年間裏切り者を出していない組織らしいが、結局、ヤツは何が目的だったんだ。140年間裏切り者を出していない組織からなぜ裏切り者が出たのかという答えを全く出していない。家族を人質とられたのは最後の方だし。
[映画館(字幕)] 3点(2006-10-16 22:02:53)(良:1票)
24.  ザ・リング2 《ネタバレ》 
本作で何を伝えたかったというと、一言で表せば「親子愛」である。 確かに土俵はホラーではあるが、本作は間違いなく母と息子の親子愛を描こうとしている。このスタイルは恐らく「宇宙戦争」と同じではないかと思われる。あちらは宇宙人の地球侵略という舞台で親子愛を描こうとしている。したがって、この続編の方向性やその在り方自体は間違ってはいないと思う。 しかしどう考えても誰かがこのテーマを理解していない気がする。脚本家が親子愛なんて描くつもりも無いのに監督がその方向性に持っていったのか。監督が脚本家の意向を全く理解せずに演出してしまったのか。プロデューサーがこんなんじゃ怖くないと言い出して、監督がそれに逆らえなかったのか。そもそも「親子愛」なんてテーマにしていないのに、俺が勝手に思いこんでいるだけなのかは分からないが、これでは何もかも中途半端すぎる。 この程度で怖がらそうとしているのならば、もの凄い出来の悪いホラーであるし、親子愛を描くとしても伝わってこないので、何がやりたいのかさっぱり分からない。 自分が考えるこの映画の根本の欠陥は「サマラがエイダンの身体を乗っ取ろうとしていることをレイチェルが始めから分かってしまっていること」ではないか。 この部分は、レイチェル自身にも観客にも最後まで取っておく方が良い。サマラが何を考えているか分からないところに、ある程度の恐怖を感じることができるのではないだろうか。サマラの目的がはっきりしてしまったら、精神的な恐怖は何も無い。 ストーリーのプロットとしては、エイダンが謎の奇病を発症し、彼の周辺で不可解な事件が起きる。サマラの影に気づいたレイチェルは、原因を探ろうとして、サマラの出生の秘密とサマラの目的を知る。サマラの目的を分かったても時すでに遅く。エイダンの身体を完全に乗っ取られてしまうという流れの方が素直ではないか。 最後には、サマラにエイダンを乗っ取られようとも、それが本当の息子ではないことを知っており、息子の心の声を聞くことができるレイチェルの姿をもっとアピールした方がよかった気がする。そして息子の身体を救うために奔走するレイチェルの姿と母を想うエイダンとの心の絆を。この本当の母子の深い絆には、いくら母を求めるサマラでも断ち切れないとサマラ自身に思わせないとダメだろう。あんなコトするぐらいでサマラを封印することが出来るなら楽な話だ。
[映画館(字幕)] 3点(2005-06-19 00:31:26)(良:1票)
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