1. さすらいのカウボーイ
《ネタバレ》 この映画のテンポと音楽と映像美。ついつい見入ってしまった。思わぬひろいものでした。 オープニングでヒーリングにさえとれそうなBGMといっしょに靄のかかったような川で裸で水浴びする若い男のシーンは、やはりヒーリングっぽいBGMとともに女学生たちのシャワーシーンではじまるシシ―スペッーシックの「キャリー」と同じく、どんな映画になるのか引き込まれました。 ラストで奥さんと子供を置いて、友人を助けに向かったあげく銃弾をうけ友人の腕なのかで「抱いてくれ」と言いうながら死んでいくシーン、腐女子の人が喜びそうな映画だなあと思ってしまった。思わずウホッって感じです。 [地上波(字幕)] 7点(2021-05-03 22:11:08) |
2. サマーウォーズ
映像も雰囲気も好きなのに、どうしても苦手な映画というのがあります。 ストーリーのご都合主義は気にしないけど、田舎の大家族の昔からのしきたりの良さと密度の濃い幸せな時間を見せられて こういうのっていいなあと思う人もいると思います。 個人的にとっても苦手です。 [地上波(邦画)] 5点(2015-10-08 16:08:34) |
3. 13/ザメッティ
《ネタバレ》 映画の途中でロシアンルーレットのシーンがでてきた緊迫感のある「ディアハンター」と比べると、同じ緊迫感でも趣が違う気がする。ひょんなことからロシアンルーレットのゲームに参加することになってしまった主人公、警察に追われながらの行き当たりばったりな話にしては、あまりにもスムーズに話がすすんでしまっています。あまり好きな映画じゃなかったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-28 19:06:31) |
4. 叫びとささやき
《ネタバレ》 最初の方でドールハウスの映像が丹念に映されますが、この三姉妹そのものがドールはウスの住人のようでした。はじまってすぐに赤のイメージと同じトーンの明るさで映画は流れていきますが、ラスト、死んだ二女の日記の回想で自然光の中の艶やかな黄色の場面で映画は終わります。何をしてどう生きて、どのように悩んだとしても、行きつくところは死だけ、そんな不思議な安らぎを感じました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-12-10 07:06:29) |
5. SAYURI
《ネタバレ》 予想に反してハーレクイーンロマンスでした。そして、これも予想に反してハーレクイーンロマンスを苦手な私が楽しく見てしまいました。最初、英語を話す日本の話というのでピンと来ないかなと思っていたけど、ロシアなのに英語で話している「ドクトルジバゴ」同様に映画にはまりました。外から見て描いた日本がとても美しく豪華で、イツァーク・パールマン、ヨー・ヨー・マの音楽と相まって酔わせてくれました。「初恋の来た道」のころは、どこがいいのか少しもわからなかったチャン・ツィイーですが微妙な感情表現で、ミシェル・ヨーの押さえた演技ともども、うまいなあと思いました。ただ、惜しむべきはコン・リー。本来の彼女なら、もっと迫力のある芸者を演じられたのではないかと思ってしまいました。主役じゃなかったから力を抜いたのかな・・。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-05-22 04:12:09) |
6. サヨナラ
《ネタバレ》 ジャズシンガーだったミヨシ梅木が英語を話せると言うだけで起用されて、日本びいきだった状況でオスカーをあたえられた話が有名です。ずっと言われている通り、彼女の演技は特に優れていると思えないけれど、そういう時代だったんだなあと納得しました。あとサンディー(&サンセッツ)がこの映画のテーマ曲「サヨナラ」を感動的にカバーしているのも興味を持った一因でした。当時の日本の伝統文化をアメリカから憧れを込めて見ている感じが貴重です。「慕情」と雰囲気がダブりますが王道のラブストーリーです。細かいことは無視して楽しめました。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2007-01-13 17:31:59) |
7. サハラ 死の砂漠を脱出せよ
《ネタバレ》 都合よくトントン拍子に話が進みすぎるアドベンチャー映画。まるで、苦労しなくても次のアクションに進めてしまうロールプレイングゲームのようで物足りなかったです。「シェルタリングスカイ」のような映像を期待していた訳ではないけど、きれいなだけの砂漠は深みがありませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-01-08 14:21:46) |
8. サスペクト・ゼロ
《ネタバレ》 楽しんでみていました。サイコ、オカルト系映画の常で、何なんだろうと思わせるシーンが多かったけど、わかりやすかったです。ただ、捜査の途中で「1ヶ所だけ青いピンがある」とボードを見て言っていたけど、これはなんだったんでしょう。アーロン・エッカート、「サンキュースモーキング」のときの嫌な男より良かったです。コミカル顔なのに悩んでいるアンバランスさ、嫌いじゃないです。オライアンはベン・キングスレーだったんですね。F・マーリー・エイブラハムだと思っていました。ずっと苦悩していたせいでしょうね。気持ち悪しシーンのないホラーだったので、途中でドーナッツが食べたくなりました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-20 01:31:43) |
9. 三人の女
《ネタバレ》 日本では公開されるのが5年以上遅れ80年代の半ばにやっと公開されました。社会派映画にすることも、ブラックコメディにすることも出来そうな面白いストーリーですが、アルトマンはオカルトチックなBGMを全編に流してホラーのような味付けをしています。シシー・スペイセクは「キャリー」のイメージを彷彿とさせ、シェリー・デュヴァルも独得のカルトな雰囲気を醸しだしています。この2人の演技が見事です。色々な映画を見ましたが、この映画ほど内容を説明するのが困難な映画は無いと思います。アルトマンの映画は大好きですが、この映画に関しては戸惑ってしまいました。彼の映画の中でも特に重たく不思議な映画です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-11-13 14:10:01) |
10. サンキュー・スモーキング
《ネタバレ》 予告編がとても面白かったので期待しすぎたのかも知れません。ブラックジョークのコミカルさを予想していたら思い切り肩すかしです。煙草業界の情報操作の話ですが、煙草は身体に悪いかを論議する会議で、煙草は悪くないという主人公に「あなたの子供が煙草を吸うと言ったらどうしますか?」という質問がされるのですが、主人公は悩んでしばらく考えてから答えますが、見ればわかるのですが、ここでは悩むことは考えられない状況です。退屈な、ごくごく普通のジョークばかり見せられて、おまけにラストはありきたりのアメリカ映画のエンディングで、誤解されていた主人公のことが理解され、すべてきちんと収まって、めでたしめでたし。こういうご都合主義って嫌いなんです。 [映画館(字幕)] 4点(2006-10-30 20:38:19) |
11. さよならミス・ワイコフ
《ネタバレ》 オールドミスの教師が黒人の生徒にレイプされてしまう話ですが、生徒が優れたスポーツ選手だったせいで、関係がばれた後に非難を浴びてしまいます。時代的には黒人が差別されて当然だったので、逆の成り行きが新鮮に映りました。それよりも記憶に残っているのは、この映画のエロチックな描写(日本での編集かも)と宣伝文「2度目は私から求めました」。おかげで安っぽいポルノみたいな扱いですが、かなり社会的な話です。ラストで自殺しようとして薬を口元に近づけて、冗談じゃないとばかりに投げ捨てて街を出るシーンが大好きです。 [地上波(字幕)] 7点(2006-08-28 03:02:29) |
12. サイボーグ009/怪獣戦争
《ネタバレ》 小学生の頃に見ました。薄幸で痛々しいヘレナの境遇に同情してしまい、最後のレバーを押しながら死んでいったところで感動したのを憶えています。その後、ポストカードを買ったりしていました。いまレビューを書こうとしてヘレナの声が市原悦子だったのを知りました。TV「赤い殺意」でよろめいていた演技を見た時と同じくらいびっくりしました。もう一度見直したくはない映画です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-27 03:45:39) |
13. サイレントヒル
《ネタバレ》 以前、ファイナルファンタジーをやっているときに、CGはきれいなんだけど自分でプレイする部分が少なくて、CGを見たくてゲームをしている訳じゃないのにと不満が残りました。この映画を見て同じことを思いました。引き出しを調べると懐中電灯があり、トイレの中をひとつひとつ開けているうちにヒントが見つかり・・・。「サイレントヒル」のゲームはプレイしていませんが、基本的に色々なホラー系ゲームで使われるシーンがてんこ盛りでした。自分でプレイしているのなら、こういうことは楽しみになりますが、映画として映像で見ていても都合がよいなあと感じるだけです。おまけにストーリーがボロボロです。母親の行動は自分の娘を心配しているわりには、あまりにも軽率すぎます。ストーリーに多少の穴があっても自分でプレイするゲームだったらそこそこは楽しめます、が映画や小説では引っかかってしまいます。ゲームを映画で見たいわけじゃないので映画として楽しめるようにストーリーを整えるべきでした。 [試写会(字幕)] 2点(2006-06-27 03:48:40)(良:1票) |
14. サウスパーク/無修正映画版
《ネタバレ》 TVでずっと見ていたので映画を期待してDVDを購入しました。TVでも面白いときと今ひとつの時の差が大きいけれど、こちらは今ひとつでした。関係ないけどフセインをパロにして大丈夫なのかなと心配してしまいました。テレンス&フィリップが面白いので甘い得点です。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-12 21:42:37) |
15. サイモン・バーチ
ジョン・アーヴィングの色がうまく表現されていました。イアン・マイケル・スミスもジョセフ・マッゼロも抑えめなジム・キャリーも、とても良かったです。アシュレー・ジャッドの明るくさらりとしたエリオット・アーウィットの写真に出てきそうな笑顔も魅力的です。彼女の顔を見て、どこかで見ている顔だなあと思っていたのですが、C&Wのジャッズが母と姉だったんですね。良い表情をするわけです。納得。 世の中には異質なものを見て興味を持つ人と、近寄るのをためらう人とに分かれます。異質なものにシンクロしてしまう人、愛しく思える人にはおすすめです。映像もセリフもストーリーも大好きです。人を思う優しさに泣けました。大切にしたい映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-03-21 18:17:27) |
16. サーカス(1928)
テンポがあって面白かったです。ストーリーはいつものチャップリンで、よくいえば安心してみられる、悪く言えばまた同じパターン。サーカスのシーンとネコのシーンが好きです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-29 06:35:30) |
17. さよなら、クロ
散漫な感じのする映画でした。犬が大好きなのですが、クロのかわいさが「シュレック2」の猫のしっぽの先も感じられなくて残念でした。動物の普通のかわいさがでていればいいなあと思いました。達者な俳優女優がたくさんでているのに勿体ない感じです。 4点(2004-12-08 02:31:41) |
18. さよなら子供たち
「さよなら子供たち」って、こんなに重い意味があったんだ。ルイ・マルの一生忘れることのない郷愁のような思いが、自分の中にまで伝わってきて、やるせなかった。 8点(2004-10-01 21:29:25) |
19. 座頭市(2003)
北野監督を見直しました。いままで「菊次郎の夏」「あの夏、いちばん静かな海」「Dolls」など、ストーリーはむかしの映画のおいしいシーンのつぎはぎ、映像は狙いすぎなのが見え見えで自分的にはとても退屈だったのですが、今回は面白かったです。 ペキンパーをリスペクトしてますね。 7点(2004-09-19 07:25:08) |
20. サクリファイス
映画館で2度寝ているので、タルコフスキーだから失敗はないだろうとDVDを買ったのですが、さらに2度寝てしまいました。5度目でやっと最後まで見ることが出来ましたが、スタッフがベルイマンのスタッフなんですね。タルコフスキー監督、ベルイマンのスタッフ・・おやすみなさい・・zzz・・・じゃなくて、きれいな映像と印象的な言葉が残るのですが、やはり眠って当然かなとも・・・。 5点(2004-02-19 20:44:47)(笑:1票) |