1. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
《ネタバレ》 設定が極端だからこそ、どこの家庭にもあるような感情のしこりがはっきり際立つ。心理描写も細やかで丁寧。監督の性格がシャイなのかは分からないけど、一番の泣かせどころであるラストで最高に笑かされてしまった。ジャージが・・・。 9点(2004-05-23 02:12:27) |
2. サイコ(1960)
《ネタバレ》 ショッキングな殺人シーンはもちろん、微妙な心理の動きも素晴らしい傑作。探偵は必要だったの?とか、母親の声を聞いてないサムと姉さんが、母親は10年前に死んでいたという情報を知っても衝撃が少ないんじゃないかとか、いくら当時なじみが無いネタとはいえ、ラストを医者に全部説明させるのはヤボじゃないかとか突っ込みたい所は多々ありますが、気にする方がヤボってことですな。 9点(2004-04-23 00:42:07) |
3. さよなら子供たち
冷ややかで苦くて残酷な映画。心に刺さる厳しさがある。普段は妙に大人びていて冷めた感じの2人が無邪気にピアノを弾くシーンが素晴らしい。それだけに、あまりに重いラスト。美しい映像がさらに残酷さを際立たせている。 8点(2004-03-21 22:16:24) |
4. サンセット大通り
ただただ哀れ。狂った女優が唯一救われたように見えるところがまた黒い。ジョーは自業自得かなという気もするけど、一番救われないのはアーティー。その後の結婚生活がうまくいくとも思えず、何気にひどい扱いだ。 8点(2004-03-03 18:13:30) |
5. サブウェイ
良く分からない話でしたが、途中で考えるのをやめたら楽しめました。音楽と雰囲気がとても心地よい。映画を見るうえで、センスが合うか合わないかってとても重要だなと実感しました。 7点(2004-02-26 00:57:02) |
6. サイダーハウス・ルール
予想外にドロドロしたエピソード満載で驚いた。テーマ曲や風景等の表面はとても美しいけれど、やってることは昼ドラ。人生なんて綺麗事だけじゃないってのは納得できる。でも外側だけ綺麗に見せればいいってもんじゃないだろうに。率直に言って下衆な映画だけど、子供たちの可愛さに救われて4点。 4点(2004-02-26 00:36:54) |
7. ザ・ロック
数え切れないほどのツッコミどころやご都合主義。そんなものが全く気にならない快作(気にしてますが)。意図はただ一点。いかに観客を楽しませるか。小さい頃、ドキドキしながら映画を見ていた感覚を久しぶりに思い出した。例え目指す頂きが低くても、中途半端にならずに潔く登り終えることが最高にかっこいい。 9点(2004-02-25 02:45:33) |
8. 最‘新’絶叫計画
下ネタがストレート過ぎ。舞台も屋敷内のみだし、ただでさえ小さい映画がさらに小品に。しかしヒロインへのひどい扱い、一本突き抜けたバカ男、薄情な人間関係に笑かされてしまった。 3点(2004-02-08 00:21:57) |