1. 最高の人生の見つけ方(2007)
《ネタバレ》 死ぬ前に後悔するのは「仕事で何かを成し遂げなかったこと」よりも「家族との関係が満足なものにならなかったこと」の方が多いのだそうです。よく言ったものです。 まあ、リアリティのないファンタジーだし肝腎な部分はナレーションで語っていたりして演出の妙は感じられません。しかしながら、対照的な二人が影響しあって死ぬ前に精一杯生きることができたって素晴らしいですよね。素直に受け取りたいと思いました。 (でも、庶民として描かれたはずのカーターの家も十分豪華だなとひねた感想もあったりして。) [地上波(吹替)] 8点(2010-12-21 23:01:28) |
2. サマータイムマシン・ブルース
《ネタバレ》 タイムマシンを本当にくだらないことに使っているところにほのぼの感があります。 悪用しますよね。普通は。比較的プロットもしっかりしており伏線の回収もうまく言っていると思います。ただ、舞台的な演技がちょっと暑苦しくて、出演者に感情移入ができないのが残念。それは、おそらく、さびしいことに自分が歳をとりすぎたということかもしれません。 [地上波(邦画)] 5点(2009-12-07 22:30:42) |
3. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
《ネタバレ》 天才たちを子供に持った設定があまり意味を成していなかったような気がする。 家族不幸+その張本人の父が家族との関係を取り戻す話なのに、その背景がなぜかうまく伝わってこない。 家族みんな不幸のせいなのか無気力・無表情なので彼らへの思い入れがわいてこない。 さらに、彼らの不幸エピソードで笑いをとるはずが、狙ったところで全く笑えなかった。 本当はここで観客を引き込まなければならないので、乗れなかったせいで残りは苦痛な時間となってしまった。 一方でロイヤルのクソぶりがあまり伝わらなかったせいで、「どうしてここまで嫌われるの?」という同情で彼を見ていた。そのせいで最後はちょっと幸せに死んでいったのは救いとなったが、明らかに解釈を間違っているということは分かっている。でももう一回見る気は起きないな。長いし・・・ [地上波(字幕)] 5点(2009-03-29 23:00:34) |
4. 叫
《ネタバレ》 自分を思い出してくれた吉岡は許すけど殺戮を続ける赤い服の女、許されていても大事な人を実は殺していた吉岡。赤い服の女に誘われて人を殺した者もやり方だけを導かれているだけで何も残らない虚しさがあります。また、古典的な怪談のようなテイストもあって不思議な感じのする映画でした。 ただ面白かったかというとかなり微妙。ホラーなのに全く怖くないのが致命的な感じがしました。最後になって一気に畳み掛けてくるのですが、暗示的な表現を残してあまりすっきりしないのもマイナス。 [地上波(邦画)] 5点(2009-01-03 13:47:53) |
5. サイレントヒル
《ネタバレ》 ゲームが原作なのでアクション的な色合いが強い。ホラーとしては今ひとつであった。 まず、30年ぐらい前に魔女狩りがあったとか、警察も含めて街ぐるみで隠しているという 設定にリアリティがなさ過ぎる。孤立させた環境を生み出すために必要な設定なんだろうけど、無理があって説得力がない。次に怖いとグロいは別物だと思うけど、グロ画像で怖がらせようとしているのは表現力に乏しい。 サイレントヒルを訪れる理由にも乏しく、最後になって全てを少女がネタバレするストーリーも破綻していると思った。 [地上波(字幕)] 3点(2008-12-31 13:01:38) |
6. ザ・シークレット・サービス
《ネタバレ》 作られた時代以上になんとなく古い感覚の映画でした。イーストウッドが昔やっていた アクション映画みたいな感じ。無理に肉弾戦に持っていかなくてもよかったような気がします。もっと年相応にマルコビッチとの知恵比べみたいな話になることを期待していたんですが。それにしてもマルコビッチは怖くてよかった。 [地上波(吹替)] 5点(2008-08-24 10:25:48) |
7. サン・ジャックへの道
《ネタバレ》 世間での立場や抱える問題と無縁な舞台で、考える余裕もなく一つの目的に向かうという行為自体が人を振替って内省する機会になるのかもしれません。 本作でもいがみ合う兄弟が他の参加者へ心を開いていく中で兄弟の仲もわずかながらも変化させていくさまがさわやかでした。いい映画だったなと素直に思えました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-04-16 22:37:21) |
8. サンキュー・スモーキング
《ネタバレ》 面白かったです。最後が特に痛快です。 [DVD(吹替)] 6点(2007-09-17 23:07:02) |