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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1635
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  サンダカン八番娼館 望郷 《ネタバレ》 
原作がノンフィクションとゆーコトなので、内容それ自体は(劇映画=創作とゆーよりは)確実にドキュメンタリの方に近い作品だ、とまずは思うのだし、ソコに対しては正直面白かった…とか私がどう感じた…とか、或いは(娯楽として)楽しめたかどーか…などという個人的な部分の評価もナニも無い、とも思う。私の評点はひたすらに「観る価値が有ったか」という一点のみを意味しています(⇒モチロン、ここに描かれているものは概ね真実である…という前提の下ではありますが)。否、出来るだけ多くの人に観て貰いたい映画だ、とゆーのが正直なトコロの感想でありますね(出来れば全国民とかに観て貰いたい)。  ただ一点だけ、ココだけは「映画として」大いに評価したいのが、何と言っても田中絹代さんですよね。今作の絹代さんもある種モ~「演技の域を超えている」とゆーか、正に本物・本人にしか見えない…というレベルの超絶技巧だったかと思います。実にお恥ずかしいコトですが正直『山椒大夫』『雨月物語』『西鶴一代女』位でしか観たコトが無かったのでして(でも、それら作品を観た時にはやっぱ心底「凄い女優さんだな…」ともチャンと思っては居たのですよ⇒特に『西鶴一代女』は)今後はもっと意識的に古い映画も観るようにします(反省)。
[インターネット(邦画)] 8点(2023-02-15 18:18:03)
2.  叫びとささやき 《ネタバレ》 
憎悪・苦痛・不安・猜疑・嫉妬・疎外感…人間の持ち得る負の感情を様々に描き込んだ重苦しい映画だが、登場人物の背景や具体的な人間関係の説明はごく限られており、だから何故彼女らがそういった感情を抱くに到ったかという「理由」の部分はあまり明確にはなってゆかない。むしろ、敢えてそれを説明しないことで、それらの感情をより純粋なものとして描こうという試みにも思える。ベルイマンの他作品を観てもたびたび思うことだが、ひとつのストーリーと言うよりは絵画的な、それも抽象画的な映画だと感じるのですよね(その意味では終盤、アングネスを抱くアンナの場面の画づくりなんて完全に巨匠の手に成る傑作のレベルでしたよね)。  内容的にもそういった傾向がある様に思われるが、やはりそういった描き方の手法的な一助となっているのが、映像表現のクオリティの高さ。舞台となる屋敷の諸々にせよ、服飾やメイク・髪型にせよ、非常に細部まで拘り抜き、かつ高度な統一感を保つことで、実に見事な抽象的・非実存的映像空間の構築に今作でも成功している。そこに加えて、今作では女優4人の演技がいずれも超ハイレベル。完成度、あるいは芸術性、という意味では、確かにこれも映画史における屈指、という域にある作品であろう。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-12-07 07:15:38)
3.  ざくろの色 《ネタバレ》 
確かに、アート系映画というよりは映画系アート、映像である以上に静止画としての美的価値の方をより評価するべき作品にも思われる。要所要所の画を引き延ばしてプリントして、美術館に飾って展覧会を開く(音楽は場面場面でのそれを流しとくとして)方が、更にじっくりと画の美しさに浸れて好いかも知れない。  個人的にはやはり、肌を塗った人物のシーンのあまりの美しさ・非実在感が衝撃的だった。この古びた映像の質感であーまで幻想的にやられると、本当に中世の古い美術品が現代に蘇って動いている様にしか思われないというか。映像で観流してしまうのがあまりにも勿体無いホドにひとつひとつの画の中に盛り込まれる種々の「こだわり」も、しばしば巻き戻して観直してやっと十分満足できるくらいに完成度が高かった。  映画館で一回観て見事に別世界に行けたのだけど、ちょっと消化不良だったのでDVDで再見してようやっと楽しみ切れた、という感じ。トリップしたければ映画館での鑑賞がオススメだが、消化不良になるのが嫌ならDVDで観るしかない(やはり、美術展形式でやって貰って好きな様に観るのが好さそうですね)。
[DVD(字幕)] 8点(2020-11-05 21:39:47)
4.  最後の特攻隊 《ネタバレ》 
いい時代になったな…と言いますか、冒頭いきなり「この映画は宇垣中将とは関係ありません」とかテロップ出て、誰?と思って調べるとすぐにどーいうコトだか分かるという(他、特攻隊についてもWikiで散々調べられる)。本作の公開当時であれば、知ってる人に訊くしか手段が無いコトですもんね。  時代的なこともありましょーが、多分に特攻隊、とゆーか特攻に命を捧げた人たちの人間性の好ましい側面を重視して描いた作品ではありますか。しかし様々な観点において、彼らの人として・或いは軍人としての在り方には非常に多面的な部分が見て取れて、それが特に面白かったですね。一番印象的でかつ尺も割かれていたのは渡辺篤史の吉川飛長(=命を捨てる覚悟が全く出来ていないキャラ)でしょーが、でもそもそも主人公の鶴田浩二からして一度特攻に失敗・死に損なって以降は特攻機の援護(直掩隊)の方を務めている、という少しややこしい感じではあります。他にも、特攻一発で死ぬ位なら生き延びて一機でも多く敵を倒したいという山本麟一の堂本軍曹とか、そしてその弟の梅宮辰夫は打って変わってフワフワした感じでかつアッサリ死んでいったり、と正に人間模様という感じですね(見応え在りました)。中で高倉健はひとり特攻に対する非常に確固たる意思を持ったキャラであって、その面ではも~少し人間味が薄いとゆーか個人的にはちょっと怖くも感じるレベルでしたかね。  まあとは言え、今作からひとつ際立って強力に感じられるのは、これもやはり「集団意識」の産物なのだろうなあ…というコトですよね。ある種日本人の気質とも言いますか、でもやっぱり本当に自分自身として納得して死んでいった人なんて殆ど居なかったのだろうな…とは強く感じるトコロでして(むしろ周囲の圧力に流されて or 周りが死んでいるのに自分だけ生き残るのは…と止む無く死んでいった人の方が遥かに多いのではないかな、と)。そしてそもそも、私ならまあ絶対に無理だなコレ…とは常々思っているコトでもあります(泣いて逃げるかと)。個人的には中々、共感するとまではいかないものの好い感じに色々と考えさせられるという良作であったか、と思いました。
[DVD(邦画)] 7点(2022-06-10 22:37:08)
5.  桜の森の満開の下 《ネタバレ》 
結構色んな人が桜の「二面性」というモノには言及している様に予て思っていまして、今作もその桜に却って「孤独」という人の性を付託した作品…なのかと思いました(映画を観てから、すぐに原作も読みまして)。で、この作品って、男と女の存在は対称ではなくって、明確にその「孤独」の主たる若山富三郎がメイン(で岩下志麻はサブ)というヤツなのでしょーね、とも。でもやはり「二面性」という意味では、誰にとっても桜ってまずは「善きモノ」ではある…とも確実に思われるので、その「逆側」に言及する為にはどーしたって「ふたつ置く」必要がある様にも思えるのですね(善きモノとしての桜を前提にまずは置いておかないといけない、と)。だから畢竟、若山富三郎と岩下志麻はこの映画に於いても(一見は当然に)二項対立を為している様に見えるのでして、でもソレがそもそも原作の小説からすれば齟齬なのだろーな、と。原作でも別に、女の性質自体は映画のソレと大きく変わらない様にも感じますが、でもその「存在感」…という意味では確実に主たる男に対してはチャンと「従」であるように思われて居ました。結局ソレは(その「首遊び」にせよ何にせよ)総て「文字だから」というコトにも思えるのですね。シンプルに、映像化が難しい方の文学だったのかな、と。  ただ……その「怖ろしい」桜の満開の下、花びらが吹雪く中を、スローモーションで舞い狂う人の様、とゆーのは実に見事にアートでしたね。そもそも今作のロケーションとゆーの自体がごく素晴らし過ぎたのでして、ソコには確実に超・観入ってしまいましたです。個人的には、期待からは多少ハズレ気味ではありましたが、観て損とまではならなかった、と思いました。
[DVD(邦画)] 6点(2023-05-20 16:32:37)
6.  ザ・ブルード/怒りのメタファー 《ネタバレ》 
結論、最後まで観たらワリと面白かった…とも感じられたのですが、大いに盛り上り始めるのは殆ど最終盤に近い頃からで、中盤の1時間過ぎくらいまでは率直にやや淡泊な感じだな…とも思われて居たのですね。70年代と言えば「子供ホラー」てのは正に全盛期とも言える時期でしょーが、積極的に攻撃してくる「物理的」に怖い子供(ないし子供っぽいモノ)という意味では後発の『チャイルド・プレイ』なんかにも(最初、ブルードが単独で出没してる辺りは)似てる気もしましたかね。ただし、年代的な技術力の見劣りもあってかそのブルードの襲撃シーン(の子役のアクション)てのがちょっとキレ・パワー不足かとも感じられたのですよ(=だからショックシーンの迫力に頼っての序盤・中盤の場繋ぎってのが巧くいってない…てなコトかなと)。でも前述どおり、特にSFホラーチックなお話のコア部分は全体としても好く出来ていたと思いますし、重ねてラストまで観たトコロでは「お~、面白かったな…」と観終わるコトが出来ました。良作・佳作と言って好いのではないでしょーか。  もう一点褒めておきたいのは今作のラスボス・ノーラ(母親)役のサマンサ・エッガーさんですね。初めてお見掛けした方でしたが、中々どーしてその怖さ・恐ろしさとゆーのはまま優れた表現になっていたと思えてまして(特に狂気を垣間見せる眼が怖い)ラスボスたる資格はモ~十分だったかと思います(また、フツーに結構美人でもありますし)。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-04-23 17:35:42)
7.  残酷!女刑罰史 《ネタバレ》 
1970年というギリ60's?な年代もあって、残虐にせよエロにせよ描写自体の質は率直にそこまで大したもんでもない(それでも拷問描写はそれなりにハイレベルな陰惨さで、当時観客にもたらした衝撃の大きさとゆーのは十分に推量されるケド)。ただ、むしろお話の内容の方が相当に高レベルな残虐というか胸糞というか、無辜の市民を私利私欲、あるいは為政者の面子の為に惨たらしく拷問→虐殺していくという内容にはあまり類を見ないレベルでムカムカさせられた。が、意外とこの見るに堪えなさ・忌々しさが、当然の如くのシリアスさも相まって高度な見応えとゆーのに繋がっていたというか、マサカこんなのにこんなに引き込まれて最後まで観れてしまうとは思いませんでしたすね。主演陣に地味にちゃんとした人を起用していて、演技面でアクセントがつくれていたのも大きいのでしょうね。重ねて、意外と決して悪くない(ネガティブ方面に見応え有る)映画になってます。
[DVD(字幕)] 6点(2021-06-01 22:01:12)
8.  サンゲリア 《ネタバレ》 
昨今のヴァイタリティ溢れるゾンビを見慣れた身からすると、フルチのゾンビというのはやはり少し方向性が違う、という風に思う。結果的にゾンビ映画というのは「人が人を喰らう恐怖」「その属性が感染していく恐怖」を尖鋭化する方向に進化していった様に思われるが、フルチのゾンビは単純に「死んだ人間が動く」ということの恐怖を最前面に押し出している。要は、死体って気持ち悪いし、それが動いたら尚更気持ち悪いでしょ、ということだが、その分、グログロに腐り果てたフルチのゾンビはもはや動くのもやっと、というモタモタ加減で、その意味でも今現在これを鑑賞すると、ある種の「オツ」な味わいを感じ取れるとも言える(偶にはこういうのもイイかも、的な)。ただ、結局のところそれは恐怖描写の中でも最も低級というか、本質的にはただ「見た目が気持ち悪い」ということに留まるものであり、進化の方向性としては底が浅く、あまり後続が続かなかったのも然もありなんと言えるのだろう。  とは言え、目に一杯にミミズを湛えた腐敗ゾンビのインパクトなどは確かに凄まじく、その他のグロテスク描写の切れ味も中々で、本作がかつてヒットしたのは重々納得できるクオリティだと言える。加えて、後続のフルチ作品に比べれば展開運びも(極めて陳腐ながら)ある程度筋の通ったものであり、観易いか観易くないかで言えば確実に観易い。フルチ入門としてはある意味完璧な作品だと思う。
[DVD(字幕)] 5点(2020-07-17 00:42:46)
9.  残酷女刑務所 《ネタバレ》 
うーん…面白くないな……映画のどんなジャンルでも、多少なりとも経時変化としての「陳腐化」とゆーのは避けて通れないコトかとも思うのですが、比較的に顕著なのがアクションとかかな~とも思ってましたが(意外と)ポルノ系統も高度にそーなのかも知れませんね。女優さんが(揃ってまあまあ美人なうえ)トップレスまでは平気で見せてくれるのでありますし、セックスシーンや折檻シーンもチャンと在るには在るのですが、今観るととにかくどれも「生温い」のですよね…まあ、今どきならAVとかで幾らでももっとハイレベルで、かつ(間違い無く部分的に)ホンモノ度も高い描写が観れる状況なワケではありますし……  いちおう、建付けからの監獄もの⇒で終盤は脱獄もの、でもありまして、ラスト付近はアクションぽい展開にもなってゆくのです、がコレも(年代的には珍しい方の女性ものアクションてコトで)やはりキレ味は欠いてますし……まだあまり研究出来てはいませんが、同じ年代の同じジャンルなら邦画の方がより尖鋭的…である気もしますね(⇒ちょっと他のも観てみましょう)。
[DVD(字幕)] 4点(2023-08-17 23:04:35)
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