21. 呪怨 (2003)
ホラー慣れしてる人は笑う映画らしいが、私は笑えなかった・・・結構怖かった。布団の中も机の下も、製作者の意図通り(笑)驚かされたし。また上手いなあ、と思ったのが、シャンプーのシーン。以前友人と「シャンプーしてる時怖くない?」「そうそう!後ろに誰かいそうだよね。」「なんかこっちは無防備だしさ・・・」なんて会話をしたのを思い出した。結構ある感覚じゃないんだろうか?それを映像化されたのでぞわっとした。伽椰子、敏雄のキャラは悪くない。でもストーリー全体はもう一つ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-01-08 14:02:37) |
22. 死霊のはらわたII
最初の部分が前作のリメイクになっていて、恋人を首ちょんぱする展開をまず駆け足で見せます。前作よりコメディ色がぐっと強まるんですが、ブルース・キャンベルの熱演がたまりません。自らも憑かれたりしながらどんどん強く(そしてオバカに)なっていくアッシュ。手だけ憑かれる発想もナイス。これだけぐちゃぐちゃやりたい放題をやりながら、「センス」を感じさせるスプラッタホラーも珍しいですね。個人的には完全に別物になった3作目が一番好きですが、このシリーズはどの作品も面白いです。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-07 13:39:38) |
23. 死霊のはらわた(1981)
《ネタバレ》 いや、なんというんだろう。グロさを売り物にしたスプラッタホラーのはしりとは聞いていたが、それにしてもなんだ、このやりたい放題さは・・・というのが始めの感想。恋人が、妹が、親友が悪霊に取り憑かれ襲い掛かってきたら、あなたには殺せるか??という深遠な(笑)テーマがありそうだったのに、あまりそこは掘り込んでいない。親友はその恋人を徹底的にチョップ。主人公は恋人の死体を前に、切り刻むのをためらい、そのまま埋葬したら蘇って襲い掛かってきたところを首ちょんぱ。結局親友も悪霊に憑かれ、大格闘!そして、朽ちていくゾンビ(もうそれが元親友とか、妹とかはどうでもよい)・・・きっと主人公の心の葛藤はおまけみたいなもんで、サバイバル映画なのよね、これ。との解釈に落ち着いたのだが、シリーズを観進めるに従い、まあ色々考えても意味がないだとわかった(笑)。やりたい放題を一緒に楽しんだ者の勝ち!そして今はシリーズの大ファンです。1作目はアッシュが若いなあ。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-07 13:36:40) |
24. ジュラシック・パーク
公開当時に映画館で観ました。原作を読んでから観たため、ちょっと書ききれてないところに不満もあったのですが、考えてみれば、原作ものは概して欲張りすぎると散漫になって失敗するため、上手においしいとこどりをしているのかと思います。原作者脚本に入ってるしね。とにかく大画面で観るにはもってこいの映画で、迫力と勢いでがんがん見せますから、人物描写や設定の多少の甘さといったアラは気になりませんね。アランとエリーの最初の恐竜との邂逅から、ティラノ登場、樹上での草食竜との交流、ガリミニムスの群れと走るシーン、台所のシーン、絶体絶命のところを・・・のラスト、見所満載で、手に汗握りわくわくどきどき楽しませてくれます。エンターテイメントはこうでなきゃ、というお手本的映画と思います。なお、子供が見やすいよう残酷シーンは押さえている・・・という印象だったのですが、今回久々にDVD鑑賞して8歳の娘に見せたところ、かなり心臓に悪かったようで、その晩遅くまで眠れなかったようです。 [映画館(字幕)] 8点(2009-01-07 13:12:28) |
25. ジャングル・ジョージ
これはパロディなのね?ディズニーなら素直にターザンのアニメの方が好きだなあ…「コメディだから何でもあり」ってご都合主義は、笑えないとちょっと消化不良。なぜジョージが言葉を喋れるか(←喋るゴリラに教えられた)とか、トーキーバードが危機を知らせにアフリカから飛んでくるとか…なんかどうも笑えなくって、イマイチ感満杯。ま、こういう映画はうるさいこと言わずに楽しめたもの勝ちなんだろうけどねえ。ブレンダンはこれがキャラなんで許せます。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 4点(2009-01-05 16:37:10) |
26. シックス・センス
当時、この映画を「衝撃のラスト系」と知らずに観れたのは儲けもの。始めは霊感少年のホラーものとして観て、次第に心理ドラマ色が強くなって“んー?あんまり怖くないけど結構面白いぞ?となり、最後で“ええ~っ”となり、しかしかつ、じーんと感動。また、見直すと、「確かに!」なんて隙のない作りに感心することしきり。一粒で何度もおいしい映画。それにしてもあっちの子役は上手い子が多いなあ。日本で作ったらまず子役で難航しそうだ。ブルース・ウイリスの映画の中では今のところ一番。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-01-05 16:27:44) |
27. ジーパーズ・クリーパーズ
コッポラ・・・どうしちゃったの??前半ハラハラして観てたのに、モンスターの姿がはっきり映されてからどうでもよくなった。ラストなんか、なんじゃそりゃ、です。でも続編観ちゃった(笑)。 [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2008-12-19 14:08:38) |
28. Shall we ダンス?(1995)
《ネタバレ》 いい映画だと思う。でも、どうしても気になってしまったのが「草刈さんの演技」だ。女優ではない、彼女は踊りのエキスパートだから・・・ということでそんな“さまつなこと”には敢えて触れない方も多いようだが、私としては、あそこまで下手だと、それに耳がいってしまい、映画の流れがピタッとそこで滞ってしまうように感じてしまったのだ。美しく優秀なダンサーであろう草刈さんを責める気はないが、私のような鑑賞者にとっては、彼女のセリフがこの映画のガンになってしまった。役所広司、竹中直人、渡辺えり子みんないい味を出しており、コメディなところ、中年の哀愁なんか非常によく描けていて、華やかな競技会は絵的にもきれい。でも草刈さんが何か言うたび、それまで進行していたストーリーが止まってしまう・・・。踊りで魅せようと、その道のプロで美しい彼女を出演させるというのは解るのだが、映画である以上、もう少し何とかならなかったのか?練習してもあれが彼女の限界なら、彼女の踊りだけ見せるような脚本も可能な気がするが。最後の“Shall we dance?”(あれだけは良かった!)以外のセリフはカットして・・・。 <2009.2.27追記>先ごろリメイクを観ました。あちらはあちらで良かったけど、本作の良さを再認識させられるところがあったので、1点追加。 [地上波(邦画)] 7点(2008-12-18 13:40:19) |
29. シザーハンズ
設定は奇想天外だが、「最初はもてはやされ、状況が変わって手の裏を返される異形の者」という展開は人間をよく描いているな、と思う。主人公エドワードはあくまで純粋で優しく、周りの人間の身勝手さがよく対照されている。ヒロイン(って彼女、よく考えると“身勝手な人間”の代表格だが)がエドワードの彫る雪像の下で踊るシーンなどは美しく、抱擁シーンも切ない。良質のファンタジー。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-12-15 13:39:32) |
30. シンデレラII<OVA>
クラシックの続編を作るのはやめて欲しい。大体原作は古典であるのに、勝手に話を作って何様のつもり?(ディズニー様のつもり!)典型的な玉の輿ストーリーを「女の幸せは自分で掴むもの」と現代的な解釈で、ってところですか?古典は古典でよし。ディズニーの続編は愚作が多いが、「腹が立った」のはこれだけである。 [DVD(字幕なし「原語」)] 1点(2008-12-12 18:46:03) |
31. シャンハイ・ヌーン
80年代の勢いはないが、ジャッキーも40代半ばでこれだけアクションが出来るのはやはり大したもの。「珍道中で友情が芽生える」ありきたりの展開にも、素直に楽しめたし。 ただ、女性陣はなあ。ルーシー・リューのお姫様は違和感否めず。インディアンの嫁さんは可愛かったし、男二人を牢屋から救出するシーンはちょっと格好よかったりもしたが、最後この「妻」とオーウェンがくっつくって・・・なんだ、その取ってつけたような展開は。それにお姫様、ジャッキーや裏切り者の中国人と英語で話すなよ、映画の中で中国語も使ってるのにすごく中途半端で不自然。 言葉や恋愛の描き方に手を抜きすぎ! まあ、そこらのアラを気にしなければ、普通に楽しめるアクション映画。でもジャッキーファンには物足りないかもね。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-12 18:36:50) |