41. シェーン
撃ちあいよりも殴り合いのほうが多い。しかし過剰でない銃撃戦のなんとスタイリッシュなことか。あの一瞬を観るために何度と無く劇場に足を運んだ人も多かったに違いないと思わせる素晴らしさ。ペイルライダーの原型を知れて満足。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-23 23:38:45) |
42. 少年メリケンサック
木村祐一がへたくそ。なぜ彼はあんなに起用されるのか。作品をぶち壊すほどの演技力にも関わらず主役級の露出度なのはなぜか。宮崎あおいと佐藤浩市のための映画。 [DVD(邦画)] 6点(2011-04-16 01:41:01) |
43. ジャケット
時系列モノとしては良くできていると思いますが、未来に行くことで過去の人間にアドバイスをし、未来を変えるというパターンはありがち。そしてそのパラドックスについてあまり考えていないような作りはちょっといただけないかも。拘束衣という設定にしかオリジナリティを感じませんでした。エイドリアン・ブロディの演技のおかげで成り立っているようなもんですね。全体的な雰囲気はとても好きです。精神病院モノ(というジャンルがあるならば)が好きなので、プラス1点という感じ。それにしてもレンフロ‥‥。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-19 17:41:39) |
44. ショートバス
なんだか暖かい気持ちになります。みんな似たような悩みを持っているはず。 [DVD(字幕)] 6点(2010-08-19 00:34:14) |
45. シェルブールの雨傘
すごく気に入ってる作品ではあるけど、観るたびに逆にマイナス面も目立ちます。まず全編歌にする必要性がないということです。メロディがあまり無いのに歌う必然性がありません。それから前半のギイとジュヌヴィエーヴやおばさんらへんのくだりに較べて、後半のカサールやギイの帰還らへんが短すぎます。あの辺が薄すぎて、マドレーヌとの恋愛が軽薄なものに見えてしまいました。 ただ、ラストシーンでその辺りのマイナス面はかき消えて、素晴らしい映画を観る喜びに浸ることができます。「あぁ、ここを撮りたかったんだね」と分かるようなシーンです。うん、素晴らしい。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-20 01:39:28) |
46. 市民ケーン
《ネタバレ》 まぁ何がすごいかと言われると答えに窮するんだけど、素人のおれでさえ分かるくらい映像的、ストーリー的手法が多彩です。手が込んでる。 いろんな角度から撮ってみたり(選挙演説のシーン)、奥行きを出してみたり(ケーンが雪遊びをしている時の家の中のシーン)、鏡の反射を使ってみたり(クロニクルの記者を引き抜いたシーン、ダンスパーティのシーン)、思いつくだけでもかなりの数です。 場面切り替えも単純なフェードアウトはともかく、「うまいなぁ」と感心するシーンばかりで驚きました。 ただストーリーだけを考えると、ケーンの一生を「バラのつぼみ」というキーワードを基にして描いているだけなので派手さはないし、正直そのオチも微妙です。そこまで引っ張るほど「バラのつぼみ」にパワーがあったとは思えません。 テーマは作品中に何回も出てくる通り「愛」です。というよりは「愛への渇望」かな。言葉にすると陳腐だけど「愛は金じゃ買えない」 愛を与えることができない。故に愛されない。それがあのラストシーンから分かるように、少年時代につながっているんですね。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-01 23:12:17) |
47. 地獄の黙示録 特別完全版
不必要なシーンが多かった気がします。焦点がぼけてしまっていてはっきりしていません。独特の雰囲気は好きです。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-30 00:01:10) |
48. ジュリアン(1999)
一つの世界ですね。意外と面白かった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-09 00:29:11) |
49. 13日の金曜日(1980)
有名なマスクとかチェンソーを期待するとがっかりする。そしてどんでん返しや派手な演出を期待してもがっかりする。今みたら面白くない。 [DVD(字幕)] 5点(2011-02-21 01:07:38) |
50. シャッター アイランド
《ネタバレ》 精神病院モノというジャンルがあるのかどうかはさておき、こういった題材は大好きなので期待して観ました。多少映画やミステリ小説を読む人なら(あるいは疑り深い人)オチは気付かない人の方が少ないだろうし、自分は「前に来たことがある」みたいな最初の台詞でもう勘づいてしまった。だからそこは主眼ではないのだろう。やはりラスト‥‥なんだけど、言いたいことは何となく分かるんだけど、すごくいいアイディアなんだけど、あの一言にそれほどの重みが感じられないのが致命的でした。あの一言は、物語の筋的に逆転した結末がもう一度逆転する(あるいはする可能性がある)ほどの破壊力があるはずなんだけど、それが足りなかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2010-10-23 12:07:38) |
51. シャロウ・グレイブ
この映画の魅力はスピード感やストーリーはもちろん、ダニーボイル独特の映像表現にああります。一見唐突に見える映像でも、きちんと考えられていて、登場人物の心理を表していたりします。 一つ一つのシーンが本当に工夫されていて、素晴らしかったです。天井に穴を開けるアイディアやビデオカメラの映像などなど……。 しかしアイディア自体は「屋根裏の散歩者」です。江戸川乱歩は偉大すぎます。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-13 00:01:16) |
52. 17歳の肖像
《ネタバレ》 原題はEducationです。社会勉強が一番ってことかな。ストーリーとしてはたいしたことはなく、妻子持ちの年上男性にもてあそばれて捨てられるというだけ。特に波乱もないし、特筆するようなところも無いと思います。教育、にそこまで重みのあるテーマ性を感じたわけでもないし、平凡な作品。 [映画館(字幕)] 4点(2010-06-28 23:51:16) |
53. 少林サッカー
最初は面白かったけど、飽きました。バカなことを本気でやってるのは面白いけど、それだけっていうのも芸がないかな。 [DVD(字幕)] 4点(2009-07-06 23:25:40) |
54. 13日の金曜日PART2
まぁふつうに面白くないので観なければよかったです。 [DVD(字幕)] 3点(2012-07-08 21:53:05) |
55. 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
映画としての出来が最低。山本太郎や裕木が演じた光の雨のほうが余程良い出来である。テレビの再現VTRのような安っぽさ、永田のあまりに分かりやすすぎる演出。実際の出来事に忠実に描くという点では光の雨を上回っているが、映画としての魅力は皆無である。また、それだけにあまりにも説明的描写が多すぎる場面、少なすぎる場面があり、予備知識がなければ何がどうなっているかも分からない。ただ、資料としては当時の映像なども交えてかなりまとまっているのでそういう価値はある。資料なら8点くらいつける。 [DVD(邦画)] 3点(2012-04-01 21:34:32) |
56. 死霊の盆踊り
笑えるレビューをこれだけ書かせる映画は他にはない。この映画はこれ本体ではなく、これを観た人同士の交流をより深めるコミュニケーションツールとして理解されるべきだ。このつまらないものを観たおかげでコメントがさらに笑えるものになるという不思議。何がつまらないかを知ることこそ、何が面白いかを知ることになるという逆説。素晴らしい哲学的映画でした。0点だけど。 [DVD(字幕)] 0点(2011-05-08 00:53:32) |