1. 人生は琴の弦のように
寓話的な雰囲気の中で、ゆっくりと流れていく時間が心地よいと思いました。僕のちんまいTVの画面で観てさえも、とても広い所を漂っているかのような錯覚を味あわせてくれた画造りは見事でした。この監督さんは、子供達の王様や黄色い大地などでもそうなのですが、何でもない話の中にとても奥行きのある感情の機微や寓意を巧みに織り込み、それを丁寧にかつ適度に突き放した絶妙な描き方をすることによって、心の中に深く染み入ってくる作品を残してくれます。ホントどーでもいいことですが、うどん屋さんサイコー。 6点(2003-10-14 09:42:33) |
2. ジャッカル
原作とも映画版オリジナルとも異なる方向性を目指すことは、別段悪いことではないと思うのですが、でてきた結果はちょっとあさってすぎるテイストだったような気がします。ビジネスの準備段階や結末への流れに、サスペンス性が薄すぎたように思いました。個人的に、ここら辺はいくら違うものを作りたいとはいっても無視してほしくはなかった部分だったので、ちょっと残念です。ウィリスさんの連続変装を見てると微笑みをもらすのを堪えきれなくなるところは、制作者の狙い通りの効果をあげていたと思います(ひょっとして僕は勘違いしてるかも) 4点(2003-08-23 16:08:03) |
3. ジーパーズ・クリーパーズ
唐突すぎるくらいのいきなりなご本人のご登場、およびあまりにもアレでナニなイカス活躍具合に笑いが込み上げるのを抑えられませんでした。ある意味良作(なのだと思う…たぶん) 3点(2003-07-23 12:41:07) |
4. 死刑執行人もまた死す
本来込み入った内容のはずですが、くどくならないギリギリの分り易さをもって監督が観客に伝えてくれたおかげで、実に良質な緊迫感を楽しむことに集中できました。演出・構成上のこのバランス感覚はとても素晴らしいと思います。すんごく良作。 8点(2003-07-23 12:32:07) |
5. じゃりン子チエ
実家にいたころテレビで繰り返し再放送されていて、この前ふとレンタル屋で見かけたので、懐かしくなり借りてしまいました。小さなエピソードがイヤミなく積み重ねられて、いつも観ているうちに自然とノスタルジックな気分に浸れます。そしてそれがまた心地よい。本作をはじめ、クレヨンしんちゃんのいくつかやオネアミスの翼、風が吹くときなど、秀作アニメには心に残るものが多いです。まぁ、本作は一個の作品というよりは原作コミックの前半部総集編に近い形なのですが。久しぶりに古本で集めた原作を無性に読みたくなりました。 8点(2003-07-08 19:14:53) |
6. 市民ケーン
結局、だからどうしたんだろうという印象しか残らなかった。たぶん僕には、映画を観る上であったほうがいい素養が決定的に欠けてるのだろうと思う。でもこの点数が正直な感想。 1点(2002-08-12 14:42:11) |
7. ショーガール
ケバケバしさと本音の掃き溜めの万華鏡みたい。バーホーベン監督に一生ついて行こう(出来る限り)、と思った作品その2。 9点(2002-07-30 23:22:30) |