1. 死の棘
狂気の嫉妬行為か。当然の嫉妬行為か。境界線上でうまく描きつつ、犬も食わない夫婦喧嘩の深刻さと滑稽さを出していた。久しぶりに、こんな表現方法もあるのだなぁ、と感心した作品。夫の浮気に激怒しつつも突き放せない妻の性(さが)が、昭和の風景にとても合っていた。昔の児童本に出てきそうな、大人しくていたいけない子供がかわいそう。 8点(2004-03-01 12:03:25) |
2. 女優霊(1996)
幽霊の登場方法が恐怖心をそそらず、ストーリーも「あるところに幽霊がいました」だけ。「呪怨」が出てしまった今、これはキツイ。 3点(2003-09-15 12:17:23) |
3. シックス・センス
《ネタバレ》 二回に分けて観てしまい、間の日、車を運転している時に何気なく気がついてしまったんです。大事な仕掛けを。その後思ったのは、オスメント君は普通気付くだろう?でした。われ思うゆえに彼あり。 6点(2003-09-13 02:13:29) |
4. 食神
「少林サッカー」に至る前にこの作品あり。「少林サッカー」よりは雑ですが、とにかくふざけまくり、でも丁寧さを失わないところがいい。チャウシンチーの良い所で重要視出来るのは、仲間の良い素質をそのまま生かそうとするところです。最後に出てくる少林の先生のわけ分からない面白さは、その人の持ち味がにじみ出ていた。ホント毎回誰だこりゃと笑かす人を見つけてきます。 7点(2003-08-26 19:31:59) |
5. シンプル・プラン
雰囲気的には「続・ファーゴ」という感じ。中途半端な賢さを持った者とおつむが足りなそうな者たちを欲がかき乱してよく計画がすすむわけない。きれいごとを言っていても実際大金を見せられると人が変わるのは、誰も笑えない人間の弱さであり恐いところ。納得いかない筋運びも少々ありましたけどよく出来た映画。劇場だったら+1だったでしょう。 6点(2003-01-02 17:28:26) |
6. シベリア超特急
やったぜ!もちろん!つまらないし、途中で見るのやめっちゃったし、2 以降は見ないだろうし、壱点だけど。でも、これからも語り継がれていってもらいたい珍品。水野センセイいつまでもお元気で。 1点(2001-11-28 02:58:56)(笑:1票) (良:1票) |
7. ショーシャンクの空に
希望というものは良いものだ。そうなのだ。タフに希望を求めるという事はこういう事なんだと教えられたような作品でした.壁に〇〇〇が・・・気付きませんでした.意表を付かれるのは快感。すばらしい! 10点(2001-11-01 01:58:26) |
8. Shall we ダンス?(1995)
何気にテレビで期待せずに見れば良い映画だったかも。昼間の喫茶店で町会オジさんオバさんが「あの映画良かったねぇ」なんて話してるような映画。周防監督にはそれほどコメディのセンスがあるとは思えません。映画の題材選びはうまいと思いますけど。ヒロインである草刈民代には魅力を感じなかった。個性感じられず、あの演技じゃ・・。 6点(2001-09-29 10:52:47) |
9. 少年時代(1990)
疎開先での子供たちの力関係で、戦前と戦後の日本を象徴した傑作。日本ならではの風景、子供たち。どっぷりつかりました。 10点(2001-09-28 04:31:56) |
10. ジャッキー・ブラウン
タランティーノの映像と音楽の趣味は大好きです。この作品もクレーン撮影の長回しでアップにせず遠くまで車を写し、そこでおしゃべりな手下がしゃべり始めた瞬間撃つシーンなど好きな場面がいっぱい。基本的に同じ技巧をつかっていそうだけど、タランティーノなりの応用があると思います。くささの1歩手前でふんばっている演出もすきです。 9点(2001-08-04 10:17:16) |