1. ジャンヌ・ダルク(1999)
姉を殺し犯した憎んでも憎みきれない英国兵。神の啓示を受けて母国フランスのために敢然と立ち上がったジャンヌダルク。余りにも有名な史実ですが、映画になって改めてみますと、その勇気、気概、信念の気高さに驚嘆すると同時に尊敬しますが、最後の火刑の場面では、思わず目を背けるほどの悲しみで一杯になります。15世紀の習俗、文化、生活振り、宗教裁判、戦争。600年近い昔を目の当たりにして歴史を思い起こすという意味でも感慨深い映画でした。 9点(2003-03-17 15:14:00) |
2. シックス・センス
よく分らない映画ですね。何が言いたいのか。映画って所詮娯楽ですよね。普通に見て分らないと言うのは疲れます。何か、「さあどうだ。私の言わんとすることが分るか。見抜いて見ろ」そんな声が聞こえてきそうです。後味の悪い、嫌な映画を見てしまいました。 2点(2002-11-01 11:57:00)(良:1票) |
3. JFK
終わり近くの、ケビン・コスナーによる火を噴くような30分に渡る論告。凄かったです。だけど、映画を見る限り国防省、CIA、ホワイトハウス総ぐるみの陰謀ということのように思われるけど、そんな事って本当にあるのだろうか。弾は三発しか発射されていないのに傷口は7カ所あると。こんな明々白々のことに、ウォーレン報告はどう言っているのか。とにかく本当に謎だらけの事件です。 7点(2002-09-26 17:22:39) |
4. シンドラーのリスト
凄惨なナチによる虐殺。事実としては知っているつもりですが改めて映画で見せられると正視できません。主人公シンドラーの描き方には少し不満が残ります。最後にはもう少し助けられたのにといって泣き崩れます。しかし、それまでは、浮気はするし、そういう事実があるのを知っていながら平然としている風もあってこれだけの悲惨な事実に心痛めている感じが描かれていないので、えッ、そんなに苦しんでいたんですかという思いでした。白黒画面の中の赤いスカートの女の子。黒沢明「天国と地獄」の赤い煙をヒントにしましたね。これにはビックリ。 7点(2002-09-26 17:21:11) |