1. 十二人の怒れる男(1957)
12人の男を一部屋に詰め込んで、その会話だけで事件の性格と社会性を描き出す構成は傑作の名に値するでしょう。見て損はしない作品です。今の時代に同じシナリオで作れば、結末が予想できるとか、こんなに素直に皆が説得されないだろうとか、12人の社会的構成が偏っている(女性がいないとか、黒人やヒスパニックがいないとか)いろいろと不満が出て、成立しないとは思いますが。白黒映画の時代的傑作ということでしょう。 8点(2004-09-27 10:11:16) |
2. シービスケット
実話に基づいた感動素材だそうですが、その割にはもったいない出来栄えの作品だと思います。大不況期に人々を励ましたという視点と競馬の視点がうまく融合できておらず、すっきりしない印象。 7点(2004-01-17 23:45:38) |
3. ジャンヌ・ダルク(1999)
主人公の性格づけが甘いために、訴えてこない映画。宗教、戦争、政治、人間、いずれを描くにしてももっと徹底すべき。 4点(2002-06-12 18:37:28) |
4. ジャッカル
役者優先で物事が進むハリウッド方式の弱点が出た映画。脚本の粗さが目につく。 3点(2002-06-12 18:32:38) |
5. 白と黒のナイフ
推理サスペンスものとしてよくできていた気がします。ラストもよくできてますね。ただ、家に帰ってよく考えてみると、辻褄の合わないところもあったような。傑作じゃないけれど、佳作と言えると思います。 7点(2002-05-01 23:13:05) |
6. シンシナティ・キッド
これ、隠れた名品だと思います。ストーリーがしっかりしているし、ポーカーの勝負の決着の盛り上げ方もいい。ニューマンの『ハスラー』より上だと思います。ほんとのラストのせりふもいい。 8点(2002-04-19 15:20:56) |