1. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 シンプルにおもしろかったと言える映画。 序盤の刑務所の洗礼では怒りと同情を覚え、刑務所をよりよい環境にするところではワクワクし、後半のサスペンス的なシーンではドキドキ。そして痛快な脱獄シーン、不安を抱かせるレッドの娑婆のシーンと続き、最後のハッピーエンドが、まるでエンディングの晴れやかな空のような爽やかさを与えてくれた。 無実なのに脱獄するのはどうだろう、とおっしゃる方も多いようですが、無実の罪で何十年も刑務所に入っている人間にとって、一体何が法だというのでしょうか?所長のモノを横領したのだって、所長が金のために友達を殺した『最低の』極悪人だから許されるわけだし、他の人に迷惑をかけているわけでもないですし。僕はむしろ、堅物だったアンディの中の思想の転換がとても良く写った。 とにかく、単純に『おもしろい』映画だった。すごく感情移入させてくれるし、作りも最高に丁寧。ただもうワンパンチ、何かが足りなかった気がするのが残念。 [DVD(吹替)] 9点(2006-05-17 01:07:54) |