1. ジャックと天空の巨人
ブライアン・シンガーらしいコクはあんまりないけど、なかなか楽しめます。 小道具や伏線などよく考えられ、きちんとした脚本だと思いました。ジャックと豆の木をリアルに追求していくと、なるほどそういう背景でそういう展開になっていくよなあというのもよく考えられています。 3Dも、いかにも3Dならではのカットがところどころあり、特に巨人から人間を見下ろした時のミニチュア風な見え方は工夫されてて面白いです。 ……が!ひとつ大きな疑問が。あの“天空”は一体どういった世界観なの?あの大地はどういうふうにあるわけ?その肝心のところをボカしてるのが惜しい!たぶんその設定に制作陣はさんざん悩んだんだとは思うけど、もうちょっとどうにかならんかったんかなぁ…… [映画館(字幕)] 6点(2013-03-28 03:32:19) |
2. しんぼる
たとえ2時間見るのがつらくても最後の最後に「そうかそれがやりたかったんだね!」と言わせてくれる映画がいい映画(理解できるできないとはまた別)ではないかと思う。で、ダメなのが、最初は面白く見たのに終わりが「で?」な映画。この映画が後者でした。 [映画館(邦画)] 3点(2009-09-20 05:31:17) |
3. 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
彼らが何言ってるのかさっぱり理解できん!でも怖かった!すいません!ということでこの映画に対する自己批判とさせていただきたく思います。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-08-09 01:01:25) |
4. 神童
原作未読だが、この映画全体を包んでいる大変いい空気感に好感を持って観ることが出来た。成海璃子、マツケンがいいのは言うまでもないが、この二人の役者を的確に活かす脚本、ポンとそこに自然に存在しているような演出、これらは派手さはないがたしかな力量を感じた。そこはもっと評価してもいいと思う。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-01-14 01:12:40) |
5. ジェイコブス・ラダー(1990)
オチがいいとか悪いとかいう論議にはまったく意味がない。これ以外の終わり方はないからだ。 素晴らしいのは幻想的なシーンの描き方!VFX(CGや合成という意味での)に一切頼らず実写オンリー+編集技で勝負し、手触り感のある恐ろしさを感じさせることに成功している。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-13 00:57:17)(良:1票) |
6. 呪怨 パンデミック
ネタ的にはだいぶワンパターンになってきたが、技術的にはがんばっている。特に照明のコントロールとよく考えられたカメラワークはさすがだ。しかし今回はカヤコらがあちこち出過ぎでめりはりに欠けていた。次にどう展開させるのか期待したい。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-04 06:27:51) |
7. JUNO/ジュノ
ジェイソン・ライトマンの軽味のあるドライな演出はなかなか冴えている。主人公の女の子の日々を自然でリアリティをもって淡々と捉えているように見せかけておいて、その描き方は「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」のウェス・アンダーソンのようにスタイリッシュでとても計算されている。実はドラマ自体はそれほど大した内容ではなく、ライトマンの演出力がかなり補っている。全体からかもしだされるシニカルなトーンも、脚本本来のものというより、演出によるところが大きいような気がする。そう言う意味で、ストーリーの内容そのものについて言えば、主人公の魅力にだけ頼っていて、ドラマとしての起伏に欠けるし、そこを描かなきゃ!というところを案外簡単にはしょっていたりして残念だった。 [映画館(字幕)] 6点(2008-07-04 18:33:15) |