1. 19歳
《ネタバレ》 アニマル浜口の娘さんにどことなく似た雰囲気の道本咲希さんという方が、自身を主演として撮った自主制作風の短編。 19歳で短大生の主人公は就活しなきゃいけないけど、毎日ブラブラして首から15万円するカメラをさげ、写真を撮り歩いている。 まるでそれは現実から逃避するようでもあり、逆に何かを追い求める積極的な姿にも見えた。 そうこうしていたら20歳になっていたところで終わる。 何気ない内容の短編だが、何か具体的な目標や夢もない当たり前にどこにでもいそうな19歳のいまを切り取った内容になっており、これはこれで初めて感覚で面白かった。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-04-21 12:41:17) |
2. しゃぼん玉
《ネタバレ》 生い立ちに恵まれず人間らしい心を育めなかった青年。 それを更生させたのは田舎のおばあちゃん。 田舎の良さを描いた心温まる内容。 何でも受け止めてくれるばあちゃんの心の広さ、まるで母親かのような深い愛情に心を揺り動かされた。 [インターネット(邦画)] 7点(2023-06-26 00:35:51) |
3. 灼熱の魂
《ネタバレ》 最初の1時間は非常に退屈、後半は気色が悪い内容。 ストーリーが分かりづらいし、分かったところで気分が悪くなるというクソ映画。 [インターネット(字幕)] 1点(2023-01-24 20:46:28) |
4. 少年の君
《ネタバレ》 見ていて辛いシーンの連続だが、いじめの悲惨さを世に訴えるためには必要だったと思う。 いじめ撲滅という観点では良い映画になっている。 一方で、楽しめたかと言えばそうではない。 心が晴れる映画ではない。 今までのチョウ・ドンユイはかわいさで魅力を発揮していたが、本作では演技派としても女優の地位を確立した。 監督のデレク・ツァンもこれからの活躍がますます期待される。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-10-24 00:32:06) |
5. 親密さ
《ネタバレ》 リアル劇と舞台劇の二部構成。 合計4時間超の大作だ。 前半から理屈っぽくて声の小さい男に苛立ち、不細工な女に嫌気がさした。 ところが映画が終わる頃には、その男女に慣れている自分に驚いた。 ラストシーンは思いのほか感動した。 丸刈りになって爽やかになった男と、化粧っ気が出て綺麗になった女に目を奪われた。 並行に進む電車の中で無邪気にはしゃぐ男女、雰囲気のいい音楽、やがて電車が離ればなれになるところ。 電車の使い方が実にいい。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-08-21 01:07:16)(良:1票) |
6. CINEMA FIGHTERS/パラレルワールド
《ネタバレ》 ダンス馬鹿がダンス馬鹿に送る映画、というかEXILEのPV。 光の使い方に、河瀬直美らしさは感じた。 [インターネット(邦画)] 1点(2022-07-01 21:41:30) |
7. ジャッジ!
《ネタバレ》 プロ集団がお金をかけて作った感じの映画。 隙がないというか、これといった弛みがない。 でも、それがこの映画の最大の難点。 エンターテイメントとしては優れてはいるし、コメディに徹しているから、それでいいのかも。 満足はいかないけど、そこまで不満もなく、そつのない商業映画。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-08-15 01:58:53) |
8. 幸せなひとりぼっち
《ネタバレ》 こういう悪態ばっかついているクレームじじいは大嫌いだ。 そんなクソジジイの過去を見せつけられても白けるばかりだ。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-06-09 22:27:32) |
9. シスターフッド
《ネタバレ》 今を迷える若者が多数登場するが、どこか皆、苦しみを抱えている。 それは若さ特有のものが多く、若さとは将来への希望があると同時に、苦しみも共存していると感ずる。 現に私も若い時分は、若いが故の苦しみがあった。 ようやくこの歳になって、それらの苦しみのほとんどは消えていった。 だから私は若かりし頃には戻りたいとも思わないし、若さに対する羨望もない。 印象的な言葉。 「日常に幸せを感じるかどうかは、その人自身の幸せに対する感度の問題で、幸せを感じる力次第なのではないか」 これにはとても共感できた。 日常の些細な事に、いかに感謝し、幸せを感じるか。 これこそが、生きやすさを左右する重要な事のように思う。 それと、劇中に登場したBOMIという歌手。 これがとても気に入った。 それもこの映画を見た事の収穫の一つ。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-06-06 02:32:26) |
10. ジンクス!!!
《ネタバレ》 この作品を見て気づいたこと。 それは、感動を狙ってると分かる内容なのに、自分には全く刺さらなかった時、これ以上ない駄作に感じるということ。 これは見ていて、つまらないを通り越し、寒気がした。 まるで氷上で寝そべるラストの二人の様に… [インターネット(邦画)] 1点(2020-12-11 00:58:18) |
11. 四月の永い夢
《ネタバレ》 故郷に帰るまでの内容は面白いが、故郷に帰ってからはつまらなくなる。 哀しみを携えた喪服姿って、何故あんなに綺麗なのか。 とにかくそれが印象的。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-10-22 19:22:44) |
12. シチリアの恋
《ネタバレ》 冒頭からイライラする悪い意味でしびれる展開。 ヒリヒリする。 後半、若干盛り返すも、あざとく感動を狙った展開に嫌気がさした。 ベタな恋愛映画は好きだが、これはベタというより下手な展開の恋愛映画。 ぬいぐるみに扮して彼女と触れ合うアイデアは悪くないが、果たしてあの状況でぬいぐるみに抱きつくかなぁ。 どこか不自然だな。 あと邦題が圧倒的におかしい。 ほとんどシチリアなんて出てこない。 これは悪いモノを観てしまった感。 期待して観ただけに残念! [インターネット(字幕)] 2点(2020-09-09 20:54:16) |
13. 知らない、ふたり
《ネタバレ》 今泉監督に降参!参った! これは面白い。 レオンが最初に登場した時、なんだこのカッコつけた野郎は!と思って見ていたけど、終わってみると凄い良い奴に見えたりして、ハイ、わたし単純です。 時間軸がいったりきたりするのは『運命じゃない人』を思い起こさせるが、これが実に効果的。 イケメン揃いの為、男性陣の見分けがつきにくく、人物相関に関して少々混乱する部分はあったものの、なんとか話についていった。 でもそれはラストシーンでレオンの表情が一気に明るく変化するところで消し飛んだ。 あれは良いラストシーンだなぁ。 これは良い映画だ!見て良かった!と思えた。 ついでにエンディングソングも良い! これから遅らばせながら、今泉監督の作品をどんどん見ていくつもりです。 素晴らしい監督に出会えて良かった。 男女の出会い、一目惚れ、もとさや、色んな要素が奥深く表現されていて、とっても魅力的な作品でした。 [インターネット(邦画)] 9点(2020-08-30 01:31:34)(良:2票) |
14. SHIFT ~恋よりも強いミカタ~
《ネタバレ》 ゲイの男性を好きになってしまう女性。 男はあくまで、その女性のことを友達だと思っている。 それが分かっているのに、その男を好きになってしまった女性。 そこから始まる悲劇・・・ どこかで見かけたことのありそうな設定だけに、陳腐さがつきまとうが、フィリピン映画ということで、どこか新鮮さもあった。 失恋したばかりの女性に、面接官が「5年後のあなたは?」と聞く、ラストシーンが印象的。 [DVD(字幕)] 6点(2016-10-30 02:45:06) |
15. GF*BF
《ネタバレ》 筋書きは非常に良くできている。 凄い!と言い切れる程に、良くできている。 冒頭の、顔の似たハーフっぽい女の子が二人暴れるシーン、これも後で振り返ると、すさまじいまでの伏線。 筋書きと演出はトップレベルに良くできているのだが、いかんせん重い! 重すぎる。 そして不幸な話は、観ていて疲れるし、いい気分にもなれない。 そんなこんなで、非常に評価自体が難しい作品だった・・・ セクシャルマイノリティの苦悩、不倫のもたらす絶望的な道筋、子供という絶対的な存在、世の中を上手に生きていくならず者。 色んな要素に、台湾の歴史的背景も絡まって、とってもお腹いっぱいになる一本。 だからこそ重い。 いくら感銘を受け、筋書きと演出がピカイチでも、人生讃歌と真反対をいく本作を、高く評価することは、やっぱりできない。 人生たるもの、どこかに救いはあるし、いつだってやり直しはきくはず。 そんなメッセージがもし、この作品に込められていたら、満点をつけても良かったかな。 そんだけすんごい作品だし、そんだけもったいない作品。 しっかし、また台北に行きたいなぁ 夜市を歩きたいなぁ グイ・ルンメイは、やっぱり素敵だなぁ [DVD(字幕)] 7点(2016-02-22 01:53:55) |
16. シーサイドモーテル
脱力して観られる日本映画で、個人的には素直に楽しめた。 「人を不幸にする真実よりは、人を幸福にする嘘の方が良い」 これが本作のテーマ。 群像劇スタイルでもって、このテーマをとことん突き詰めるというより、散乱させる。 とにかく登場人物が豪華で、めまぐるしい展開も飽きさせない。 ただ、少々疲れたかな。 なんというか、「人を幸福にする真実」が一番にいいに決まってるからね。 そういう意味では、不毛なテーマの掘り下げかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-03-22 01:58:40) |
17. シャニダールの花
前知識なしで鑑賞したのが悲劇の始まり・・・ こんなにもファンタジーな内容とは思いもよらなんだ! 突飛なストーリーに、戸惑った。 だがある意味、石井監督の新境地とも言えよう。 ストーリーはともかく、映像も透き通っていて、とても良い。 今作は、個人的にはハズレだったが、石井監督の、常に新しい映画を作ろうとするチャレンジ精神は、いまだ衰えを知らず、そういった意味では、とても安心した。 次回作に期待!! [映画館(邦画)] 3点(2013-09-06 22:39:10) |
18. 死刑弁護人
《ネタバレ》 和歌山ヒ素入りカレー事件の林眞須美、地下鉄サリン事件の麻原彰晃など、著名な殺人犯たちの弁護士をつとめた、安田好弘という人物に焦点をあてたドキュメンタリー。 林眞須美の無実を信じて揺るがないその信念。 世の中からバッシングを浴びても、決してひるまない弁護士としてのプロ根性。 そして何より、ひとりの人間としての個性が突出していて面白い。 そのイメージからすると、狂気の弁護士というイメージがわくが、その実像は意外にも実直な人間そのものだ。 又、実際に犯行を犯した人間に対しては、その量刑の適切さを裁判所で主張してみせるなど、何でもかんでも犯罪人を無実として主張しているわけでもなく、良識と冷静さも兼ね備えている。 安田好弘弁護士に対してマスコミが創り上げたイメージとは別の人物像が、このドキュメンタリーによって浮かびあがる。 いかにマスコミというもがデタラメかが判明する。 それだけでも観る価値のある映画だ。 又、安田好弘は若い頃から一貫して国家権力と闘ってきた弁護士でもある。 弱者の味方、社会的被害者の味方という意味でも、日本にとって欠かすことのできない弁護士であろう。 時に、国家権力は暴走する。 最高権力たる国家権力に真っ向から挑む安田好弘弁護士。 このような人物を抹殺してはならないし、この様な映画を通して、その存在価値を一人でも多くの人に周知させる必要があるであろう。 その様な意味で、このドキュメンタリー映画は、大きな社会的意義を持つ。 [映画館(邦画)] 7点(2012-07-22 09:23:21)(良:1票) |