1. スリーメン&ベビー
この映画を観て父性本能に目覚めてしまった…、赤ちゃんが憎めなかったので6点。 6点(2005-02-09 18:47:27) |
2. スプレンドール
《ネタバレ》 個人的にあんな映画館なら毎日でも通いたい。最初は『ニュー・シネマ・パラダイス』の亜流みたいな作品かな?と思っていたのだけれど、ところがどっこい!『ニュー・シネマ~』に負けず劣らず素晴らしい作品でした(て言うか製作年よく見ろっての)。劇中には『メトロポリス』『プレイタイム』『アメリカの夜』と、映画ファン感嘆のラインナップが続々登場。映画館の隅にさり気なく『フルメタル・ジャケット』のポスターが貼ってあったり、ラジオから「カンヌで『甘い生活』がグランプリ受賞!」とか流れてきて当の映画の主演男優はどこかの映画館で館主を務めているという、エットーレ・スコラ監督の遊び心にも感服。ストーリーは如何に映画が素晴らしいかということを延々と語り続けていくような内容なんだけど、同じ映画ファンとして共感できるというか、登場人物の映画に対する愛と情熱について心揺さぶられる。スプレンドール座の映写技師演じるマッシモ・トロイージのマシンガントークには爆笑、そしてマルチェロ・マストロヤンニは改めて味わい深い俳優なんだなぁと再認識しました。作品全体にパートカラーを使っていたのは最後のシーンが撮りたかったからなのね、と思いつつもやはり感泣。今頃観ておいて何だけど、やっぱり映画ファンなら押さえておいて損はない一本だと思います。 [ビデオ(字幕)] 9点(2004-10-30 00:49:12) |
3. スターダスト・メモリー
ウディ・アレン好きには受けが良さそう。ただし興味がない人は・・・って、そんな人は初めから観ないのかな?僕はけっこう好きです。タイトルは日本語にすると「星屑の記憶たち」ってところでしょうか。まさにアレンの頭の中に散りばめられた様々なイメージが、一つの集合体となって一本の映画に掛け合わされているようです。それは回想であったり、はたまた幻だったりと。例えば劇中で主人公の監督がファンから「初期のコメディが好き」と言われるシーンがありますが、あれは実際にアレンが何人かのファンから言われた言葉だそうで、面白いからそのまま台詞として使ったそうです。本人自身が”最高傑作”と自負しているだけあって、ウディ・アレン映画の集大成という感じがしなくもありません。とにかくファンは必見です、これを観ないとウディ・アレンは語れないかも? 7点(2004-08-07 11:38:32) |
4. ストリート・オブ・クロコダイル
「ストリート・オブ・クロコダイル」は自分のよく見る悪夢に似ている。得体の知れない恐怖、出口の見つからない迷宮。退廃的で寂れたこの世界にどこか居心地の良ささえも感じてしまう。自らが"大鰐通り"の一員になって永遠の時を過ごしたいです。しかしこんな訳の分からない話に原作があるというのがまた驚き、ちょっと読んでみたいです…。 [ビデオ(字幕)] 8点(2004-03-21 08:32:19) |
5. ストレンジャー・ザン・パラダイス
《ネタバレ》 この映画の登場人物たち、1時間半の上映時間の中で楽しそうにしている場面がほとんど無い。さしずめウィリーとエディがエヴァのバイト先を訪ねて来たところぐらいか。後半のバカンスと言ってフロリダに行くシーンでも、全くと言っていいほどバカンスを楽しんでいる気配がなくて笑えてくる。そんな若者たちの日常を描いた映画なんてカッコ悪そうにも思えるけど(実際カッコ悪いっぽいけど)、ワンシーン・ワンショットが実に面白可笑しくカッコ良く、どの場面を取っても必ず絵になるような構図になっているのが凄い。さすがカンヌ国際映画祭カメラドール受賞。劇中に「晩春」や「東京物語」といった名前の競走馬が出てくる辺りでまた、ジャームッシュが小津安二郎などの監督から影響を受けていることがよく分かります。 7点(2004-01-27 22:41:44)(良:1票) |
6. スタンド・バイ・ミー
もう何回観たのか気が知れない、そのお陰で今では冒頭のスタンド・バイ・ミーのメロディが流れ始めた時から早くも泣いてしまう。「世界で一番好きな映画を挙げろ」と言われたらおそらくこれを挙げるでしょう。とりあえず今は胸がいっぱいなので(これからも)、思い出深い映画ほどレビューが書けないということで何卒ご容赦下さい。ただこれから時代が移り変わって行くに連れてどう評価が変わろうと、僕にとっては永遠に錆びることのない不朽の名作です。Stand by Me. 10点(2003-08-20 08:49:42) |