1. S.W.A.T.
《ネタバレ》 「俺を逃がしてくれたら1億ドル」って言われて、素直に犯人強奪に走る小悪党どもにはズッコケてしまった。ただ、この展開は「この映画はリアル志向で見ちゃだめよ」というサインになっているのだと好意的に解釈し、「ありえなくたっていいじゃない。絵的に面白ければ」モードに切り替えてみた。そのスタンスで見れば、まあ時間潰し程度にはなる。テンポも悪くは無いし。ただ、冷静になって振り返るとやっぱ無理がありすぎ。ヘリはあんな遠方から撃墜されるわ(お前はデューク東郷か)、犯人強奪に来た奴等はバズーカまで持ってるわ、飛行機はあんな狭い橋に着陸するわ…。また、下手に人間ドラマを絡めてあるのもいただけない。何の説明も無く隊員の一人が寝返るような展開をするくせに、家族愛だの上司との確執だの入れられても全く説得力が無い。挙句の果てにあの最終対決はなんだろう。今までに観た映画の中で、もっとも分かりにくく、もっとも盛り上がらない最終対決だった。それから、あれだけ人死んで、チームの中にも裏切り者がいたというのに、あの明るいあのラストシーンはなんだろう。その辺、実にハリウッドらしいと思った。 5点(2004-07-03 17:39:41)(良:1票) |
2. スペース・カウボーイ
《ネタバレ》 まあ普通に見られたが、期待したほどの満足感は無かった。個人的には、もっとメリハリが欲しかったと思う。サザーランドが視力検査をインチキしてパスするところなどの笑えるシーンと、クライマックスのシリアスなシーンとの差があまりなくて、なんか危機が危機として感じられなかった。特にトミーの自己犠牲から帰還までがサラッとしすぎていて、泣く気満々で出来上がっていた自分としては完璧肩透かしだった。最後のアクロバティックな着陸も、淡白すぎて「ア…アレ?あの操縦は名人芸だって言ってたのに意外とサラッとやっちゃったよ?」という感じ。やはり宇宙ものは、大気圏突入~地面に降り立つまでの帰還シークエンスをいかに感動的に、派手に、盛り上げて描けるかが非常に重要だと思う。そういう意味では本作はちょっと物足りない。でもまあ、主演4人が楽しそうに演じていたから良しとしますか。 4点(2004-05-12 01:51:17) |
3. スペシャリスト(1994)
《ネタバレ》 ラスト近く「角度を変えると爆発する」というタバコ入れ(だっけ?)の爆弾が登場したが、それの処理法は「素早く遠くへ投げる」というものだった。投げる際の角度の変化は…とか、言っちゃだめ。彼には野茂を越える、物凄いフォークボールが投げられそうだ。 5点(2004-04-02 01:47:38) |
4. スリー・リバーズ
《ネタバレ》 「ブルース・ウィリスが孤立したはみ出し者」という本作の設定は、なぜか自分が凹んでアタフタしてしまった。それなりにサスペンス的要素もあるのだが、どうも地味。真犯人が異様にしぶとくて、なかなか死ななかったのを覚えている。最後、今まで散々悪口言ってきた元同僚刑事を殴り飛ばすのは、なんか子どもっぽい。いかんせん、テンポがあまり良くないね。 4点(2004-04-01 22:12:06) |
5. スプラッシュ
再見して本作の魅力を再発見した。なにより、あの学者が素晴らしい。おいしいところを全部持っていってる。かなり笑わせて頂きました。なにわ君さん、かーすけさんの仰る通り、吹替えがまたコレいい味を出していてさらに笑った。古いベタベタの学者タイプなキャラクターが最高だった。以前は「洋画絶対字幕派」でしたが、本作のように声優さんがうまい映画を知ってからは、半々派になりました。 7点(2004-04-01 21:19:48)(笑:1票) (良:1票) |
6. スパイ・ゲーム(2001)
《ネタバレ》 時系列がハイパージャンプしまくりなので、ついていくのにちょっと苦労する部分はあるし、テンポもお世辞にも良いとはいえないが、不思議とつまらなくはなかったし、最後まで見られた。冷徹かと思われたレッドフォードが、いろんな手を使ってブラピを助けようと奔走する部分はなかなかいい感じ。ただ、今年の正月に実家に帰った時、親父に頼まれて年賀状書きを手伝わされ、住所&名前の消しゴム版を作った経験からいえば、あの判子(長官の偽造印)を作るのは決して簡単ではない。それをサクサクっと作ってしまうとは…。さすがCIA。手先も器用なのね。 7点(2004-04-01 18:31:07) |
7. スピード2
《ネタバレ》 予告編で「船が舞台」と聞いたときから嫌な予感はしていたのだが、的中してしまった。スローモー&行き当たりばったりの展開で全く作品世界にのめり込めない。クライマックスの、客船が陸地に突っ込むシーンも、「金かかってるぞ!ほうら、こんなに壊してるぞ!」という臭いがぷんぷんして不愉快だった。特に、舳先が鐘を鳴らすところなんぞ悪趣味の極み。サンドラは何もせず、もはやマスコットと化してるし、ウィレム・デフォーもこんな使われ方されたんじゃ不憫でたまらない。タンカー爆発炎上とかも「はいはい」という感じ。 2点(2004-01-21 20:26:51) |
8. スペースキャンプ
《ネタバレ》 いま見ると、ストーリーはいかにも子ども向けだけど、当時子どもだった僕は素直に燃えました。登場人物たちに自分を重ね合わせ、のめり込んで見ていたので、交信が回復して管制室に喚声が上がったときは鳥肌がたちました。あと、やっぱ、リー・トンプソンはいいやね。 6点(2004-01-21 20:09:55) |
9. スピード(1994)
確かに大味作品かもしれないが、登場人物のバックグラウンド等を全て省き、娯楽・アクションに100%徹したのは良い方に転がったと思う。あれもこれもの展開で、多少えげつないところもあるかも知れないが、疾走感が素晴らしいのでまあOK!個人的に、アクション映画はこの「疾走感」が大事だと思う。突っ込み所は満載だが、初めて見た当時はめちゃくちゃハマったし(ただ、その後見すぎて飽きたが)、音楽が良かったので8点! 8点(2003-11-16 17:01:56) |