1. 17/セブンティーン
言葉で表現するのは難しいのだが、とても魅力的な作品に感じた。ノスタルジーに溢れていて、妙に切なくなる。世の中の汚い部分を徐々に知り、戸惑いながらも与えられた状況と向き合う少年カーチィ。崇拝していたビリーの華やかな生活も、実は見せ掛けに過ぎなかった。憧れが朽ちた現実に変わるときの寂しさが、少年を大人にさせる。そして、アメリカは移民である彼にとって、劣等感を感じる場所でもあった。だから、彼は嘘をついた。そう、アメリカが彼に嘘をつかせたのだ。そう考えると、原題の巧さが分かる。 8点(2002-12-20 18:37:02)(良:1票) |
2. 青春の輝き
佳作グループに入る作品。ちょっぴりほろ苦い青春ドラマ。シンプルな構成だが、少しも娯楽性には走らずに、真面目に人種差別を扱っている。前半と後半の仲間の態度の変わりようが心に痛い。だが、一方的に主演のブレンダン・フレイザーに同情させられるだけでなく、マット・デイモンや、ランダル・バティンコフの気持ちも分かる。それだけに観ていて辛い。それにしても、的外れな邦題をつけた配給会社には腹が立つ。 7点(2002-12-18 18:35:37)(良:1票) |
3. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
アル・パチーノの演説への評価が高いが、自分はこのシーンにイマイチ入り込めなかった。それは、パチーノ演じる大佐が、到底偉そうなことをいえる人物には思えないから。盲目になったのも自分で手榴弾でやったみたいだし(しかも人を危険にさらして)、車を128㎞/hも出して無茶苦茶に運転したり、オドネルに銃を突きつけたり、こういうのを傍若無人と言うのだろう。その上であんな演説をぶち上げられても、そりゃ説得力のあるわけがない。とにかく醒めて見ていた。そもそも、何故に事実をいうことが悪いのか。正義ぶって黙っている方が卑怯だと思う。 5点(2002-12-14 19:27:19)(良:2票) |
4. 世界中がアイ・ラヴ・ユー
ハッピーな映画のはずなのに、あまり楽しい気分にはなれない(指輪のところだけ楽しかった)。それは多分、不誠実な登場人物が多いからだろう。 6点(2001-12-11 14:10:50) |
5. セブン・イヤーズ・イン・チベット
いい映画だったが、インパクトは薄い。 7点(2001-10-18 14:50:29) |
6. セブン
そう、確かにラストはもの凄かった!だけどそれまでのテンポがあまりよくなかったように思う。 7点(2001-07-31 11:37:14) |