1. ゼロ・グラビティ
劇場で観逃して後悔し、評判も良いしいつかは…と思っていました。 字幕が邪魔になるから吹き替えが良いよと聞き、字幕派の私も吹き替えで観賞。 いや~ブルーレイで観て良かった。 圧倒的な映像美、そして破片に襲われるシーンのスピード感。 宇宙は遠いのに自分が本当に宇宙に居るかと錯覚させられました。 当たり前ですが地球に居れば地面がありそこから始まります。 しかし宇宙では上下左右前後ろ、もうどっちを向いてるのかさっぱり分からなくなりました。 宇宙遊泳の疑似体験って面白いのだと体感。 そしてラストシーンでは私も新鮮な空気を吸ったような気持ちになりました。 映画って良いなと改めて感じさせてくれた作品。 [ブルーレイ(吹替)] 9点(2016-12-04 15:36:46) |
2. セッション
《ネタバレ》 観て良かったと思います。 もちろん音響も最高。 そしてなんと言っても師匠と弟子の人間対人間の対決の凄さ。 神がかりと言うのか、狂気と言うのか、演技しているのを忘れるほど本気の人生をかけた戦いです。 私のような凡人にはこの関係は見たことも無いし、天才と天才の我と我のぶつかり合い。 痛い手が何度も映りますが、心のほうがもっと痛いです。 同感出来なかったのは、こんなピリピリした雰囲気での音楽で観客が楽しめるのかなとの疑問です。 例えばピアノの独奏なら分かるのですが、このようなバンドでは皆の気持ちが合うのも大事なので、サックスやトランペットの奏者の気持ちは置いてけぼりなの?と強く感じました。 学生時代吹奏楽をやっていたので。 あと、血がにじんだら一生懸命というのもちょっと違うと感じました。 プロであれば血が出ないように演奏するのが本当だと思います。 いろいろ疑問もありましたが、映画ファンであれば一度は体験し聞きほれて欲しい秀作。 [映画館(字幕)] 7点(2015-07-12 22:22:19) |
3. 世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す
シンプルと言いましょうか、円盤がかなりすっきりしています。 昔の焼き○ばの器ってこんなだったなぁ・・と回顧っぽくなっているところへあの宇宙人の登場でしょ(笑) 上手く出来てるとは言えない造詣ですが、私は好きです、ゴロンとしていて。 もったりした展開も時代を感じさせ、ほのぼのしたSFとはこのことです。 いまひとつの要素が多いものの、ハリーハウゼンさんのファンとしては捨てがたい一本。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-01 20:43:46)(笑:1票) |
4. 蝉しぐれ
黒土監督と子役の方の舞台挨拶がありました。 「世界に誇れる日本の映画を作りたいのです。」監督のお話にまずは感動。 そして藤沢修平さんに捧げられた本作は、透明感のある美しさに満ちています。 こういう風景は子供のときに見たものだった。 かつては文四郎のように凛とした気持ちが、日本人にはあった。 実に清清しく、慎ましく、静かなのです。 この心ねは、私たち日本人の大元なのだと感じることが出来ました。 その上、藤沢さんの原作ですのでお話は面白く、アクションも見応えあり、お笑いの方たちにもほんわかさせてもらえました。 こういうものが観たかったのだと、制作の方々に感謝したい気持ちでいっぱいです。 至福のときを過ごすことができ実に幸せ。 ”本物の日本”を大切にして下さっており、私もまたそうありたいと思いました。 [試写会(字幕)] 10点(2005-10-05 21:46:20)(良:1票) |
5. 戦国自衛隊1549
《ネタバレ》 手塚監督はゴジラ作品も素晴らしいので、期待していました。 原作者の福井春敏さんのビジョンがはっきりしているので、きりっと一本通っています。 鈴木京香さんの凛々しさが実に良い。 陸上自衛隊の戦車やヘリなど、実に見応えありました。 本物の重量感はやっぱり違います。 疑問だったのはラストの2分ぐらい。 こんな終わり方で良いのか?と思いました。 桃太郎や金太郎じゃないのですから、めでたしめでたしは無しでしょう~。 そこまではリアリティと緊張感があったのに、残念。 歴史とメカが苦手なタイプの方(特に女性)にはオススメしません(笑) 特撮好きの私は、じ~と画面に釘づけでした。 [映画館(字幕)] 7点(2005-06-16 19:59:49) |