1. 絶叫屋敷へいらっしゃい
《ネタバレ》 退屈なお化け屋敷。恐怖も笑いもない。 [DVD(字幕)] 4点(2014-06-07 18:50:11) |
2. セッションズ
《ネタバレ》 ポリオで顔から下のほとんどが動かない男が、性に悩むというストーリー。まだまだ一般人にとっては下衆い興味本位で関心を集める分野なので、これを描くのはかなり難しかっただろう。「性」というのは、人類の営みで最も重要な問題でありながら、ある場面ではタブーとされ、ある場面では、最も笑える事でもあるからだ。本作では、奇跡的なバランスで性の重要さと滑稽さを描くことに成功している。 彼の苦悩は、彼特有のものではなく思春期の若者のそれに近いものとして描かれているため、健康な人々にとっても他人事としてではなく、自分の体験と照らし合わせて笑うことができる。そもそも性をタブー視して、婚外交渉は基本的に認めないという立場にある教会の神父さんに主人公がその悩みを相談するという図式が非常に面白い。 障害者であろうとなかろうと、ユーモアをもって人を幸せな気持ちにすることができる人であれば、他者と心身ともに繋がる権利があるのではなかろうか。きっと神様も認めてくれるよ!!と結論づけられる。 本作では、一つの答えがこの映画で出されている。正解であろうがなかろうが、こういう問題に対して、しっかり問題提起をし結論まで描いているという姿勢が素晴らしい。非常に興味深く、面白い作品だった。 行為のシーンは全然激しくはないが、結構エロかったです。 [映画館(字幕)] 8点(2014-02-23 12:27:00)(良:1票) |
3. ゼロ・グラビティ
完全に宇宙でした! 最新のシミュレーションアトラクションで宇宙体験してきたかのよう。常に無重力状態で、フワフワしてます。ビューンって飛ばされるとドカーンと叩きつけられたりします。ちゃんと掴まないと、宇宙の広大な空間で迷子になってしまいます。恐ろしいです。ドキドキします。 とにかく体感する映画ですね、これは。 しかし、映画もここまで来たか…!と唸らされる極上の一品でございました。 重力最高!! [映画館(字幕)] 8点(2014-02-23 12:18:33) |
4. 世界にひとつのプレイブック
《ネタバレ》 どいつもこいつもろくでもない奴ばかり。 そんな奴らのトークバトルロイヤルが見られる後半のシーンは圧巻。 一番酷いと思っていた主人公が一番マトモな事を言うようになってるのに、みんな好き勝手言ってるのがおかしくてたまらない。 もっと抑えた作品かとおもいきやパワーのある、とても楽しいコメディだった。笑えます。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-09-25 03:52:07) |
5. セルビアン・フィルム
《ネタバレ》 序盤のテンポ悪すぎて飽きた。 モザイクだらけなのは日本側の事情だろうけど、モザイクでかすぎじゃない? 無修正が無理ならせめて、日本の最高技術のデジモにしてよ。20禁でしょ!? ゴアシーンは非常に少ないので語るべき部分はほぼなし。 あとは変態性・異常性で勝負!!するしかないと思うんだけど…。確かに、変態的なものを作りたいんだろうなーってのは分かるんだけど、その変態性が極めて平凡。変態ってのは、凡人には想像もつかない事をやってのけるもので、そんな変態さんにこそ敬意を示せるものである。 かの変態映画「ピンク・フラミンゴ」だったら家中を舐めまわすという、意味不明な変態性で、観る者をキョトンとさせてくれたものである。 この映画ならではの面白さは、全く見当たらなかった。 あ、最後の方で×××で敵を殺すシーンは笑ったけど。 これでは、芸術でもポルノでもない、ちょっと過激なだけのつまらない映画だ。 [映画館(字幕)] 3点(2012-07-18 00:09:31) |
6. 世界侵略:ロサンゼルス決戦
《ネタバレ》 宇宙人は、体に武器を搭載した堅い奴。撃っても撃ってもなかなか死なない。最初はロボなのかと思ったけど、近づくと意外とウネウネしてる部分があったりするのよね。 コイツ一体どんな生き物なの? っていう疑問に応えるシーンがちゃんとあるのは偉い。 前半のハイライトシーンは間違いなく宇宙人解剖のシーン。やっぱ、宇宙人と解剖は切っても切れない関係だよね。 このシーンを観たら大体満足して、眠くなってしまったのである。 その後しばらく、面白展開ないんだもの。 全体的にどうも盛り上げ方が巧くないように感じた。音楽も鳴りっぱなしだし、メリハリがない。序盤の登場人物紹介のシーンが、サクサクしすぎてて誰が誰か把握できないままチームになっちゃってるし、いっぱいいるから、仲間が死ぬシーンもどうも気持ちが入らないんだよな。 クライマックスの撃ち落としシーンなんか最高に盛り上がれる熱いシーンのはずなんだけど、タメとかが全然効いてなくてあっさりドカーン!って感じだからなんだかなー、と。 ド派手ではあるのに、舞台が限定されているせいか、どこかチマチマ感が拭えず、大作感がなかった。 [映画館(字幕)] 6点(2011-09-23 10:07:22) |
7. 戦国自衛隊
これ、すっげーな。140分のうち8割方、銃撃、チャンバラ、爆発な自衛隊無双。どんだけ武器を積んでいるのだ。どんだけ金かけているのだ。これは日本でもトップクラスのアクション大活劇ではないか。グっときてしまった。天下とったら元の時代に戻れるという根拠のない発想がそもそもヤバイ。爆発時や撃たれた時に人間が無駄に飛び上がるあの感じがたまらない。やっぱ火薬は良いね! しかし、挿入曲がジョー山中ってのはどうにかならんかったかね。 [DVD(邦画)] 8点(2011-07-09 23:00:37)(笑:1票) |
8. センチュリオン
あんまり惹きこまれなかったのは薄いストーリー性の問題か映像の問題か。「ドゥームズデイ」は凄く気に入ったのに。なんかこういう血の色と出方が気持ち悪くて好きじゃないかも。「ドプッ!」って感じじゃなくて「プシャーッ!」って感じが好き。 [DVD(字幕)] 5点(2011-04-16 12:10:41)(良:1票) |
9. 千年女優
ダイナミックな発想で、場面がコロコロ変わるんだが、ストーリーが全く面白くない。今さんは映像の見せ方など、演出力は良いのに、脚本はいつもイマイチな気がする。 [DVD(邦画)] 5点(2010-09-05 17:03:12) |
10. 接吻 (2006)
役者の力に頼り切り、凡庸なカメラワークや地味な演出は眠気を誘うばかり。 ほとんどが静かな会話ばかりで、ラスト以外はひたすら静。 高評価なのにも納得できなくはないが、面白がらせる努力をしてないような映画ってあまり好きではない。 [DVD(邦画)] 4点(2010-07-05 00:46:58) |
11. 戦場でワルツを
《ネタバレ》 クオリティが高いとは言えないが味のあるドキュメンタリーアニメーション…と言いたいところだが、実際動かなすぎて視覚的に退屈になってしまっている。後は、ひたすらナレーションを読むばかり…。結局写真の映像が一番衝撃的になってしまっているので、アニメにした意義も見えにくい。話題性を高めて、より多くの人に伝えるっていう意味では成功しているとは思うが、題材の伝え方はあまり巧いとは思えなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2010-05-20 01:04:53) |
12. 戦場にかける橋
《ネタバレ》 任務を果たせないと自分の命が危ない日本軍の大佐、そして捕虜でありながら信念とルールを曲げない頑固なイギリス人の大佐の対立から始まり、橋の建設物語と敵対者同士の友情が描かれると思いきや、今度は脱走に成功した米兵がまた戦地に戻され橋の爆破をしにやってくる…という盛り沢山なストーリーなので二時間半を超えても飽きることなくみられた。 あらゆる登場人物がしっかりと、それぞれの思惑を持っていて、ステレオタイプな悪人が描かれていないのも戦争モノとしては好感度が高い。日本代表斉藤のオッチャンも鬼畜みたいな描かれ方をしていなかったし(まぁ、無能だし、中盤以降の存在感は薄かったが)。 戦争アクションや人間ドラマの風味もあるが、横暴な上司に無茶な仕事を強要されたけど、効率の良いやり方で達成に向け努力する…といった現代のビジネスにも当てはめられるところが面白い。 しかし、やはり戦争はビジネスとは違って最後は…。大きな虚無感に襲われました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-16 03:59:41) |
13. ゼイリブ
《ネタバレ》 なんかしょっぱい。せっかくのエイリアンもただの人と変わらないし、盛り上がらない。 小学生が考えそうな設定に、ストーリーの肉付けが全くない。異様に長いストリートファイトのグダグダ感が何ともいえない。 [DVD(字幕)] 4点(2010-03-27 14:11:12) |
14. Z
《ネタバレ》 登場人物の紹介もソコソコに最初っからいきなり緊迫していて何が何だかわからない。 雑そうに見えてそれほど複雑ではないので、次第になんとなくわかってくるんですが、展開がスピーディーで次から次へと人物が登場しまくり、特別誰かにスポットが当たるわけでもないので、鑑賞者としてはただ流れを追ってくだけになってしまっていた。 しかし、早い展開は退屈せずに面白いし、音楽がやたら軽快でカッコ良い。ラストもちょっとビックリ。暗殺の凶器はなぜ棍棒? [ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-15 14:58:58) |
15. 戦争のはらわた
《ネタバレ》 ドンパチシーンの迫力は30年以上経っても何ら現代映画と比べても見劣りしないが、どうも戦況はわかりにくい。 勲章に躍起になってる軍人はどこの国でも共通に醜い。ストランスキー大尉が「勲章がなけりゃ家族に合わせる顔がない」って言ったときの表情がとてもせつなく、案外いいいヤツなのかと同情したのに、全然そうじゃなかったのが哀しかったです。 ラストシーンは、ある意味痛快と言ってしまってもよいのかな。スタイナーさんかっこえー! [ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-06 01:07:53) |
16. セントラル・ステーション
《ネタバレ》 人の手紙破いたり、子供を売り飛ばそうとしたときはこのババア、鬼畜にもほどが あるぞ!と思いましたが、この人間のできていないドーラさんの予測不能な行動やセリフが面白いです。ストーリー自体はベタで、旅を続けるにしたがい、憎たらしかったドーラさんは、やっぱり次第に子供にほだされていき、表情も優しくなります。 しかしながら、その過程に無理がなく、鑑賞している僕も同時にこの二人を好きになっていました。 見慣れないブラジルの景色もあわさって、最後には心地よく、静かな感動を得られました。良作。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-11-26 14:35:08)(良:1票) |
17. セント・エルモス・ファイアー
《ネタバレ》 若者達が不毛な恋にはげみ、だれも幸せそうでない不毛な群像劇。安っぽさ、軽さ、ダサさがなんとも80年代らしい。「私を口説かないなんて、あなたゲイでしょ?」という短絡的で自信過剰な発言をする女性を思い切り罵倒してやりたくなりました。 僕も「恋なんてクソだ」と、思う事が良くあります。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-04 00:43:09) |
18. 世界で一番美しい夜
戦争の正反対のことがやりたい…それはみんながセックスをすることだ!という、高尚なんだか馬鹿なんだか紙一重ながら、痛快なメッセージを持った映画です。 ということで、テーマはハッキリしてるのに、そこに到達するまでの過程が回りくどくて、長すぎる(二時間四十分って・・・)。 長いのに内容は薄く、面白くない。オカルトサスペンスの要素はじっとりしていて、なんだかいかがわしいし、もうちょっとスッキリとバカバカしくやってほしかったです。 クライマックスは壮観。 [DVD(邦画)] 5点(2009-08-12 14:45:01)(良:1票) |
19. 戦国野郎
《ネタバレ》 喜八色全開のスペクタクルと笑い満載の時代劇。登場人物は多いながらも、端役にいたるまでのキャラ立ちっぷりは見事。欲を言えば、嫉妬狂いの兄ちゃんはいい顔してたのにストーリー上での扱いが雑で、もうちょっと深味がほしかったです。 痛快・爽快・おちゃらけばかりではなく、シビアな側面もしっかりと描いていて、特に藤吉郎の爽やかな冷酷さは世間でトップに立つ人間の象徴ともなっているようで、やってることは結構酷いのについて行きたくなるような気持ちにさせられ、ちょっとゾっとしました。 そういった中でそれぞれの人物が別々の生き方をすることになりますが、どれが正しいと明示するわけではなく、単純な勧善懲悪の娯楽作になっていないところが憎い。 オープニングのタイトルロールがかっこよすぎ。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-29 10:30:26) |
20. ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
《ネタバレ》 二時間半に渡って見せられたのは、石油屋のおっさんは財を成したがイカれてしまったよってことと、狂信者は救われないよってことか。序盤の石油ストーリーはよかったんですが、中盤あたりから興味がわかなくなってしまいました。どうも見所がわかりませんでした。 [DVD(字幕)] 4点(2008-12-31 10:25:11) |