1. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 ただの「HOW TO」ものだったらどうしようと思っていたら、しっかりと構成されていて高評価も納得の逸品。 ただ、あの段階で目撃者を出してしまうのでは、作りとして有罪判決しか選択肢がなくなり、最後の判決まで維持するべき緊張感が逸れてしまう。 しかし、加瀬亮の言動が彼の立場に立って観ていた自分といちいち同じ反応であったのには感心させられました(あまりにも同じだったので笑っちゃうほど)。 [DVD(邦画)] 9点(2007-08-24 03:22:43) |
2. ゾディアック(2007)
ミステリーやサスペンス要素で娯楽性を出すでもなく(シークエンスとしては盛り込まれていますが)、ドラマ部分をクローズアップするのでもない。 この内容なら普通に記録映画として作っている方がはるかに有意義だと思う。わざわざ作り物として再現した意味は何だったのだろう。 フィンチャー監督は演出志向の強い監督で、今までの作品はどれも犯罪を扱っているので一括りにされそうだが、ジャンルで言えばどれも違っている。「パニック・ルーム」なども内容には満足出来なかったものの「演出家としての挑戦」という意欲が見えて納得出来た。今回もその見解でみれば納得なのですが、あまりにも何を見せたい内容なのかわからない。 内容への不満は、次作、初ファンタジー「ベンジャミン・バトン」で解消出来ることを祈ります。 とりあえず、濃密な映像に1点献上。 [映画館(字幕)] 1点(2007-06-18 02:38:45) |
3. ソウ2
ただ待つだけをルールにしたのでは前作のような主人公の決断がない。 館側も無意味が目立つ。 [DVD(吹替)] 1点(2007-03-27 08:48:34) |
4. ソウ3
決断内容がある分「2」よりは上出来だと思います。 ただグロイシーンが無駄に濃く、長い。 「1」に魅せられた人も決してそういったものに魅力を感じたわけではないでしょう。 とりあえず次作にどう繋げるのか、多少は興味あります。 しかし、ジグソウのオッサン何がしたいの?(笑) [DVD(吹替)] 6点(2007-03-22 23:21:26) |
5. ソードフィッシュ
事の経緯にしか関心を向けられない内容ではこのぐらいの評価にならざるを得ない。 唐突に始まるあの会話(マジシャンの)は伏線のつもりかしら? [地上波(吹替)] 4点(2007-03-10 00:24:32) |
6. ソウ
《ネタバレ》 通常プロットの最後の方だけをピックアップしたような内容。 こんな遣り口もあるのかと感心しきりです。 自分自身の足を自ら切り落とすなんて、相当のことと思うのでもっとドラマ描写が欲しいところです。しかし、主人公の内的変化を要す展開として用意されているので満足。 「2」にはこのように主人公へ決断を迫る内容がないので評価は下がってしまいます。「ゲーム」という趣向しかなくなりますからね。 [地上波(字幕)] 10点(2007-02-26 14:23:52)(笑:1票) |