1. ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
《ネタバレ》 どこまで史実なのかはわからないが、和平に傾いたチャーチルが国王の助言により街の声を聴いて徹底抗戦を決心したというのは本当なんだろうか。ならポピュリズム的でもあり、政治家として疑問符もつくところではあるが。本作で一番肝心な部分なので、そこがフィクションだとすると、ちょっとどうなんだろうとは思う。結果的にイギリスが勝てたのはアメリカが参戦したお陰だし、チャーチルは過大評価されてるような気にもさせる作品ではある。よって、「ヒトラーから世界を救った男」ってのはちょっとオーバーなんじゃないのかと。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-07-28 14:06:37) |
2. ウソツキは結婚のはじまり
中年恋愛コメディとしてキレイにまとまっているし、吹き替えが上手なこともあって思った以上に楽しめた。出演者各々にしっかり存在感があって、子役もいい演技をしている。特にゴルフ場の写真撮影シーンは笑えた。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2022-10-08 10:10:49) |
3. 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
現代版にしすぎたせいか?ちょっと変な方向に行ってしまった印象。ヤマトに説教クサイ難しい話は不要。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2022-08-28 23:07:00) |
4. 宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海
リメイクされているのはなんとなく知ってはいたが、旧作のイメージを壊されたくないという思いからなのか、特に興味も湧かず敬遠していた。よってどうせたいしたことはないだろうと期待もせず鑑賞。よく悪くも昨今の事情を反映してか所々設定が異なっていたり、現台風なキャラに少々違和感もあったが、思ってたよりそんなにヒドクはなかった。なんと言っても音楽が同じなのでその力が大きく、懐かしさが込み上げてくる。旧作ファンもギリギリ許容範囲ではないのかと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-08-22 02:04:12) |
5. 嘘八百
古典的で予定調和だが安心してみられる作品。あまり期待しないで見たのがよかったのかも。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-07-03 01:32:02) |
6. ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-
「少女版ランボー」という誰かの解説を読んで、最初に日テレの特別版を見た(連続アニメは未見)。なるほど、言われてみればそう言えなくもないなとという印象でそれなりに楽しめたのだが、本作では所謂「戦闘美少女の再生物語」という要素は薄く、ちょっと宝塚っぽい?というか少女趣味的な普通のいい話で終わってしまった印象。とはいえ、ツールとしての「手紙」の存在感はあり、昨今のネット社会から見れば懐古趣味的な世界観は独特なものがある。 [地上波(邦画)] 6点(2022-06-24 12:25:38) |
7. 海よりもまだ深く
「人生こんなハズじゃなかった」「人生どこで間違えたんだろう」というのは中高年になれば多くの人間が考える事ではあろうがその心情への掘り下げが弱い。監督自身はきっと理想的な人生を送っているので、脚本に盛り込めなかったのだろうか。結果、是枝にしてはホノボノというか毒がない作品になってしまったような。阿部寛の演技もややコミカルでシリアスさに欠け、人生に苦悩しているようにも見えないので少々ミスキャストな感じはする。ラストで台風に「依存」するのも安直かな。郊外の団地暮らしの盛衰(高齢化した現状や賃貸と分譲の格差等々)はよく描けていたとは思う。どうやら舞台となった清瀬の団地は是枝が住んでいた団地らしいので実体験に基づく土地勘等々があったのだろうが。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-17 17:22:15) |
8. 宇宙人ポール
最初はフザケタおばか映画かと思ったが、ヒロイン登場の進化論のあたりから面白くなってきて引き込まれた。一見するとファンタジーパロディーのようではあるが、米英比較や南部の排他的カントリー保守主義を皮肉る点や科学と宗教の対立(と和解?)といった隠れテーマもあり、大人版E.Tというテイストに上手く仕上がっている。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-16 15:12:56)(良:1票) |
9. 海街diary
不倫がどれだけ世の中で叩かれるかは、皆さんご承知の通り。生まれた子供に罪は無いとか、いい子だから宝だ。ってなるほど世の中は甘くない。だからこの映画はファンタジーとして見るべきなんだろう。死やカネといったリアルな話も盛り込んでいるが、かなりオブラートに包んであって、鎌倉の風景と共にキレイにまとめましたって感じ。もうちょっと人間の裏表やどうしようもなさみたいのがあってもよかったんじゃないですかね。基本的に皆善人だし、かといって寅さんみたいな笑いがあるわけでもなく、少々退屈ではある。特にダーク部分を持つ長女には苦悩が感じられず、開き直り感があったかな。逆に、末っ子には秘めた想いや苦悩が感じられ、表現も中々よかったけど。 [地上波(邦画)] 6点(2016-05-27 15:16:23)(良:1票) |
10. ウェイバック -脱出6500km-
自由と平和の重要性や諸々の政治的メッセージは感じるものの、映画としては少々退屈。原作未読でどこまで実話かわかりませんけど。政治体制とそれに翻弄される個人と家族という視点で見れば鉄板作品ではあるんでしょうし、ラストは考えさせられるものがあった。問題は体制やイデオロギーではなく、運用する人間にあるのかなと。 [地上波(吹替)] 5点(2016-05-10 13:09:58) |
11. 宇宙兄弟
原作未読だが、もうちょっとシリアスに描いたほうがいいんじゃないかなあ。兄弟の確執とか訓練仲間の反目とか。ノー天気な子供向けの漫画なら仕方ないけど。あと、キャスティングもイマイチ。小栗旬はいいとして、岡田君の演技は浮いてたな。 子役はよかったけど。 [地上波(邦画)] 4点(2014-03-18 10:18:01) |
12. うさぎドロップ
説教臭くて、凡庸で、よくこんなの映画にしたなあって感じ。子育て経験者が自己満足できりゃいいって作品なんですかね?マツケンは相変わらずの大根で存在感ないし。芦田愛菜ちゃんはよかったけど、彼女ありきで強引に企画・製作したって感じ。 [地上波(邦画)] 3点(2014-02-25 09:52:48) |