1. ヴェルサイユの宮廷庭師
庭師を女性としたのは作品の彩りなのでしょう。惚れた腫れたの不倫話が主となる展開で、お庭の制作過程がおざなりになったのが物足りないところ。ではありますが、監督の人柄そのままの上品な作りを心地良く観ることが出来ました。 [DVD(字幕)] 6点(2024-06-26 01:02:27) |
2. ウォールフラワー
壁の花の男子高校生はトラウマを抱えていた。 何が言いたいのか分からないハナシがタラタラ流れていてつまらなかった。 野暮を承知で、親の金で生活させてもらう半人前の身でいっちょまえな事してる皆さんに、あほくさと言いたいところです。 [DVD(字幕)] 3点(2023-09-11 16:46:48) |
3. 宇宙人ポール
ET、未知との遭遇、興味なく未見。そんな私でも大いに楽しめた秀作。ポールの眼、その美しさに惚れてしまい、人間味ある小粋な物言いも心地良く点数の全てを。シガニー・ウィーバー・・・色んな作品に顔出してるのが笑えます。 [DVD(字幕)] 8点(2023-07-22 20:29:09) |
4. ウソはホントの恋のはじまり
あなた好みの女になりたい♪ 男性版なお話。 価値観はまだしも趣味趣向を完全一致させる必要がどこにあるのか。 魅力皆無の小利口な青年のウダウダぶりが退屈で寝落ち寸前。 尺の短さだけが救いだった凡作です。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-02 16:29:59) |
5. ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
旧日本軍同様の撃ちてし止まんの精神、ヒトラー同様の立て板に水の話しぶり。 勝てば官軍なオハナシ。私的に理知的なイメージを持っていたチャーチルの酒食らって喚く言動に幻滅であります。 クリスティン・スコット・トーマスの賢夫人ぶりに点数の全てを。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-10-03 11:46:21) |
6. ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏
アメリカの先住民に対する仕打ちを始めとする、この星誕生以来あちらこちらで繰り広げられた、「力だけが正しい」お話。文明の劣っている者に対する蛮族呼ばわり。どちらが蛮族なのかを澄ました顔のジョニー・デップが見せてくれます。マーク・ライランスはまり役ではありますが、予定調和であってテンポの悪い展開にウツラウツラしながら何とか完走。 広大な砂漠の風景が問いかけてくる、ラスベガスのような街並みになるのが幸せなのか、このままが幸せなのか、考えさせられたところに点数の全てを。 [DVD(字幕)] 5点(2022-03-15 16:21:21) |
7. 家へ帰ろう
《ネタバレ》 老い先短いおじいちゃんの長年の思いを果たさんとするアルゼンチンからポーランドまでのロードムービー。ハッピーエンドで何よりだったのですが、それは見ず知らずの人の善意のアシストがあったればこそ。強がっても斜に構えてもどうにもならない事が印象深い作品です。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-26 01:09:20) |
8. 美しすぎる裸婦
《ネタバレ》 フランス映画にはこの手の作品が沢山あれどロシア映画というのが興味深くて鑑賞。冒頭の協賛ロシア文化庁というのに「1点2点作品ではないよね」期待を持ちました。ロケーション、室内装飾、音楽、それぞれの美しさが素晴らしい。そしてモデル役のまさに美しすぎる顔立ちに目を見張ります。写真家がジェレミー・アイアンズ似のアラフィフなのに、女学生フルヌードを前にしても濡れ場が一切無かった(激驚)というのは文化庁のプライドなのでしょうか。テレンス・スタンプ「コレクター」ばりの展開で、聞こえない話せない彼女に対して芸術の名の下に限りなくエスカレートする彼の撮影模様に文化庁恐ロシアを感じるところです。上がり続けるバイオレンス度に最悪を予想した結末がトーンダウンしたところが惜しいものの、画面に釘付けにさせられた良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2021-08-16 01:35:00) |
9. ウェディング・バトル アウトな男たち
《ネタバレ》 客寄目的が客離れを招いているかのような邦題のお粗末さに失笑。 愛娘がよりにもよってこんな奴と付き合ってる父親の狼狽ぶりをブライアン・クランストンが好演。こんな奴を演ずるジェームズ・フランコの憎めないキャラに好感。弟役のグリフィン・グラックがなかなかの美少年でなかなかの芸達者で印象的。イーロン・マスク登場にビックリ。長くてダレたけれどそこそこ楽しませてもらった物語メデタシメデタシで終るのだろうと思った矢先に登場したポール・スタンレー&ジーン・シモンズに、ご本人なのだろうか! いつぞやの『オールスター爆笑ものまね紅白歌合戦!!』でのシンディ・ローパー登場シーンと同じく大興奮。+2点 [DVD(字幕)] 7点(2019-07-09 01:27:25)(良:1票) |
10. ウイスキーと2人の花嫁
船もろとも海の藻屑となるのなら頂戴しちゃえ。島民の行為は目くじらたてる程でもありませんが必死で隠す姿に浅ましさを感じてしまいました。喜怒哀楽の感情が湧かなかった作品。 [DVD(字幕)] 4点(2018-11-25 23:04:27) |
11. 裏切りのサーカス
《ネタバレ》 人物の分かり辛さ、テンポの悪さ、抑え過ぎる演出にしんどくなりながらも「もぐら」の正体知りたさに最後まで鑑賞。鑑賞後はしんどいと思った点が本作の味わいに思えました。原作があるそうで、もぐらになった動機やもぐらと同性愛者の関係、一度も顔を見せなかったカーラとアンなど掘り下げて欲しかった点を確かめたくなりました。 【2018.2.14追記】 原作を読みました。500㌻超、映画同様解り辛い内容で心踊らされる事のない文章を行きつ戻りつしながらで3日かかるも、先に映画を観ていたおかげで読み切れた。 内容が把握出来た状態で再度鑑賞。 エンドロール冒頭で撮影開始直前に他界したという脚本家ブリジット・オコナーに捧ぐとあるのが頷ける極限まで削ぎ落とし、新たに肉付けした脚本が実に見事。 諜報機関に身を置く者の生き様を見せられる。 全編を覆う忠誠心と裏切り プリドーが愛するヘイドンに落とし前をつける姿は前回鑑賞時で最も印章深かったが、状況が呑み込めた今回はプリドーの胸中がこの上なく切ない。 この二人を上回るのがスマイリーとカーラであって、スマイリーがギラムに語るカーラを西側へ寝返るよう説得した昔話が圧巻。 愛する人に「行かないで」と懇願するようでもあり、一言も発せずに「裏切るくらいなら死を選ぶ」と帰国したのを狂信者呼ばわりするものの己の浅はかさ小賢しさを恥じているようでもある大写しの表情に息を呑む。 いぶし銀英国男優ここにあり。ゲイリー・オールドマン、ジョン・ハート、マーク・ストロング、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ、トビー・ジョーンズ・トム・ハーディ。 私が一番惹かれたのは顔を見せなかったカーラ。演じられるのはポール・スコフィールドあたりなのだろうか。 クリスマス・パーティを回想する女々しさ溢れるスマイリーがラ・メールをバックに気骨ある亡きコントロールの席に就いたラストに拍手を送りたい。 一度の鑑賞で解らなかったので10点とは言えないが、手間暇かけて素晴らしさが解った稀有な作品に敬意を表して前回より3点を上積み。 [DVD(字幕)] 9点(2018-02-15 03:25:00)(良:1票) |