1. 旅芸人の記録
現在の自分の能力では、よさが伝わらなかった。もちろんよい点もあるが、長まわしやロングショットなど、この映画の美徳となっている点についていけなかった。まず、ロングショットで、しかも暗い画面で、十数名もの人物を区別できない。人物が対峙する場面にセリフが無い。時折ひたすら長い一人語りがあるが、何を言っているのかよくわからない。ああ、なんて俺は理解力がないのだろうと頭を抱えた。。。見る前に、ギリシャの歴史や神話などの予備知識が必要なのかもしれないが、それはちょっと。。。「フィクションのドキュメンタリー叙事詩」というような感じを抱いた。 4点(2004-02-22 17:18:10) |
2. ダイナマイトどんどん
序盤の話の展開はとてもテンポがよくてすばらしい。残念なことに中盤だれてしまう。そして後半はメチャクチャ。序盤だけでいえば世界に出しても恥ずかしくないだけの出来。なんといってもパワーが凄い。もっと多くの方の評価を聞きたい作品ではある。 6点(2004-02-01 22:22:52) |
3. タクシードライバー(1976)
ジェットコースターに乗っていて、頂上についた後延々と平坦なレールを進み、長い時間緊張させられた後一気に叩き落されたかのようです。あの緊張感は他の映画にない独特のものです。デニーロの演技はハンパではないですね。 10点(2004-01-09 19:51:55) |
4. 太陽を盗んだ男
長い。死なない。爆発しない。のわりには中途半端にプールでショッキングな映像が挿入されたり・・。それから放送中に気になる男を追っかけていく池上貴美子も異常。世の中が閉塞しているのはそれを発散できないからであって、そうでなければもっと違う世情になっていると思う。ジュリーは日本映画史に残るほどのハマリ役だと思うが、脚本が物足りない。「十階のモスキート」の裕也さんのほうがはるかに危険な香りを漂わせているような気がした。それから菅原文太、それはないと思うよ・・・(汗) 5点(2004-01-02 22:18:35) |