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スティーヴン・ジェラードの妻さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 52
性別 女性
自己紹介 いつもこのサイトを参考に鑑賞する作品を決めています。
ここでのみなさんのいろいろな意見は非常に参考になります。
小難しいことはわかりません。うまく表現できませんが、平凡な40代の一市民としてありのまま映画についてコメントさせていただきます。

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1.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
日曜日の午後、都内の某シネマコンプレックスにて鑑賞。この映画館は携帯電話やおしゃべりなど普段は観客のマナーは良くないことで有名。なのに、この日はクシャミひとつ、咳ひとつ聞こえず、シーンと静まりかえっていた。これだけ観客が静かに見入っている映画も珍しい。 2時間30分という長さにも関わらず、飽きずに最後まで引き込まれた。 ただし、従来の善が悪を滅ぼし、ハッピーエンドの子供向けヒーローものを期待したら、とんでもなく重く暗い2時間半になる。この映画は夏休みに子供連れで観に行くような映画ではない。 テーマは善と悪は表裏一体、善があるから悪が生まれる、善と悪は紙一重と言いたいのだろう。だからバットマンはジョーカーを殺さないし、ジョーカーもバットマンを殺さなかった。 また、コインの裏表もこの表裏一体に繋がっている。ツーフェイスもコイン裏表に通じる。こうして、統一されたテーマを見るのも面白い。 更に、誰もが賞賛しているようにヒースレジャーの怪演は見事としか言いようがない。 彼の死因は薬物(睡眠薬の多用)中毒と聞いているが、この役を演じてから薬に頼るようになったのではないかと疑いたくなるほどのモンスターぶり。 今までの悪役は、金や名誉欲しさ、または祖国の為などのレベルだったが、ジョーカーの場合殺人に快楽を求め、人間をダークサイドに堕とすというとんでもないもの。 容貌も不気味なのだが、ハイテク機器を使わなくとも緻密な計算と知恵で人を陥れる技が凄い。(一方、バットマンはかなりのハイテク機器を利用) キャスティングも良かった。デント検事役のA・エッカートも骨太の演技で適役だったと思う。アルフレッドやゴードン警部、ルーシャスを演じるベテラン達も前作からの続投で重厚な仕上がりとなっている。 この映画はぜひ、映画館で観ることをおススメする。また、出来れば前作の「バットマンビギンズ」を観てから行く方が良い。 なぜバットマンはコウモリなのか、なぜバットマンがゴッサムシティの悪と戦うのか、そして、レイチェルはすでにバットマンの正体を知っているということを踏まえて観た方が理解しやすい。1度の鑑賞では理解しきれない部分もあったので、ぜひ再度鑑賞したい。最後のシーンから推測するに、おそらく続編が製作されると思うが、ヒース亡き後、誰がジョーカーを演じるのか。あれほどの俳優を見つけるのは難しいのではないか。
[映画館(字幕)] 9点(2008-08-11 16:31:44)
2.  007/ゴールデンアイ 《ネタバレ》 
前作から6年ぶりの007シリーズであり、ピアースプロスナンが初めて演じるジェームスボンドということで期待したのだが、ストーリーは今ひとつ。 なんだか、あまり印象に残らない1作になりそうです。 冷戦後の欧州を舞台にしており、相変わらず敵は旧ソ連なのですが、実際の黒幕はかつて英国政府に裏切られたコザック人という設定。 それも目的がお金という敵の意図がよくわかりませんでした。(以前の敵であれば、世界征服とかスケールの大きい目的があったはずですがこれも冷戦後の影響?) 確かに冒頭のシークエンス-バンジージャンプからバイクでの崖飛び降りその後セスナでの脱出という一連のスタントは素晴らしかったのですが。。。 また、前半のサントペテスブルグ市街での戦車でのチェイスはかなりの迫力があり、シリーズでも屈指のアクションシーンだと思います。 それ以外にも全体的に爆破シーン等アクションやセットは豪華でお金はかけているなという印象でした。 この1995年はダイハード3も公開されており、すでにデジタルトリックの技術も発達しており、お金をかければそれなりの映像は実現できたはずです。 ブロスナン演じるボンドはスマートで洗練されており、ウィットに富みジョークも飛ばせる完璧な男なのですが、何故かあまり魅力を感じませんでした。 ボンドガールであるゼニア・オナトップを演じるファムケ・ヤンセンの演技は凄かった。こちらの方が印象に残りそう。 ナターリア・シミョノヴァを演じるイザベラ・スコルプコは清楚なイメージですが、そこそこ活発な側面もありこの作ではキーパーソンになる役回りなのですが、今ひとつ存在感がなかったです。Qは相変わらず、良い味をだしており、このシリーズには欠かせない存在です。この作からMがジュディ・デンチとなり、マニーペニーもサマンサ・ボンドに交代しています。 新しい時代にあった良い抜擢だった思います。 全体として、まずまずの出来ですが、ストーリーにあまり魅力がなく、せっかくの大がかりの仕掛けもあまり活かされていないような気がしました。 
[DVD(字幕)] 5点(2008-06-30 10:50:54)
3.  007/リビング・デイライツ 《ネタバレ》 
ティモシー・ダルトンのボンドは「消されたライセンス」を先に鑑賞したが、「リビング・デイライツ」の方がストーリーやアクションは個人的に好みであり、率直に面白かった。ロジャー・ムーアとは対照的なボンドとなっており、ジョークやユーモアを期待してはいけない。当時のソ連KGB内部の腐敗や汚職、権力闘争の状況やアフガニスタン侵攻など国際情勢をストーリーを反映している点も楽しめる。今回はボンドの相手となる女性は実質1人であり、硬派なボンドにも好感が持てた。当時のダルトンは41歳で、ちょうど「カジノ・ロワイヤル」のダニエル・クレイグと同世代である。ボンドはこのくらいの年齢が良い。アクションにも切れがあり(本人が積極的に参加した模様)、ロケ地もジブラルタル、チェコスロバキア(ブラチスラヴァ)、オーストリア(ウィーン)、モロッコ(タンジール)とどこも異国情緒あふれ、あたかもボンドと各地を回っているような気分に浸れた。とくにタンジールはボーンアイデンティティでも使われているが、迷路にように入り組み、独特のアラビア風の雰囲気はあの街でないと醸し出せない。Qの発明道具やアストンマーチンも活躍し、いろいろな要素をバランス良く取り入れた作品だと思う。人によっては、ティモシー・ダルトンに華がないと言う人もいると思うが、私はダルトンの演じるボンドに好感が持てた。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-06-22 13:34:42)
4.  007/美しき獲物たち 《ネタバレ》 
ロジャー・ムーア演じるボンドの最後の作品にふさわしく、シリーズ内では良作の部類に入るでしょう。個人的には非常に楽しめました。しかしながら、作品の醍醐味であるアクションはスタントが演じているため、(当時、ムーアは57歳)スタントのシルエットと当人のムーアがあまりにも違うので、いかにもスタントが演じているのが露骨にわかるのが残念。冒頭のシークエンスでアラスカでのスキーやスノーボー(当時は珍しかったはず)によるチェイスは見もの。またエッフェル塔からのパラシュート降り、その後のタクシーによる追跡、悪役ゾリンとの乗馬中の格闘、サンフランシスコでの消防車でのカーチェイス、飛行船やゴールデンブリッジ欄干での格闘と見所満載でした。007では必ず、敵側の手下にユニークなキャラクターを置いていますが、今回のメイデイ役のグレース・ジョーンズは、ゾリン以上の存在感でした。もちろんゾリンを演じたクリストファー・ウォーケンの不気味さもかなりのものでしたが。この回を最後にマニーペニー役のロイス・マクスウェルもムーアと同様降板しており、ひとつの時代の区切りとなっています。ムーアボンドを始めて観た時、コネリーと比較するとアクションに今ひとつキレがなく、ラブシーンだけがやたらうまくて、キザでかっこつけすぎと少々違和感を感じましたが、7作品観ているうちにすっかりムーアボンドに魅了されていました。彼ほど、ユーモアを多用し、女性を落とすツボを押えている、品のあるボンドはいないでしょう。今日のボンドシリーズの成功は彼の功績が大きいと思います。最後にロシア(当時はソ連)から勲章をもらうシーンになっていますが、これは降板するロジャーへの花道になるようなストーリーで閉めているのでしょうね。
[DVD(字幕)] 7点(2008-06-15 23:48:48)
5.  007/オクトパシー 《ネタバレ》 
レヴューワーの皆さんの点数は辛めでしたが、私は結構おもしろく鑑賞できました。ただし、ロジャー・ムーアの体力の衰えが露呈した印象です。インドのジャングルでのボンド狩りのシーンも余裕がなく息が上がっている感じでした。特典映像でも言われていますが、この作品からムーア自身、体力の限界を感じており契約も複数年契約から1作品ごとの契約になり、この作品についてもなかなかサインをしなかったとか。本人が一番分かっていたのかもしれません。1983年の作品ですから当時のムーアは56歳。かなりきつかったと思います。 ボンドガールのモード・アダムスは「黄金銃を持つ男」(1974年製作)にも出ていたスウェーデン人の女優です。約10年ぶりのボンドガール復帰でしたので、やや老けた感じはしたものの綺麗な人だと思います。個人的には好みなのでOKでした。当時のアクションシーンは特撮なしのスタントマンによる本物ですから手に汗握るものがあります。列車シーンや飛行機の外での決闘シーンは迫力がありました。列車シーンのスタントマンはコンクリートの障害物に激突、腰の骨を砕く重傷を負ったにもかかわらず列車にしがみつき耐えたとか。このシリーズのスタントマンには本当に頭が下がります。同じ年にショーン・コネリーの「ネバーセイ・ネバーアゲイン」があり、やはり負けたくないという想いがあったようです。興行成績はこちらのオクトパシーに軍配が上がったようです。インドが主な舞台となっており異国情緒を感じることができましたし、ストーリーもしっかりしていたので、個人的には楽しめた作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2008-06-08 14:03:48)
6.  007/ユア・アイズ・オンリー 《ネタバレ》 
DVDの特典メニューからまず見てみました。やはり観る側以上に製作者側が「ムーンレイカー路線からシリアスなアクション路線に戻さなければ客に飽きられる」という危機感があったようですね。今回は硬派でQの特殊兵器に頼らず、真摯に戦うムーアボンドを楽しめました。 ただ他の方もおっしゃっているようにムーアの持ち味のユーモアやQの出番が少なくその点が物足りない感じでしたね。(女性との関係も淡白)その分、スタントマンのアクションは見事でした。当時はCG処理が出来なかったでしょうから、全てリアルなアクションです。オープニングのヘリコプターやスペインの田舎でのカーチェイス、イタリア北部でのスキーアクションやボブスレーシーン、ギリシアの僧院がある山でのロック・クライミングと十分楽しめました。ボンドガールは美人ですが、個人的にタイプでは無かったです。
[DVD(字幕)] 6点(2008-05-25 22:54:55)
7.  007/ムーンレイカー 《ネタバレ》 
ストーリーが今ひとつ面白みに欠けていましたね。最初のスカイダイビングでのパラシュートの奪い合いはなかなか良かったです。スタントマンに何度もテストをさせ相当苦労して撮った映像らしいです。しかしこの作品はこの冒頭のシーンしか印象に残りません。前作に続き、ジョーズが殺し屋として再び出演していたのですが、あまり活きていなかったですね。宇宙船や宇宙ステーション、宇宙での戦闘シーンは当時の技術では相当がんばっていたんじゃないでしょうか。今見るとどうしてもちゃちに見えてしまいますけれど。宇宙へ飛ぶまでのカルフォルニア、ベニス、ブラジルのリオのカーニバルや山頂でのロープウェイ、イグアスの滝、グァテマラの遺跡とロケ地は多く見所が多いはずなのですが、かえって散漫になり引き込まれなかったです。ボンドガール(CIAからの派遣で、科学者の女性)があまり魅力が無かったですね。ムーアボンドの中では「私を愛したスパイ」が良かっただけに前作との落差を感じました。
[DVD(字幕)] 5点(2008-05-17 23:30:22)
8.  007/私を愛したスパイ 《ネタバレ》 
とても面白かったです。個人的にはシリーズ全体でベスト5以内に入る秀作。まずコネリーボンドから入った私は最初はムーアボンドに「なんだかなぁ」という言う気持ちでしたが、この作品でムーアしかない良さもあると開眼させてくれた作品。ストーリーは「二度死ぬ」、「サンダーボール作戦」、「女王陛下の007、「ロシアから愛をこめて」の良いエッセンスを取り入れ、長すぎず短すぎず約2時間にうまくまとめた作品でした。冒頭のスキーでのスタントはほんとに凄い。一歩間違えがスタントも亡くなるところでしょうが、ユニオンジャックのパラシュートが開いた時はホッとしました。ボンドカーであるロータス・エスプリ(水陸両用)のカーチェイスも見所のひとつ。敵の手下であるジョーズは台詞は一切無く(歯が鋼板なのでしゃべれないのだろう)コミカルながらも不気味なキャラクターで作品を面白くしています。ストロンバーグ所有の巨大タンカーも本格的なセットで船内での戦闘シーンも迫力がありました。この映画の重要ポイントであるボンドガール(ソ連のスパイ)を演じたバーバラ・バックとても綺麗でした。ビートルズのリンゴ・スターの奥様なんですね。
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-10 14:30:18)
9.  007/消されたライセンス 《ネタバレ》 
ムーアのボンドからダルトンのボンドはかなりイメージが変わりますね。すごく硬派で真面目なボンドになってます。女性との関係も控えめ。特に今回はアクション映画としてはかなりクオリティが高く楽しめました。また、鮫に足を食いちぎられる、サンチェスが部下を減圧室で頭部を膨張させ爆死させる、敵とのもみ合いの末、相手を粉砕機で切断する、最後にサンチェスを全身を火だるまにするなど、今までより残酷なシーンが多かったです。今の時代なら見慣れていますが、当時は相当ショッキングな映像だったでしょうね。シリーズ発のR指定だったみたいです。全体的に重めな作りになっており、ボンドは常にしかめっ面の印象があります。ユーモアや遊びがほとんどなかったのが少し物足りなかったです。またボンドガールもキャリー・ローウェル演じるパムは美人ですが、色っぽいタイプではなく共に戦うタイプ、ルペ(サンチェスの女)との関係も控えめといつもの女性との関係がとても淡白でした。その後いくつかのスパイムービーが作られましたが(ミッションインポッシブルシリーズ、ボーンシリーズなど)今思えばこのダルトンボンドの路線に近いのかもしれません。007にしか出来ないできない演出(ボンドガール達とのラブシーンやいかにも英国紳士という感じの上品で洗練た身のこなし、ユーモアやウィットもある)を期待する人には物足りない作品だったかもしれません。Q爺がロンドンから駆けつけていろいろな特殊武器を提供するのは微笑ましかったです。ボンドが心配でたまらないらしく「危ないから帰れ」と言われても帰らずじまい。足を食いちぎられたフィリックス・ライター役の俳優は『死ぬのは奴らだ』にも出ていました。同じ俳優なのですぐにわかりました。(いつもCIAのフィリックスは別の俳優が演じているので混乱してしまうのですが)個人的には好きな作品ですが、シリーズの中ではちょっと異色の部類に入ります。 これなら007でなくてもいいと思う人もいるかもしれません。長いシリーズですからこのような硬派ボンドもありで良いと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-06 22:25:18)
10.  007/ワールド・イズ・ノット・イナフ 《ネタバレ》 
総じてボンドシリーズの中では平均点だと思います。最初のロンドンでのボートチェイスはなかなか見ものでした。かなり迫力があって引き込まれました。当時としてはかなりお金をかけていると思います。その後、舞台がアゼルバイジャン、カザフスタン、トルコと動くので、素早い展開を理解するのに少し苦労しました。エレクトラ(ソフィーマルソー)は誘拐された後ストックホルム症候群となりテロリストのレナード(ロバート・カーライル)にマインドコントロールされている設定でした。ボンドやMもそれに気づかず、ずっとエレクトラの擁護をしてきたわけです。ボンドは途中でエレクトラがレナードとグルであることを知り本来のスパイ本能を発揮します。(レナードはボンドの肩の痛みやエレクトラとの関係を知っていた)ボンドシリーズでは通常関係した女性をボンド自身が直接殺害することはないと記憶していますが、今回はボンドガールがあっさり銃殺されてしまうのは意外でした。今回がQの引退作ということでシリーズ最後の出演となりました。「弱みは見せないこと。逃げ道は確保しておくこと」と言って階下へスッーと降りていくシーンは印象深い忘れることはないでしょう。この台詞は自分への格言と受け止めたいと思います。Qを演じたデスモンド・リュウェリンはこの映画公開の翌月交通事故で亡くなったそうです。なんという偶然でしょう。1963年の「ロシアより愛をこめて」から1999年の「ワールド・イズ・ノット・イナフ」まで延べ36年間、連続しての永きに亘る出演は偉業であると言えるでしょう。(実際に出演はなく名前のみの作もあり)
[DVD(字幕)] 5点(2008-05-05 14:58:58)
11.  007/ダイヤモンドは永遠に 《ネタバレ》 
今回が最後のコネリーボンド(番外編のNever Say Never Againがあるがこちらは本家007とは別物として扱う)なので、集大成として期待が大きかっただけに正直失望が大きかったです。ストーリー、アクション、お決まりの秘密兵器もさほどインパクトはなく、過去のコネリーボンドに比べ面白さに欠けていたように思いました。今回は前作の「女王陛下の007」の続きとしてジョージ・レーゼンビーが妻を殺された復讐心でブロフェルドを倒すという筋書きの方が良かったかもしれないです。前述と矛盾するけれど良かった点は、コネリーがカムバックしたこと。なんだかコネリーボンドを見慣れたせいかボンドはコネリーだと妙にしっくりします。1967年の「007は二度死ぬ」以来4年ぶりのカムバックになったわけですが、やはりコネリーボンドらしく品位と野性味そして色気のある独特の雰囲気は健在で魅了されました。ジョージ・レーゼンビーが降板を表明してから、製作側は次のボンド探しに懸命であったようです。すでにアメリカ人俳優に決まっていたところ土壇場でコネリーで決着がつき、コネリーが断れないほどの好条件を提示したとか。製作者側は「ゴールドフィンガー」路線に戻すことを目標にしていたようですが、最後の花道を飾る作品にしては少し物足りない作品でした。
[DVD(字幕)] 4点(2008-05-03 00:25:39)
12.  007/黄金銃を持つ男 《ネタバレ》 
007シリーズ9作目、ムーアボンドの2作目です。ムーアボンドの中では評価が低い方に入ります。最初に見たムーアボンドがこれだったので、ムーアボンドに良い印象が持てませんでした。その後「死ぬのはやつらだ」、「私を愛したスパイ」を見て、ムーアボンドもコネリーボンドにはない良さがあるなぁと見直したところです。今回のストーリーはスパイの諜報活動らしくなく、???な東洋が出てきます。西洋人にとって東アジアは十把一絡げなんでしょうか。(タイ、香港、日本がごちゃまぜ)また、アクションも今ひとつだったです。ボンドが運転する車が橋を渡る時一回転するシーンも今となってはあまりインパクトがありません。またボンドガールがあまりにもお馬鹿さんでイライラします。素人ならまだしも少なくとも英国諜報局が派遣する女性なら最低レベルの知性は持ち合わせるべきでしょう。彼女のルックスもあまり魅力を感じませんでした。ムーアボンドにはもっと良い作品があるのでこれだけを見て決めつけるべきではないと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2008-04-20 20:06:03)
13.  007/ロシアより愛をこめて 《ネタバレ》 
コネリーボンド作品の中ではNo.1の出来でしょう。話も現実路線で無理がなく、Qの発明した武器も要所で活用されていました。007シリーズの楽しみが各国でのロケ。今回のイスタンブールの街の風景も異国情緒が感じられて良かったです。刺客のグラント(ロバート・ショウ)がなんとも不気味で冷酷な感じで効果的でした。最高の見せ場はボンドとグラントのオリエント急行内の格闘ですが、狭い車内がより緊張感を高めていたと思います。ペドロ・アルメンダリスが演じるクリムの存在もより物語を面白くしています。彼はイスタンブール在住でボンドを支援する役回りで英国海外情報局のトルコ支局長という肩書きのようですが、どうも胡散臭い雰囲気がして最初は「この人は実は悪役に違いない」と思いながらいつボンドの命を狙うのかとドキドキしていました。また、ロッテ・レーニャ演じるクレッブ大佐は非常で冷淡なスパイで小柄ながら腕力もある(冒頭のシーンでグランドの体力チェックのため体にパンチを浴びせる)女性なのかと思ったら最期は実に非力で毒がぬってあるナイフ付の靴で蹴り上げるしぐさがとてもぎこちなく銃で撃たれる最期はあっけないものでした。ボンドガールの女性達は皆似たようなタイプが多く、白人、金髪、ブルーアイで区別がつかない事が多いですが、このダニエラ・ビアンキは印象に残りました。上品な中にもセクシーなタイプで女性からも好感を持たれるタイプではないでしょうか。DVDのメイキングビデオに最近の(おそらく60歳過ぎてから)インタビューが入っていたのですが、さすがにピークの美しさはないものの上品なイタリアのおばさんという感じになっていました。あのボンドガールを演じ5年後には芸能界を引退したようです。
[DVD(字幕)] 7点(2008-04-13 22:52:48)
14.  007は二度死ぬ 《ネタバレ》 
とにかく大笑いしました。スパイ映画というよりコメディとして楽しめるかもしれません。  ストーリーはハチャメチャなのですが、当時は大真面目にやっていたんでしょうね。  1967(昭和42年)年の映画ですから41年前です。初期のボンド映画としてまたなつかしの昭和を振り返る映画として見る価値は十分あります。 銀座の路地を入るとそこはもう蔵前国技館、ボンドがタイガー(丹波哲郎)こと日本の秘密警察に案内されたのは地下鉄丸の内線の車内。そこで何故か接待まで受けていました。 代々木体育館や東京タワーの風景も出てきます。また、ホテルニューオータニ(現在と同じ外観)のビル内で大里という敵(日本人)と面談するのですが、オフィス内に毛筆で「大里」と書かれていたり、ビル内が必要以上の和装なインテリアだったり。敵の車をヘリコプターから磁石で釣って東京湾に落とすシーンもかなり笑えました。 日本人になりすますため、5-6人の芸者ガールに囲まれ、眉毛を黒くしたり、カツラをかぶせられたり、胸毛を処理したり。西洋人の妄想が遺憾なく発揮されてます。 ボンドが海女(浜三枝)と偽装結婚して、日本人になりすますのですが、どうみても日本人には見えない。日本語も「大学で勉強した」という割には挨拶程度しかしゃべれない。 忍者訓練所もかなり笑えます。戦前の槍持って気合で敵をやっつけるノリですね。ハイテクの相手には歯が立たないと思うのですが。 肝心のストーリーですが、敵・スペクターが米ソの対立を煽るため、日本からロケットを打ち上げ、米ソのロケットをパックリ飲み込むというもの。その調査及び阻止のためコネリーボンドが火口内に潜入する話です。当時の日本のイメージといえば、芸者ガール、忍者になるのでしょうね。。他の作品に比べ、コメディ度が高すぎてドキドキ感はあまり感じませんでしたが、日本人なら一度は見ておきたい作品だと思います。 
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-04-10 21:38:45)
15.  007/カジノ・ロワイヤル(2006)
私にとっては007シリーズデビュー1作目でした。子供の頃から007は知っていましたが、完全な食わず嫌いでまともに見たことは一度もありませんでした。実に面白かったです。これで007シリーズを全部制覇しようと誓った記念すべき作品になりました。その後、ショーン・コネリーの本シリーズ1作目「Dr.No」を見て、これは全作品全て見なければいけないという気になりました。昔からのファンとは違い、他の作品とは比較できませんが、これだけでも十分堪能できました。これはニューボンドだとおっしゃる方が多いようですが、1作目の「Dr.No」の時のボンドと原型は変わっていないように思いました。 これから1作品ずつ鑑賞し、007の歴史を確かめたいと思います。全体に少し長く感じましたが、総じて楽しめました。食わず嫌いだった女性にもおススメしたい良作です。
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-04 10:09:59)(良:1票)
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