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Sgt.Angelさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 109
性別 男性
自己紹介 2008 7/22みんなのシネマレビュー登録

ぼちぼち復活。

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1.  タイタンの戦い(2010) 《ネタバレ》 
まず尺の短いこと。106分て。神々の戦い106分て。サッカーの試合かよ、なんて思う程。短くまとめられるに越したことはないのだけれど、この題材にはどうしたってもう少し尺は必要なんじゃないか? 壮大な物語に対してどんどん尺が伸びていくのはその壮大な世界観を物語る事、しつこいくらい大きな画を見せる事によってだと思うのだけれど、この作品はその辺を結構省く。海外ではギリシア神話の浸透率が高いから、説明は不用というのもあるかもしれない。まあサクサク進むのはいいいんだが、人間VS神々なのに初っ端からえらくこぢんまりとしたオハナシに見えてしまう。 また予算がないのか制作陣にやる気がないのか、はたまた両方ないのか、神々が集うシーンの安っぽさも堪らなかった。クリーチャーのデザインは普遍的デザイン、またはオリジナルへのオマージュとして許容範囲。予算がないならそれはそれでアイディア勝負になるはずなんだが、アクションシーンは随分大味で。寄りで撮ったチマチマした剣戟アクションばかり。メドゥーサとの戦いなんてもっとアイディア凝らさなきゃ。そしてクライマックスのクラーケンも淡泊すぎる。ちょっと『ザ・グリード』っぽい感じは嫌いじゃないんだけどなぁ。 あと物語に関して。ハデスは悪くないよ!と訴えたくなる程のゼウスの勝手さ。勝手さ具合は元のギリシア神話と一緒ではあるけれど、ハデスを追っ払うために利用された挙げ句仲直りしちゃうペルセウス、そこはゼウスも一緒にぶっ飛ばすくらいでないと!最後の「伴侶を授けてやろう」って、気を利かせたつもりかもしれないが、なんか下世話な父ちゃんだなぁとしか思えなかったよ。 物語、デザイン、アクション、全てにおいて『ゴッド・オブ・ウォー』を見習って下さい・・・ってのは全く別の話になるのでやめときます。 余談ですが、『アバター』と違って今作は‘あとづけ3D’だから仕方ないんだけど、3Dで寄りのアクションをやられると何をやってるのか全くわからなくて結構きつい。見せ方にも因りますが、3Dはあまりアクション向きではないのでは。
[映画館(字幕)] 4点(2010-04-25 21:59:45)(良:1票)
2.  第9地区 《ネタバレ》 
なんと志の高く誠実な作品。「観客に不快感を与えようとした」という“エビ”エイリアンの造形。そしてグロテスクな彼らに感情移入させる演出。社会派SFからバディムービー、そしてアクションになだれ込む怒濤の展開。そして決して安易でない清々しくも切ない決着のつけ方。最高。 差別に反対する者ではなく、かと言って積極的な差別主義者でもない、極めて平均的な人間ヴィカス。華のない顔ながらも憎めないこの男がいい。上司の婿養子ってのもなんだか切ないね。ドキュメンタリータッチでアパルトヘイトなど社会問題を背景にブラックなネタを仕込みながらも、そこは主張せず、ヴィカスとクリストファー親子の相互理解、友情をブレずに中心に据えているからこそ切ない。自分の暮らしていた世界に裏切られ、剥がれ落ちた体と心を通して見えるものが変わってくる。が、とは言え変わりきれないのが人間。協力してくれたクリスをぶん殴るわ見捨てるわの扱い。あくまで利害の一致でしかない。しかし、だから「俺の気が変わる前に行け!」に泣き、クリストファーたちを助けてやりたい一心のあの素晴らしいパワードスーツでのやけくそ大暴れに燃える。 司令船が地上に浮き上がるシーン、パワードスーツのミサイル掃射シーン、母船へと帰還する司令船を見上げるヴィカスの表情と涙、ラストショット、せっせと鉄くずの花を作るエイリアンにもまたまた泣く。胸を締め付けられる。泣いてばっかだな。いや、溢れんばかりのセンス・オブ・ワンダー、血湧き肉躍る魂、ロマンスまでもが炸裂しているのだから仕方がない!大傑作!
[映画館(字幕)] 10点(2010-04-10 22:50:14)(良:7票)
3.  ダウト ~あるカトリック学校で~ 《ネタバレ》 
やや映画ならではの演出に欠けていたかな、とは思うものの久々にたっぷりと見応えのある演技合戦でした。メリルとホフマンの怪獣演技バトルは勿論、『魔法にかけられて』の時は年の割に老けてんなぁ・・・と失礼ながら思ってしまったエイミー・アダムスの可愛さにもちょいと驚き、1シーンのみの出演ながらヴィオラ・デイヴィスもなかなか印象深し。 この4人全員がアカデミー賞ノミネートも納得。メリルは『マンマ・ミーア!』の脳天気さは何処へやらと言うような迫力で、初登場シーンからバシバシ存在感を放つ。対するホフマンも生活感のある演技で全く引けを取らない。彼が演じる神父の説教がまたひとつひとつ非常に心に響く内容でいい。どれも良かったのですが、特に印象的だったのは2回目の「噂の正体」についての説教。あんな風に人の心を掴むような説教をされたら宗派とか関係なく神父に憧れてしまいます。 ひたすら2人の舌戦が続いた挙げ句真相は分からずじまいですが、今作の場合は全く消化不良はなし。原作の邦題が「ダウト 疑惑をめぐる寓話」とのことで映画版よりもしっくりときます。 まさに寓話という教訓的な物語。だから事件の真相も提示しない。あのシスター・アロイシスの嘘により、フリン神父が疑わしいように終わるのですが、そこは絶妙なラインを保っている。疑惑を持ちはじめると本当にキリがない。この登場人物の言う事もどこまでが真実なのか分からなくなってくる。シスターが神父に、神父がシスターに主張する事も、ミラー夫人がシスターに言った事も、全て実際に見たわけではないのだから。 そもそも疑惑とは?何を以てして確信、真実なのか?このギリギリの境を見事に保ち、疑惑に対する疑惑を深める面白い作品でした。
[映画館(字幕)] 8点(2009-03-29 00:42:30)
4.  誰も守ってくれない 《ネタバレ》 
佐藤浩市、松田龍平は大好きな俳優さんだし今回の演技も良かった。予告編やCMでも使われていたリベラの曲なんかも大好きだ。扱っている題材も世間的にあまり注目されていないもので好感が持てた。観ている間退屈することはなかった。 でもダメだった。やはり『踊る大捜査線』組はどこへ行ってもやることが中途半端。「社会派とエンタテインメントを両立させたかった」という君塚監督の欲張りのせいで序盤から到底あり得そうにないカーチェイス。あれだけでも一つ事件になりそうだ。 そしてマスコミの執拗さ。これはこの作品全体言えることだが、本気でマスコミや、ネット社会が抱える問題について提起する気ならば良いことも悪いことも含めて、何故そのような問題が生じてしまうのかをきちんと描かなければいけないのに、君塚監督は嫌な部分だけを見せようとする。観客に嫌なものを見せて嫌だね~、なんて感想を抱かせても根本的な問題は解決しないどころか、偏見が増えてしまうんじゃないかとすら思った。 まだマスコミについては僕も知らないことが多いし、見えない所で問題が起こっているのかもしれないからあまり多くは言えた立場ではないけれど、許せないのは終盤のネットおよびネット住人の描き方。ネットの掲示板を見て野次馬が集まってきた!なんて言っていたが、加害者の妹を見るためだけにあんなに人は集まりやしない。そんな暇人ばかりじゃないよ。暇でも警察に目つけられたら嫌だからちょっかい出さないよ。そもそも志田未来の兄が起こした事件だって日本全国を揺るがすような大事件でもないのだし。 志田未来の姿をネットに流していたネット住人、オタクの描写もおかしい。眼鏡にバンダナに紙袋といういかにもオタクです!という格好で、あろうことか刑事相手に殴り込みをかけるなんて大胆な行動までとる。ネットの怖い所は匿名性で、そのおかげで誰でも何でも言える所にあるのだから、警察に面と向かって喧嘩売るような人ばかりだったらネットなんて問題にならない。 ラストは希望のようなものを提示して終わらせているが、雰囲気だけで具体的な希望は見当たらないし、マスコミとかネットとか若い世代に一番希望を感じていないのは監督なのではないか。
[映画館(字幕)] 4点(2009-03-26 15:44:06)
5.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 
オープニングからアクション満載なのは嬉しいけれど、アクション監督にジェイソン・ボーンシリーズの人を起用したのは失敗じゃないかな。マーク・フォースターがアクションを撮りなれていないせいか。 ボーンシリーズはまだ走って走って跳ぶ!のシンプルな分りやすいアクションだったけれど、今作は冒頭の裏切り者との格闘にしろボートチェイスにしろ複雑なものが多いので、それをあの激しいカメラワークで撮ってしまうと何が何だか分からない。複雑とは言ってもアイディアの利いた良いアクションばかりなのだから、前作のようにもっとひいて撮れば華麗で格好いいアクションができたはず。 今作の3分の1近くを占めているアクションのカメラワークが落ち着かないせいで、全体を通しても前作のような美しい画を撮れていない。 肝心のアクションが半分死んだ状態だったうえ、ドラマパートもポール・ハギスの悪い癖が出てしまった気がする。そもそも007には不似合いなほど複雑な物語なのに、それを殆どセリフだけで説明しようとするからまた分かりづらい。なんとか状況を飲み込もうとしてもすぐにあの分かりづらいアクションが続くのでもやもやしたまま物語が進んでしまう。おかげで前作よりも浅くなってしまっている。 物語が飲み込めないのは自分が悪かった部分もあるのですが、それにしてもやっぱりこの堅苦しい物語は007には似合わない。 今作で一旦物語は完結したようなので、次回作はどうか肩肘張った話ではなくユーモアの利いたクレイグ版ジェームズ・ボンドを期待しています。
[映画館(字幕)] 6点(2009-03-06 16:11:47)(良:1票)
6.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
僕は007って言われるとピアース・ブロスナンが一番に思い浮かぶ。しかしテレビで見かけるのは『ダイ・アナザー・デイ』ばかりだったので、007ってのはつまらない作品だ、という偏見が植え付けられていました。そんな僕にとっては今作はほとんど007デビュー作のようなものです。 まず主題歌の格好良さ、ヤマカシを取り入れたアクションで一気に引き込まれました。今見返すと007シリーズのアクションはなかなか時代の流れを感じてしまうものも少なくありませんが、今作のアクションはシリーズ中でも屈指の出来映え。最もインパクトがあるのはやはり冒頭のチェイスですが、中盤の格闘、崩れていく建物の中での戦闘も十分に見応えがあります。激しいアクションにも関わらず、カメラワークは落ち着いているので混乱することはないし、ロケーションの美しさも味わえる。アクション、撮影については全く文句なく仕上がっています。 そして議論を呼んでしまったクレイグ版ジェームズ・ボンド。僕はもともとダニエル・クレイグが好きなので評価は甘くなりますが、それを差し引いても彼はイイ。苦悩するボンドの熱のこもった演技には引き込まれる。 ただ今作の脚本のポール・ハギス、どうも彼と007というのは食い合わせが悪い気がしてなりません。今作を観た後過去の007シリーズを何本か観直しましたが、それらと比べても今作はトップレベルの質を持っています。今後しばらくは色褪せることのない作品です。 しかしポール・ハギスが007と合わないというのは真面目過ぎる所があるからなのです。作品全体の質の向上と引き換えにジェームズ・ボンドというキャラクターの魅力、男というより男の子の憧れともなるジェームズ・ボンド像は無くなってしまっているのです。 今作がボンドが僕らのよく知る007になるまでの物語だというのは分かりますが、この調子でいくとあの天下無敵の憧れの007にはなりえません。作品とキャラクターどちらをとるのか、難しい所ではありますが、あちこちに気を遣ったりしないでもっと肩の力を抜いて、遊び心を持って作って欲しいな。ただ今作がシリーズでも抜きん出たレベルであることは間違いないし、やっぱりラストのセリフにはしびれました。
[DVD(字幕)] 7点(2009-03-04 00:07:13)(良:1票)
7.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
やはりこの作品はジョーカーに尽きる。長い上にちょっと説教臭くて、まだまだ改善の余地はあったと思うが、ジョーカーだけはどうしたって賞賛せざるを得ない。あれほど魅力的な悪役はそうはいない。彼を生み出しただけでもこの映画は価値あるものだと思う。ただ、どうせここまで作り込んだならジョーカーの暴力描写をしっかり見せつけるべき。少なくとも黒人ギャングの口を裂くシーンは、直接見せろとは言わないまでももっと苦しむ描写は必要。切る瞬間だけカメラ外して死んじゃいました、では全く怖くない。あの1シーンだけでもあれば、後々の暴力描写は見せなくたって効果出るんだから。 まぁ何はともあれこの役の為に命を落としたと言ってもいいヒース。全身全霊を懸けて演じたヒース。あなたは本当に素晴らしい役者です。
[映画館(字幕)] 8点(2008-08-31 00:31:17)
8.  ターミネーター 《ネタバレ》 
やっぱターミネーターと言ったら1でしょう!B級映画の雰囲気と、無口でひたすら追っかけてくるシュワちゃんがいいんですよ!2も嫌いではないんですが、なんかちょっとなぁ。なぜって言われると上手く言えないのですが、1の低予算ながらもツボを押さえたホラー、というかスリラーのような恐怖感が素晴らしいし、自分の父親になる男を過去に送り込んだり・・・というタイムトラベルものもわかりやすく、かつ、面白い設定。低予算で生み出したアイディアが輝いています。だからこそ、ターミネーターは1が一番の傑作なのです。
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-29 14:49:12)
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