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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1615
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  第七の封印 《ネタバレ》 
死から決して逃れられないのは遍くヒトの宿命であって、十字軍だろうが疫病だろうが・それが世界に降り注ぐ速さに多少の違いが在ろうが無かろうが、根本的なその状況自体にまず大差は無いと思うのです。かつ、今作の主人公・騎士アントニウスは迫り来るその死を前にして、ソコからは逃れられぬという絶対的な人間世界の悲惨と・そして何も語らない神、というシステム全体の在り方に対する疑問を問い続けて居る、そのことはまた確かに、多分にキリスト教的な(or 少なくとも宗教的な)観点からの問いかけだと、私も見做せるとは再び思うのですね。  しかし、今作の登場人物の振舞いを通しては、その「宿命」に対してもっとヴァリエーションに富んだアプローチの数々、というのを見て取れるとも思うのですね。それこそ、誰か一人にその咎を押し付けて生贄に捧げて満足する者、或いは、終末論的なナニかを振り翳して絶望に浸ることで逆に優越感を得る者、なんてのは、今現在に至っても・キリスト教の支配の下に無いこの国においてさえ、探せば幾らでも見つかるって光景だと思うのですよ。しかし重ねて、その一方で例えば、考えても答えの出ない問いに無為に陥ることを拒否して日々を享楽的=ごく前向きに生きること、であるとか、神でも仏でもない己の道理にのみ忠実で在ること、とか、それでもその強大なる運命をちゃんと恐れて・自分自身の無力さを知ることで逆に総てを受け容れること、だとか、そして今作は寧ろそういった後者の諸々の方により大きな価値を見出しているのだろう、ということ自体は、思ったよりも容易く伝わって来る(と感じられる)作品だったとまずは思うのですし、ソコには実は、実に容易に共感もしてゆける…とも思うことが出来たのですよね(⇒とは言え、ゆーて私も2回3回は観た上でこうなったってダケなのですケドね)。  今回、また久し振りに再見しての感想として、やはり難解と言われる作品だとは重々思うのですが、それでもごくシンプルにポジティブなモノを描いている方の作品だったのだな、と思うトコロにまでは至れました。且つその上で、台詞はどれも含蓄に満ちて・そして映画全体としても全く無駄が無い、という類稀な完成度を備える作品だと思うのにも(同様に)至るコトが出来たのですよね。やはり、傑作かと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2024-03-25 22:29:47)
2.  ダントン 《ネタバレ》 
この『ダントン』という映画が在る一方で、どう探しても『ロベスピエール』という映画は無いよーで…とは言え、今作でもそのロベスピエールの苦悩もしっかりと描き込まれては居たり…と、作品としても善悪や敵味方のシンプルな二項対立を描くモノには決してなって居ないですし、当然の如くそれは時代考証としても+普遍的なこの事象の解釈としても正しいのだと思います。今作を観てもやはり、フランス革命とゆーのは私には、その後の歴史の中で同じ様なコトが散々繰り返されたのも含めて「こーなるしかない」歴史的必然だった様に思えるのですよね。だからその意味では、まず総てが「無駄では無かった」とも思うのですし、むしろ我々はその成果に「タダ乗りしている」側だ、ともずっと思っているのです(未だに)。この騒ぎから程無く、ロベスピエール一派もまた滅びて革命は一旦の終わりを迎える…のでしょうが、そこまでは描かずに(極度の不穏さを以て)それを暗示して終わる…とゆーのも、洒落ていて(単体の映画としても)より効果的だったと思いますし、また高度に暗示的であるが故にある種「未来予知的」だという意味でも好い演出だったと思うのですね。非常に見応えの在る、優れた映画だったと思います。  しかし、それでも尚、ワイダ監督がロベスピエールよりもダントンの側に共感を惹き付けられていたコトの理由とゆーのは、繰り返された歴史的既視感に対する共鳴と同義だったのか…とは少し考えてしまいますね。あくまで私の個人的な解釈としては、成就しなかった革命の「普遍的な末路」とゆーのが、この映画の結末=ダントン粛清に凝縮しているのではねーかな、なんて思ったりもします。要は、大きな意味での「味方」を殺し始めたらモ~終いだ…というコトですよね。だから、我々としても、もし敵が同士討ちとか始めたら、喜ばしいと思うよりはちょっとヤバいと思った方が好いのかも知れませんね⇒味方を味方とも思えなくなってるヤツってのは、敵のコトなど人間だとすら(多分)思ってないですよ、と。
[DVD(字幕)] 8点(2023-11-11 11:16:12)
3.  DANCING MARY ダンシング・マリー 《ネタバレ》 
まァ~~実に支離滅裂な映画だなァ……と思って観終わったのですが、よ~く考えたら監督の前作『砕け散るところを見せてあげる』だって(ある意味)相当に奇抜で奇妙な作品だった…とスグに思い直しました⇒しかし、アッチは見事に成功してますが、コッチは…とゆーのが結局シンプルな私の結論でもありますね(ソレに気付いた以上は他に言うコトは無いってレベル)。こーいうのは完全に「メソッド」とかじゃない⇒「考えるな、感じろ」の世界!だと思うので、まァしゃーないかな…と。。(+二匹目の泥鰌なのかも知れませんが、やっぱ狙ってやるモンではねーかな…と。。)ソレでも、私は監督の次回作にはまだ大いに期待してます⇒こーいうヤツをまた撮るってなら、必ず観させて頂きますね。
[DVD(字幕)] 4点(2023-07-31 00:06:42)
4.  TAR/ター 《ネタバレ》 
個々のシーン・個々の演技の質は、言われてるとおりにごく上質な作品だと思います。ただ、コレも前評判どおりにサスペンスだと見做すならば、私が思うにコレってたぶん肝心の主役が出てこない!(ケド勝手に解決する!)て『刑事コロンボ』でしかなくって、だから別にその面での面白みがあったって作品ではねーかな…と。んでそもそも、こ~んな悪人がタダ出てきてタダ自滅してゆくダケの話だって意味でも、少なくとも私としては内容的にも(また)別に好きなヤツでは決してなかったかな…とね。  それ以上に、ナニか終始しっくり来なかったとゆーか期待外れだったとゆーか、途中からずーっとモヤモヤしながら観てた…つーのが、コレってマジで唯々「ケイト・ブランシェットがコレを演ってるから」てダケの映画だな、と。正直こんなん、昨今はもう新型の映画的ステレオタイプの一種だとゆーか、卓越した芸術家=成功者で・んで相応に果断でパーソナリティも強固・またある面では同様に冷酷で欠落してて・かつ当然の如くに同性愛者で・加えて所謂「色を好む英雄」かの様に振舞って⇒でも一方で何よりも「女性=男性ではない」と……私なんかが少し考えてしまうのは、例えばコレを(性別を度外視すりゃあ何とな~く同系統かと思える)カンバーバッチとか・ちょっと奢ってジョニー・デップとか・或いはもっと現実に即して脂切った感じの(現時点の)トム・ハンクス、なんかに演らせてたとして、でもそんなんたぶん誰も観に来ないすよね?(つーか誰も引受けもしないでしょ、と)だから結局、ソレってこの役の「性別を貼り替える」ダケで(一転して)成立する様なモンなの?な~んて⇒コレ、単に私は馬鹿の一つ覚えの様に、映画に描くべき「人間性」てのは、また当然に「普遍的」なモノで在れば在るホド好い…という固定観念に縛られてるってダケなのでしょーケドも。  ラストも、コレもな~んかよー分からんかったすよね…まあ、チラッと名前の出てきたデュトワなんかも日本では今だにフツーに=何事も無かったかの様に振ってたりもするし、だから別に文句がある…なんてコトでは(決して)ねーのですケドも。。
[映画館(字幕)] 6点(2023-05-13 15:17:54)(良:1票)
5.  ダークグラス 《ネタバレ》 
端的に、ヒジョーにレベルが低いです。音楽やら台詞回しやら(で肝心のショック描写すら)もかなり素人臭いですが、技術的な面で何より気になったのは「画ヅラ」ですかね。ちょっとバカ正直すぎるとゆーか、ナンの面白みもない超・つまらない構図ばっかりとゆーか、冒頭10分観たダケでも「あ、コレ本気で撮ってねーな…」てか「中国資本に名義貸しでもしたの?」とすら思ってしまいましたすね(調べると本作はフツーにイタリア資本系の作品みたいですケド、ソコでもっかいマジで?となりました)。似た様なヤツとして個人的に、こないだのデパルマの『ドミノ 復讐の咆哮』より更に若干ヒドい…位な感じかと。  技術的なコトのみならず、話の内容や展開運び+具体的なシーン単位のつくりにもまた、総じて全然工夫がねーのですよね。お話なんてマジでシンプル一直線!で、ココまで捻りも不可解も無いとモ~「ジャーロとすら言えない…」と(個人的には)思います。あと警官2人が殺られるシーン、男の方が突っ込んで来る白バンにバンバン発砲するのですが、んで何故彼は最後までただ突っ立ってるダケだったのでしょーか?(ナンで避けへんのか~い?と)。それじゃあ、例え命中してたとしてもアンタは死亡確定じゃん…と思うのですケドね。。
[映画館(字幕)] 3点(2023-04-22 15:16:39)
6.  ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 《ネタバレ》 
世界初のRPGが原作(のリブート映画)てなコトで、ストーリーの感じは超・古典的+オーソドックスと言いますか、でも実にごく親しみ易いモノでもありましたですね(仲間を集めて⇒アイテムを手に入れ⇒敵を倒して娘を救出する…という)。やや長尺ですが、そのメインストーリーは映画の長さにはごく適合したサイズに手堅くまとめられており、比較的テンポ好くダレずに最後まで面白く観てゆけた(+しっかり冒険してウマ~くグッド・エンドにも辿り着いていた)と思いました。ミシェル・ロドリゲスが主役の一方なのですケド、他にあんまり大物が出てないので(あ、ヒュー・グラントは出てますが彼はラスボスではない小物の方の悪役+でクリス・パイン?…うーん…)正直ど~んな感じかな?⇒もしかしたら準A級かも?とよく分からん儘で観に行ったのです、ケド結果的には全然フツーに超・カネ掛かってる方の大作でして、映像とかアクションとかも相当にハイクオリティな方だったと思います。重ねて、テンポ悪くないとは言え少し長めなのが気になる方も居るかと思いますが、子どもとかファミリーとかでも大いに楽しめる質感だと思いますので、是非是非。  ただ、原作は結構「凝った」世界観を擁する長大なシリーズである様なので、観る前に多少その設定もろもろは入れておいた方が好いかとは思いました(=その辺の説明は作中やや不十分・不親切かと)。特に、ハーパーとかサーイのレッド・ウィザードとかエルミンスター・アウマーだとか、その手の「固有名詞・地名・人名」とかをいきなり言われてもピンと来るワケねーだろ!てな感じは正直在りまして、少なくとも映画の公式サイトくらいは確認してから行った方が好いかも知れませんかね。個別の話だともう一つ、個人的にはあの「魔法破りの兜」をナニに使おうとしてたのか(ナンでソレを使おうとしてたのか)辺りもよく分かってない儘観てゆく羽目になってました(ココは私ナンか観落としたのかな?)。  しかし(コレもごく個人的ながら)絶大な高評価ポイントが一つ在りましてですね…4人パーティの一角のドルイド(エルフ?)のドリックちゃんが、とにかくメッチャクチャ可愛いんすよ!!パッと見誰だか分らなかったのですが、演じるソフィア・リリスちゃんはこないだの『イット』に出てたコでしたすね。いや~、彼女が続投するなら次回作も確実に映画館で観ますよ(てゆーか次回作を必ずお願いしやすよ)。
[映画館(字幕)] 7点(2023-04-01 00:47:17)
7.  大コメ騒動 《ネタバレ》 
一見は非常にタイムリーかつ(ある意味)ホットな題材かと思ったのですよ。貧富の格差や戦争による物価高・社会不安、そんな理不尽に対して団結して炸裂するウーマン・パワー!という、むしろ今ならこそ大いに共感してゆけそーな(+ごくテンション高く観てゆけそーな)お話かな~と正直私もワクワクしてたのです…がナンでしょう、その意味で私がいちばん観たかったモノとゆーのはホントにホントの最後数分間で一発ダケで、ソコまでの100分間ってのは実にごく暗くて重くてローテンションで…と率直に全く気分を盛り上げてゆけなかったのですよね。調べると確かに米騒動って、ゆーて(地域単位では)たぶんソコまで凄まじい大反乱みたいなコトになったって話でもなくて、地方政府も結構さっさと対策してカタが付いた…というコトなのかな~と思いました(全国単位だと2か月弱続いて時の内閣も倒れているのですから、確かに歴史的事件ではあるのでしょーケド)。だから事実に即せば暴動のシーンを何回も長々とやるワケにもいかなくて、ソレをカバーする為に序盤~中盤はドラマの方をつくり込んでいるのですがソレだってごくシンプルな(貧乏で辛い!って)話にしかなり得ないので、結局ナニもかもが少し「予想通り」すぎる…という印象ですかね。  もう一点、主演の井上真央ちゃんって、少なくとも私の中ではやっぱどーしたってごく「元気な」女優さんだ…というイメージが強くて(⇒コレも確かに最近はそーでもないワリと多様な役に挑戦されてるのも当然知っては居るのですが)その彼女からしてごく終盤まではまた随分と大人しいキャラなんだよな…てのが(映画全体としての)ローテンションさ・盛り上がらなさにも残念ながら効いてしまっていたかな、と思いました。替りにテンション高いのが室井滋さんなのですが、コッチはまたモ~妖怪レベルの山姥キャラなモンですから…
[DVD(邦画)] 5点(2023-02-11 22:47:01)
8.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
三作目にして完結編な今作は、まあとにかくその「終わり方」でしかないかな、と思いますね。つまり、その意味で個人的にはこの上無く至上に適切・的確な三作目だったと思っています。三部作を通じてココに辿り着くべく組み立てられた精密なシナリオにせよ、細かい部分のテクニカルな伏線の張り方にせよ、どれも実に素晴らしかったと思いますし、重ねてソコがずば抜けて一番に重要だったという作品だとは確信しています。単品としても傑作だったかと。  他、特に言いたいコトも大して残っては居ないのですが、一つだけ言い加えるならこの三作目もまた役者の演技や雰囲気(=キャスティング)とゆーのはまたコレも優れた仕事だったと思いますね。キャットウーマンの妖艶さ・しなやかさ・強かさはどれも出色でしたし、ごく非常に賢明そうでありつつも決して裏が無いなんてコトもなさそーなコティヤールも実にハマってたかと思います。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ロード・オブ・ザ・リング』に並ぶ三大三部作(=確実に一日を楽しみ尽くすコトが出来る)なんて言っても好いかなと。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-01 23:28:37)
9.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
まあ、この三部作に関してはキャスティング、およびその役者さんたちの実際の演技のクオリティに関しては(三部作通しても)ほぼほぼナンの文句の欠片も無いというトコロではあるのですが、やはりこの二作目のジョーカーとゆーのは中でも思いっ切り際立ってますよね。ココまで純粋なる恐るべき悪役とゆーのは、あまり他に比肩するモノを(映画のジャンルでは)思いつかない…とゆーのが正直なトコロでして、個人的にはその辺のホラーなんかよりも余程怖くて恐ろしくてそして不快なキャラクターだとも感じています。この部分も、原作におけるゴッサム・シティという特殊な状況設定が大いに効果を発揮してのコトだとは思うのですが、ソレでもこの二作目でコレほど強力なそーいう「悪」を描くその為にこそ、本シリーズはその娯楽映画としての属性を敢えて手放したのだ…とすら思えたと言いましょーか、まずはとにかくその面からも実に非常に優れた見応えを得るコトが出来た…とは思っているのですよね。  そしてそれ以上に私が今作で感じ入った・共感できたのが、モチロンこの「ダークナイト」としてのヒーローの描き方そのものなのですね。本当に本当の強大極まる「悪」と戦うためには、ヒーローは唯ひたすらに「正義」であるダケでは不十分なのであって、そういった悪と戦う為に自分もまた悪と為らざるを得ないコトに如何に耐え抜くか(=ソコに耐えうるダケのメンタリティこそが、極めて重要で本質的なヒーローの素養なのだ)という今作のテーマは、ヒーローだとかって創作の存在に限らず実は結構「普遍的なコト」だとも思えるのですよね。一本の映画としても、また三部作としても、非常に高度に精密にまた完璧につくり込まれた映画だと思っています。ヒーローものとしては間違い無く現時点の最高峰かなと。
[インターネット(字幕)] 9点(2022-09-01 23:28:35)
10.  タランチュラのキス 《ネタバレ》 
如何にもホラーぽい見た目諸々ですし、少なくとも製作当時はそーいうつもりでつくられたヤツなのは確実かと思うのですが、恐怖描写てのはほぼ全部単なるクモ(生のタランチュラ)なのでして、まァ正直別に怖くはねーのですよね(ゆーて、タランチュラって見ように依っては結構可愛くないですか?)。そもそも主人公が(殺意はしっかりと抱いた上で)タランチュラを放つ⇒標的は皆一様に驚愕と恐怖のあまりポックリ死んでしまう…という「そーはならんやろ」な展開の繰り返しなので、ホラー或いはサスペンスとしては正直「ゾクッと」とか「スカッと」とゆーよりは「モヤッと」の方がより強く感じられる…とゆーのは(ワリと終始)そーかも知れないのですよね。  ただ、ホラーではないにせよあくまでサスペンスとして観てゆくと、まずは殆ど罪悪感も無くしこたまどんどん殺してゆく主人公の小娘のサイコパスな風情と、でもゆーてクモを置いてるダケだからなあ…というある種のキレの無さ(=ゆーてなんかソコまで悪辣に見えてこないというもどかしさ)、加えて彼女の標的となる連中の方とてこれまた皆少なからずアクドイ感情移入不能な輩どもであるコト、この辺りのボンヤリとした感じが何となくまろやかに調和して、サスペンスとしてそれなりにイイ感じにハラハラと観てゆけるかな…という気もするのですよね(ある種謂わば「針」がフラフラしっ放しで、どちらかに振り切れるというコトが無いとゆーか)。ギリ暇潰しにはならんコトもねーかな…位の感じではあります。
[DVD(字幕)] 4点(2022-07-22 02:16:12)
11.  tarpaulin 《ネタバレ》 
27分のワンカットだが、ソレは明確に3つのパートに分かれる。次第に不穏さを増してゆくひとつの会話⇒ただ歩く男⇒その先に(何故か)訪れるギターの弾き語り(⇒そしていつしか再び繋がれる手と手、と、そのままエンドロール)。  要するに(と言ってしまえば)、どー見ても一番重要なのは「歌」であり、率直にただコレを活かすことが主眼の短編であるとも(個人的には大いに)感じられるのだね。ただ、不自然に唐突に割り込んで来るにも関わらず、その音楽が放つ鮮烈さとそして一気にその世界観に引き込まれてゆく感覚てのは、実に意外なマデに素晴らしかったとも思います。ある種、非常に上質なミュージックビデオの類いだとも言えるかも知れないですかね(勿論、楽曲自体が上質なコトを踏まえたうえで、だケドも)。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-05-10 23:22:44)(良:1票)
12.  大頭脳 《ネタバレ》 
ベルモンド繋がりで観に来るとま~平時のベルモンドものでもあるかと思いますが、今作はキャストがなんか妙に豪華ではありますね(ゆーてまァ1・2・3本釣り!て感じですが)。イーライ・ウォラック、ブールヴィルも流石のコミカルな風情が冴え渡ってますケド、ナンと言っても出色はデヴィッド・ニーヴンでしょう(てゆーか普通に「主役」だし)。今作でもまだまだ全開に粋なイケオジでもありますが、それで居ての絶妙なコミカル具合も『カジノ・ロワイヤル』に負けず劣らずなハイ・クオリティです。アクションとしてはコレもまァクラシカルな出来(=今となってはややチープぎみ)ですケド、全編通しての楽しそうな雰囲気は(前述どおり)素晴らしいモノですし、そしてオーラスの大騒ぎは(ばら撒かれる札束の量が凄まじいコトもあって)非常に好いドタバタ・コメディに為ってたと思いますかね。結論、諸々と観る価値自体は今なお全然十ニ分な良作だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2022-05-05 00:16:43)
13.  タミー・フェイの瞳 《ネタバレ》 
キリスト教のテレビ伝道師(の夫婦)という、日本には存在しない謎の職業の方々のお話なので(確かにまあ)根本的には共感も納得も出来ないかな…と言った方が本音には近いのです。で、大バズりして巨万の富を得るも(そもそも宗教+カネ儲けってなった時点で私の中では99.9%クロですケド)ナンだカンだ2人ともに(自分の器の)限界を迎えて間違いを犯し、そしてドン底にまで転落してゆく…という超・典型的なお話でもあるのですよね。まあ率直に、映画としては(その部分に関して)スゴく面白かったとか感動したとかってコトでもなかった、と言ってしまって(コレも)好いかとは思います。  ※まあでも、こーいう自分の力以外のモノ(今回であれば社会的な信仰心、ほかの例で言えばソレこそ運とか、運に近いかも知れませんがいわゆる「一発屋」的なネタとか)を利用して成り上がった人って、殆どほぼ全員結局は身を持ち崩しますよね。「積み上げる」というコトが如何に大切か(結局の結局はソッチの方が「近道」だ)とも思いますし、ある意味そのシンプル極まる「人間の有様」にはソレこそ逆に共感も出来るのです。今作の二人については、その信仰心や活動の(当初の)動機は真なるモノだったよーに見えますし、コレも根本的にはソコまで酷い悪人には決して見えない(=この映画についてはそーいう様に見せようとはしていない)てのもまァそーだとは思いますし。  ただし一点、今作におけるジェシカ・チャステインの出来については、コレはかなり凄かったと言って(間違い無く)好いと思います。だいぶ昔に『ヘルプ』で世に出てきた時は(見た目のワリには)ファニーな役をやってんな…とも思いましたが、最近は(全部追っかけてる訳でもねーですケド)かなり知的でカッコ好い役が多いんだよな…と思っていたら、今作ではまた実にユニークで変わった・変テコな役柄をモノの見事にこなしていて少々ビックリしましたです。20代~50代までを(40過ぎて)自然に演じ抜いちゃうのもスゴいですが、何より「歌」がまたスゴいのですよね。元々高度な音楽教育を受けていた人だとも(今回)知ったのですケド、にしてもアレだけ地声と異なるコテコテにつくり込んだ声であーまで見事に歌い切るってのは、やっぱ並大抵ではねーですよ。彼女が居なかったら(=彼女がやる気にならなかったら)まるで成立しなかった映画なのは確実ですかね。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-02 10:26:10)
14.  ターミネーターX<OV> 《ネタバレ》 
安直なタイトルですが、観てゆくと少なくとも終盤までは『ターミネーター』つーよりは明らかに『マトリックス』に近い感じ(モチロン「どちらかと言えば」の話ですよ)なのですね。年代的なコトもあるのでしょう。ただし、ラスボスは明らかにターミネーター(のバッタもん)ぽいし、終わり方もソッチ寄りですかね。まあ、どっちにしろ元ネタに比肩する…なハズも全然無くて正にC級!というレベルのクオリティです。例えばホラーとかなら、このレベルの低予算でもやり方次第ではナンとかなるコトも(稀に)あるのかも知れませんが、これがSFとなるとやっぱチョイとキビシイ…というよーにも思います(どーしたって世界観とか、或いはコミュニティ全体のパニック感とかでボリュームを感じさせないと雰囲気が出ない…て場面が出て来がちで)。  主人公その他も決して好くはないですが、おそらくモーフィアスのポジションな黒人の兄ちゃんがまたちょっと酷かったすね。ナニを言ってるのかも終始分からんし、謎の人物感もまるで無いし、見た目的にもモーフィアスつーよりはむしろ『ブレイド』の方だったですかね(んでもってオーラスでも弱くてまるで役に立たないし)。
[DVD(字幕)] 2点(2022-03-22 00:00:15)
15.  大怪獣のあとしまつ 《ネタバレ》 
「令和のデビルマン」というパワーワードは伊達ではありませんでした。確かに、ココまでの酷評を喰らっている主因とゆーのは宣伝その他でワザワザ高めた各方面の「期待」を悉く裏切った…という面が強力なのでしょーケドも、ソレを差っ引いてもほぼ全編に渡ってかなり高度にまるで面白くない!という映画です。また現時点、ココまでの言われブリは逆に下らなすぎて面白いのカモ?(ネタになるのカモ?)というモチベーションで観に行ってる人も多いかと思うのですが、個人的には正直ソレもあまりお勧めは出来ないですね。  どーしてこーなってしまったのでしょーね?速報では、とにかく「あとしまつ」側の話がしょーも無さすぎ・どーでも好すぎで全編下らないコメディで塗り潰されている…と聞いていたのですが、実際に観てみると実はそーでもなくて、ワリと「あとしまつ」側の話のシリアスめな雰囲気が全編通して保たれている…とも感じたのですよ。ただ、ゆーて確かにソッチ側の話の「中身」自体は実に下らないし薄っぺらいし、かつ「リアリティ」とかに関してはマジで皆無なのでシリアスさってのも完全に「嘘っぱち」な…という点で、まずはも~白けるしかない感じではありますし一方で見かけはシリアスなままだからコメディの雰囲気にも更々為ってなくて尚更ギャグが笑えない…という様にも感じましたかね。  あとは…コメディに徹し切れていないという意味では、本編中のギャグとゆーのは前述の中途半端にシリアスな流れの中にワリと唐突に&無造作に&脈絡無く「そっと」置いていかれる(=そーいう方向性を敢えて指向している)様に見えて、その点からも例えばフリオチ・ボケツッコミ・或いは笑かす「間」、とかいったオーソドックスな笑いのテクニックを殆ど使えていない様にも見えました。そーすると必然、笑えるかどーかはもうボケ質の「センス」(=ワードセンスとか)に全て掛かってきてしまう様にも思えるのですケド、その部分がコレもマジで超絶低レベルだった…とゆーコトにも思えますね(ウ○コだの○ンコだの)。まあ、そーいうオーソドックスではないシュールな笑いが監督の持ち味なのかも知れませんが、だとしたら率直に才能枯れてるよーにも思われますね。  ※以下余談 私の採点方針ですが、基本的に「ほぼ褒めるトコロが無い」映画が3点になります(→余程内容に「怒り」を覚えている場合を除いて)。翻って本作、実は内容「以外」は別に全然クオリティ低くもない(セット衣装美術その他大小道具、CG含む映像面、特撮、或いは役者の出来・ポテンシャル、等)と思うのでして、だから本来は「4点」が適正かとも思うのです。ただ、本作に関しては内容があまりにも面白くなさすぎる…ので1点引きました(別に2点引いてもイイのですが、いったんココまでで)。
[映画館(邦画)] 3点(2022-02-12 20:08:21)(良:1票)
16.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
「なぜジーンを産んだ」「(病気が)遺伝することは分かっていたのに」  この問いに対するセルマの「赤ちゃんをこの腕に抱きたかったの」という答え。コレとゆーのは、本当に人間のいちばん奥底にあるモノだ、とゆーか、人間からその人間性(善きにせよ悪しきにせよ)を根こそぎ奪い取ったとして、その最後に残っているのがコレだ、という様にも(私には)感じられたのですね。コレこそがヒトのヒトたりし最も美しい部分だ、と言っても好いものか、と(私としては)。私が今まで観た映画のどのシーンよりも美しいシーンだった、とも思います。本当に大好きですね。  今般、4Kデジタルリマスター版が公開されるってその予告編でドンピシャこのシーンが流れて、ついまた観に行ってしまいました。まあ、この肝心なシーンを予告編で流しちゃって好いのか?と思うトコロではありますケド。
[映画館(字幕)] 9点(2022-01-08 19:33:04)(良:1票)
17.  ダークハウス 《ネタバレ》 
うーん…ラスト付近の「ドンデン返し」とかは、少なくともB級ホラーとしては観る価値の無いモノでは全くないかな、と思いました(=コレよりアイデア無くって観る価値の無いB級なんて幾らでも在るぜ!つーか)。しかし、ソコまでのお話は正直好くあるヤツで大して面白くもないし、ゆーてそのラストだって「意外性」50%+「無理筋」50%の合いの子だとも思いましたし、結論的には結局紛うコト無きB級、てな感じですかね(=暇潰し以上に使おうてのはどだい間違ってますゼ!的な)。  ホラー描写は大体が(非常にシンプルな)驚かし系ですが、そのキレ自体はそこまで酷くはありませんかね。量は若干ケチってる気もしますケド、全体の尺自体が短めなのでかったるい・間延びしてる・薄っぺらいという感じもあんまししないです。重ねて、極力期待をせずに観にゆけば損まではしない…様な気もします(じゃあ「得」が出来るか…と言われるとまた困るのですケド)。私はアマプラでタダで観たのでその点に何の感情も生じませんでした(迷いに迷ってこの評価としておきます)。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-12-16 23:48:06)
18.  ダーク・アンド・ウィケッド 《ネタバレ》 
最近はとみに増加傾向かとも思いますが、まずはひたすらに陰鬱で暗~いコトの一辺倒、というかなり硬派なホラーの一作ですね。ただ、ホラー的なコンセプト自体は極めてシンプルで、要するに悪魔襲来モノという系統です。とゆーか本作、その悪魔の正体・実体とかその目的とかにせよ、或いは映画的にナニがホラーとしてキーポイントになっているのかすらが全編通して殆ど定かになってはゆかない…のですよね。例えばソレは、明らかに初っ端から怪しさ全開な主人公姉弟の病気の父親ですら、実はホラー的なキーキャラではなくてあくまで姉弟を実家に押し留める為の「重し」でしかなかったり…という側面にも表われていると思います。  その意味では、ある種の不可解系ホラー(=「ナニがナンだか分からない」のが怖い)と言えるかとも思いますし、結果として(直接的なホラー描写も多々在ると言え)雰囲気系ホラーの方により近い、と言えるとも思いますかね。そーなってくると一つ、全体的にイマイチ盛り上がりや抑揚・メリハリを欠く様な気もする…とゆーのは(ホラーとして)小さくないウィークポイントにも感じられます(全体の尺は適度にコンパクトなのでコレもそこまで目立ちはしないのですケド)。他方、陰鬱で不気味なホラー描写の質自体は、決して全く悪くはありませんでした(むしろ中々キレ味も好く上等な部類かと)。結論、娯楽系ホラーじゃあないという意味では多少中・上級者向けなのは確かかと思いますが、今風のホラーとして重ねて全く悪い作品ではないですね。特に映画館で観れるとゆーなら、そこそこ以上にオススメできるかと。
[映画館(字幕)] 6点(2021-12-11 14:07:01)
19.  太陽の下の18才 《ネタバレ》 
まあ言うて、中々おバカでごく中身の薄い映画なのは確かですよね。おバカを演じるキャラクターも次第に収束してはゆくものの、序盤は誰が誰だか分からない男どもが入れ替り立ち替り騒いでるだけ、という風で結構高度に訳ワカメです。女優も、意外にカトリーヌ・スパークが絶対的メインというコトでもなくて、代わりばんこに結構大勢(無秩序に)出てきます。その意味ではワリと期待したんですケド私、少なくとも今作のスパークちゃんには正直あまりハマりませんでしたね(やはり非常に華のある女優さんだとは思うのですが、そんなに登場シーンが多くもなくって…ですね)。  まあでも、南欧のバカンスのイイ~雰囲気とゆーのは大いに感じられてソレだけでもだいぶ心地好くはありました。日本人なんて夏休みとて長くて10日くらいで、移動も含めれば観光地に出向いて遊べるのは4,5日程度、となるとやっぱり精力的に予定を詰め込んでむしろ疲れちゃう…てな感じが多いのかなとも思うのですよ(私も確実にその部類ですし)。本来のバカンスってそーじゃなくて1日遊んだら2日ゴロゴロする、みたいな感じかと思っていて、そーいう手持ち無沙汰なノンビリ感(からの、ならナンパでもしてみっか!感)が濃厚に感じられたのがまた心地好かったかな、なんて。なんとも羨ましい社会的習俗ですよね。
[DVD(字幕)] 4点(2021-10-09 02:26:37)
20.  007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 
ダニエル・クレイグ版の007は、一作一作が必ずしも単発のアクション映画に留まってはおらず、シリーズを通して人間関係に強めの繋がりが在ってその中にボンドはじめ個々のキャラの人間性がより深く描き出されてゆく、そのコトに重きを置いた作風が率直に大衆に大いにウケたとも思えているので、その意味では今作がシリーズの総括としてよりその方面を重視していること、端的には過去作とリンクしたシーンが非常に多くて、なので尺もかなり長大であって、そして最後には衝撃の結末をもってシリーズの「完全な」終焉を迎えている、そのコンセプト自体には個人的には全然しっくり来たと言っても決して過言ではないです(確かに長尺ですが、だからソコはあんまし気にならなかったですね)。  ただ今作では残念ながら、そのコンセプトがもたらす弊害的側面の方がより目立っていたという様にも感じられます。まずとにかく、過去の話はどーあれ今作で始まった話とゆーのが実に薄くて味気無い、というコトなのですよね。ラスボスのサフィンにしても、ド初っ端に顔見せでチラリと出た後は本格的に出て来るのがもう中盤だいぶ深くなってからですし、そこからも彼の人物像・目的・能力のどれもよく分からないまま彼をほったらかしにお話は進むので(ある種)唐突に完全に彼の話になる終盤以降とゆーのが(それまでと比べて)非常につまらない・どーでもいい感じになってしまっていると思われたのですね。味方にしても、例えば後輩ちゃんは中々好さげなアクションキャラの風を醸しているのですが、彼女の活躍シーンは少ないし地味だしでコレもだいぶ物足りなかったですし。  だから根本的には、今作は007シリーズの新規の一作とゆーより、おそらく『スペクター』の直接的続編だという心構えで観た方が好いのかも知れません。特にボンドとマドレーヌのその後を(人間ドラマとして)観てみたかったという人が最も喜びそうな作品、とゆーのが一番的確な表現に思われます。でも一方で、前作で意味在りげに生き残されたブロフェルド(とスペクター)は今作で非常にアッサリ滅びてしまいますし、そーいう意味合いで捉えたとしても全てが巧くハマってる作品だとは到底言えません。要は、そーいうコトしたいなら最初から二部作としてチャンと考えてやらんとダメだよね、とゆーコトかと。  もう一つの大きな問題が、実質「ボンドガール」不在という物議を醸しそうな設えですかね。マネーペニーが完全にサブキャラに引いた今作では主要な女性キャラが3名登場しますが、後輩ちゃんは(よく見るとそこそこ魅力的ではありますが)ボンドの女になりそーな、というキャラづくりにはなってないですし、マドレーヌはボンドとの関係性が「恋人」とゆーよりも完全に更に深いモノになってしまってますし、もう一人、パロマちゃんは度肝を抜くホドにデーハーでセクシーな出で立ちで登場するものの完全にスポット的なソコだけの出演に留まっており、何れもボンドガールとしての役割は果たせていないのですね。まあ前述どおり今作はボンドとマドレーヌのもはや「家族的」なお話なので、ボンドガール自体が(選択的に)御役御免とゆーコトなのでしょう。が重ねて、ソコには不満を持つ観客も確実に(結構大勢)居ると思いますし、だからスポットであれパロマちゃんを無理に捻じ込んでいるとも言えるのでしょうし。てかパロマちゃん自体は見た目の完成度は相当に高かったのでその意味で単純にかなり勿体無いとも思えて、この点に関してはなんか中途半端やな~とも思いますね(チャンと入れるか全く入れないか男らしくどっちかにせいよ、と)。  結論、一番やりたかったコトの部分にはかなり賛同も出来る作品ですが、ソコとその他やるべきコト or やりたくないけどやらざるを得なかったコト(特に007シリーズとして)といった辺りの整合性がまたかなりイマイチだという作品に思えます。そもそも個人的にはこの「結末」自体、前作で終わりだったハズが無理繰り今作をつくるコトにした挙句ダニエル・クレイグに契約条件として突き付けられた、というよーなモノだったのではないかとすら見えてますのよね。諸々、ちょっと完成度が高い作品には思えないですね。
[映画館(字幕)] 5点(2021-10-02 14:18:39)(良:1票)
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