21. チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
《ネタバレ》 なんかぬるいなあ・・・これ。初盤ラスベガスでチャーリー=ハンクスが仲間たちと浸かってたジャグジーのお湯みたいにぬるい映画。前作の「クローサー」といいこれといい、最近のマイク・ニコルズ監督作品とは何故か自分は相性が悪い。一週間たったら内容そのものも忘れてしまいそう。小説なら、起承転結の「承」の部分を延々といつまでもやっているみたいで一向に興が乗らない。トム・ハンクスもジュリア・ロバーツも特にキャラクターが面白いとは言えず、逆にミスキャストかも。ニコルズ演出も緩急自在に乏しく平々凡々。当時の政府首脳がチャーリーの助言を聞き入れなかった事が、後の9・11を引き起こした遠因かも・・・という事後予見はさて置き、もう少しピリッとした「何か」が欲しかった。このお三人の共演なら、弾けたラブコメかなにか、もっと別の題材で組んでもらいたかったと考えたのは自分だけじゃないはず。 [映画館(字幕)] 5点(2008-05-23 14:36:37) |
22. 着信アリ
ジャパニーズホラーに殆ど免疫がない自分にとっては、この程度の出来でも充分怖かったんですが・・・。ツンデレヒロイン、柴咲コウのたぐいまれなる「眼ぢから」によって支えられた一編。これを観ても特に続編を観たいと思わせる吸引力には欠ける。実際観てないし。 [映画館(邦画)] 5点(2007-11-23 16:54:43) |
23. 地球の危機
《ネタバレ》 「禁断の惑星」のウォルター・ピジョン主演、しかも「地球の危機」というタイトルなので絶対宇宙人侵略ものだろうと思いワクワクしてたら、潜水艦内が90%主舞台の地球滅亡ものでした。残念ながら低予算映画の為か、気温上昇という異常事態によって引き起こされる阿鼻叫喚シーンは一切ナシ。盛り上がらないのはそれが一番の原因。放射能層を拡散させる為核ミサイルを発射させるっていうくだりも、そんな大それた解決法でいいの?っていう疑念が最後までつきまとう。しかもあっさり成功しちゃうし。もし、今リメイクしたらのんべんだらりんと潜水艦内のシーンを映すより、そっちに重点を置いた映画になるはず。「タワーリング・インフェルノ」の製作者、商売人のアーウィン・アレンの監督作という事でジョーン・フォンティン(←相変わらずお美しい!)やピーター・ローレたち、昔の大スターをうまく使ってます。内部撹乱犯が「あの人」だったとは、最後まで自分は思いつきませんでした。しかもサメに喰われてしまうなんて・・・。おいたわしや。 [DVD(字幕)] 5点(2006-04-29 14:04:43)(良:1票) |
24. 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962)
東映の「忠臣蔵」三部作の方が断然面白いです。キャストの豪華さという点では甲乙つけがたいけど会社のカラーの関係か、自分には東映時代劇の「お祭り的派手なにぎにぎしさ」もほうが楽しくて好みです。加山雄三の浅野内匠頭がまずミスキャスト。吉良にいじめ抜かれても可哀想だなあって感じにあまり見えません。家臣よりも美人の奥方(司葉子)のほうにこの世の未練がありそうだったし。大川橋蔵や中村錦之介のほうが観客の被虐趣味(?)に訴えてより適役だったと思います。三橋達也の堀部安兵衛も地味。三船敏郎出演の意義がイマイチよくわからなかったので役を交換しても良かったのかも。沢村貞子の吉良夫人は出て来ると場面を総てさらって巧かったです。つい東映作品のの比較になってしまいましたが、「忠臣蔵もの」ジャンルは好きなので大映作品も今度観たいと思ってます。 [DVD(字幕)] 5点(2006-02-13 12:40:21)(良:1票) |
25. チャーリーズ・エンジェル(2000)
ここまで美女(異論はあるかもしれんが)三人が本気で馬鹿に徹してくれたら、こっちも開き直って笑うしかないっしょ!チロル娘のコスプレシーン、巻き戻して観てしまった事を正直に告白しておきます。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-05 10:33:52) |