1. 超能力学園Z
《ネタバレ》 おお…この手の作品には常連の錚々たるレビュワーの皆さんw、私メもナカーマに入れてもらいませう。ていうか、主演のバーニー役スコット・バイオ君は一時期それなりに売れっ子だった記憶があるけど、本サイトでは未登録なのねトホホ。内容の方は既に他の方々が書かれている通り、品の無いパロディの滑りっぷりが兎に角サムイの何のって、アータ。中でも取り分けトラヴィスの名台詞”You're talkin' to me ?”を何だか侮辱されたようで全然笑えないわ、非常に不愉快にさせられるわ、こちらの期待度ゼロを遥かに下回る出来に1点! …と思ったけど、まぁ私メも男性の端くれなんでポロリに免じてニヤニヤしつつオマケして3点。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-05-17 03:58:37) |
2. チアリーダー忍者
本サイトでは作品そのものへのコメントよりも「作品を肴にして自らの心情や体験を赤裸々にしかも熱く語る」風潮が顕著な映画が幾つか見受けられる。ならば私も語らせてもらおう。尚、コレは紛れも無く実話だ。某TSUTAYAで「今日はクソ映画が観たいなぁ。いっちょ”アルバトロス祭り”といきますか…」とチョイスしたのが「案山子男2」と「女子高生チェーンソー」と本作。ビデオ(DVD)カバーから取り出してカウンターのバイト兄ちゃんに会員カードと一緒に渡す。普通なら1~2分で済むハズなのに兄ちゃん何故か妙に手間取る。その間にも後ろには客が列を成している。私「ったく、ナニやってんだ?イライラ」バイト「あのーお客様の会員カードが‥磁気が読めなくて機械で処理できませーん。」私「げげ、マジかい?昨日まで何とも無かったってのに~。」バイト「申し訳ありませんが、伝票で処理いたしますので暫らくお待ち下さい。」私「もう兄ちゃん相変わらず手際が悪いってか悪過ぎだよ!ド下手な字で伝票に手書きかよ!」その間にも人の数が増えている。バイト「お客様、『チアリーダー忍者』は明後日の返却になりますが、よろしいでしょうか?」「こちらの『案山子男2』と『女子高生チェーンソー』は1週間のレンタルとなります~」私「作品名を声に出すなぁぁぁぁ(赤面)!!!」後ろの待ち人たちの「ナニ考えてんだゴルァそのラインナップは!」「バカじゃねーの?プ」とでも言わんばかりの冷たい視線が背中に突き刺さる。私「あああ何で『天井桟敷の人々』とか『戦艦ポチョムキン』辺りにしなかったんだ??オレ!」その間、約15分の拘束。永遠に続くかと思わせる程に長く感じられた悪夢の出来事。「うぉのれ、アルバトロスめ~観る前から随分なご挨拶じゃねえか。上等だぁ~!」こんな心理で観たもので冷静かつ客観的な評価は困難を極めましたが、取り敢えず1点。以下「女子高生チェーンソー」に続く…。 1点(2004-11-27 12:42:59)(笑:9票) |
3. 地下鉄のザジ
前半の”のほほん”とした巴里見物はそこそこ楽しめなくもなかったが、中盤以降の暴走スラップスティックが思いっきりスベりまくっていて個人的に全く笑えなかった。何だかルイ・マル監督以下スタッフが内輪だけで盛り上がって面白がっているようなズレを感じて、観てて完全に退いてしまった~!特にヴィットーリオ・カプリオーリがサムい、サム過ぎる。コマ落としやクローズ・アップ、粘着スローモーション等々、いろんな映画的な技巧を「これでもか!」ってくらいに凝らしてはいるが、どうにも空回りしてる印象で”ウィット”に富んでいるとはとても言い難い。ザジ役のカトリーヌ・ドモンジョは可愛くないこともないが、出突っ張りのヒロインにしては「歯並びが汚い」のでズームを重ねられるとツライ。どーもルイ・マルにはクレールやタチのような秀抜なコメディ・センス(エスプリ)が余り(ていうか殆ど)無いような気がする。ま、単に私の見方が浅いってだけなのかもしれないけどサ。取り敢えず5点てコトで…。 5点(2004-10-01 02:25:10)(良:1票) |
4. 血槍富士
内田吐夢の戦後復帰第1作。何ともペーソス溢れる道中モノだが、ロケーションが抜群の効果を上げ、東海道界隈の日本的な美しさを余す所無く映像に収めて実に見事!加東大介扮する供の源太がトボけてイイ味を出している。月形龍之介扮する藤三郎のエピソードもやるせなくてイイ。しかし、何と言ってもクライマックスでの千恵蔵扮する槍持ちの権八が見せる槍をメインにしたド迫力の殺陣!に尽きるだろう。酒樽を実に上手く活かして屈指の名場面となっている。流石は内田吐夢、満映以来のブランクをものともしない天晴れな再起。ただ、些か重苦しいので個人的に1点マイナス。 9点(2003-12-30 05:16:39)(良:1票) |
5. 沈黙の世界
おやおや随分と手厳しいですなぁw。現在では珍しくも何ともない海中世界の映像を初めて世界に知らしめた本作の功績はもっと称えられて然るべきかと思いますが。クストーの発明したアクアラングによって以後の自然記録映画がどれほどの恩恵に浴したかを念頭に置きつつ観ると一層感慨が増すでしょう。”川口浩探検隊”如きと一緒くたに括られるのも残念ですね。ヤコペッティやディズニー記録映画にも言えることですが、映画には興行収入というモノが付いて回る以上、或る程度の「ヤラセ」は寧ろ当然過ぎる結果ではないでしょうか。本作はヤコペッティ作品と比較しても「ヤラセ」臭は殆ど無い方ではないかと。まぁ仰る通り、確かにクジラに群がる鮫の映像は唯一トーンが異質で作品のムードにそぐわない気はしました。ほんのド新人に過ぎないルイ・マルをスタッフに抜擢したばかりか、クレジットまでしてあげたクストーの度量の大きさに敬意を込めて8点…。 8点(2003-12-30 04:32:04) |
6. 沈黙の陰謀
ホリー役のカミーラ・ベルはむっちゃ可愛い!アン役のホイットニー・イエロー・ローブはむっちゃビューティフォ!アヤコ・セガールは…ムニャムニャw。私もイザという時に備えて(どういう時だよ)目に付く野草を手当たり次第に摘んではお茶に入れるか?? 5点(2003-12-12 03:04:15) |
7. チャーリー(1992)
チャップリンの伝記映画としてはチトお上品過ぎる。彼の生涯や作品についての知識も殆ど無いような超ビギナー向けといった趣。ダウニーJr.の演技は…熱演は認めてもチャップリンの至芸を必死で真似しようとして結局本人には遠く及ばない悲哀(だけ)を感じる。しかも映画でのメイクを落としたチャップリン本人の素顔はダウニーJr.を遥かに凌駕した美男子だったのだから余計に”悲しい”。第一、チャップリンの波乱の生涯を筋金入りのチャップリン・ファンにまで納得させるだけの完成度に近づけようと思うのなら最低でも”4時間”は見積もって貰いたいネ。映画界に果たした彼の偉大な業績を鑑みれば、それだけの価値は十二分にあると思うが。いくら何でも端折り過ぎにも程がある本作には悪いが5点が精一杯。題材が「彼」じゃなきゃ、マァ7点位の出来なんだけど…残念。 5点(2003-11-01 02:40:20) |
8. 地底王国
《ネタバレ》 「恐竜の島」シリーズのスタッフが調子ブッこいて勢いで引き続きエドガー・ライス・バロウズ原作の映画化に朝鮮!じゃなくって挑戦!結果は言うまでもなく”玉砕”!!と言って全く見所が無いわけでもナイ。先ず地底人の美女ディアにナイスバディのキャロライン・マンローがキャスティングされた時点で個人的にカナーリ心動かされてしまうw。とどめに老体にもかかわらず粉骨砕身のコメディ演技を披露するピーター・カッシング先生の頑張りを見ては最早コレを”駄作”の一語で切り捨てるなんて…そんな非道いコト私には出来ない~!!とか言いながら5点。フッ、恨むのならヘタレな主役のダグ・マクルーアとショボ過ぎるモンスター共を恨むんだな。 5点(2003-10-30 23:28:32)(良:1票) |
9. 地球へ2千万マイル
何故未公開に終わったのか?日本では長らく幻の映画扱いだったが、WOWOWで初公開され当然の如く放映当日は万難を排して録画したーよ。イーマ竜の名付け親は意外なコトにハリーハウゼンではなく、日本が生んだ史上初の”おたく”大伴昌司氏である。本作で最も秀逸に感じた場面は”コロシアムでの象との死闘!”ではなくって…ナタデココっぽい卵から誕生するシーン!!最初はちっちゃいのが何ともプリティ♪ 以後だんだん大きくなっていく描写も丹念で完成度は可成り高いように感じた。矢張り怪物が一匹だけだし、対する相手が象だけってのが地味に映ったのかなぁ??取り敢えずハリーハウゼンのグッジョブに敬意を表して…7点! 7点(2003-10-25 23:57:51)(良:1票) |
10. 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン
《ネタバレ》 冒頭に漫画のフキダシで「おい、アンギラス!」とか「OK」とか会話するゴジラとアンギラスに禿げしく萎え。こちとら楽しみに劇場まで行ったってのに…。お目当ての新怪獣ガイガンも単独出演なら少しはキャラも立ったのかもしれないが、生憎(よれよれの)キングギドラのお供じゃあインパクトも低下。いくらお子様映画だからって(当時の)子供をあんまり馬鹿にするな!円谷英二御大は唯一無二の存在であるコトを当時にして既に痛感していた私としては、本作如きには悪いが5点が精一杯。 5点(2003-10-13 00:11:53) |
11. チャイルド・プレイ(1988)
矢張り”チャッキー”つーかTVで人気の「グッドガイ人形」が全然一切てんでちっともまるでコレっぽっちも”可愛くない!”のが根本的にイタイ、イタ過ぎる。こんな中途半端にデカくてキモイ人形がTVでお子様に人気あるわきゃネーだろ?母親が子供に買ってやる必然性も説得力も皆無な為、その後のスプラッタな展開にも悪いが全く乗れない。第1作でこのザマなのにシリーズ化されたって事は一応それなりにヒットしたのかねぇ?ま、凄ーーーく分かり易いおハナシではあるけどさw。とにかく店舗じゃなくてテンポだけは矢鱈に早く僅か87分でまとめ上げたコンパクトさ(のみ)に5点進呈。 5点(2003-09-26 00:11:42)(笑:1票) |
12. 地底探険
ジュール・ヴェルヌの小説「地底旅行」をハリウッドが映画化!しかも名優ジェームズ・メイスンに加え当時の人気歌手パット・ブーンという豪華な配役だ。が、キャスティングで予算がオーバーしたのか何なのか知らないがお目当ての恐竜が…本物のトカゲに無理矢理トゲやら背ビレやらくっつけられた文字通り”取って付けた”扱いに激しく失望。トカゲに演技させようとしても到底無理な話なんでノソノソしているだけで凄味も何もあったもんじゃないw。しかもパットとダイアン・ベイカーのキスシーンが邪魔だ!!御都合主義なストーリー展開はまだ許せるが、特撮の手抜き?は子供心にも容赦できなかった。オブライエンやハリーハウゼンを見習え!悪いけど4点マイナス。 6点(2003-09-16 03:24:13) |
13. 誓い
「刑事ジョン・ブック/目撃者」に先立つピーター・ウィアー監督による濠太剌利(オーストラリア)映画の秀作。第一次大戦を背景にした異色の戦争映画だが、英軍によるオーストラリア兵の捨て駒的な扱いが先ず非道い。トルコの要塞ガリポリ(原題もココから採られている)攻略戦は連合国側に甚大な被害を出した激戦地として名高い。本作の二人の主人公もココへ派遣され、短距離走者として類稀な才能を持ちながら戦争に翻弄されるコトになる。ウィアーの演出は過度な感情描写に流されず、極めてクールに悲惨な戦闘場面を映し出しており見事。旅順攻略戦に於ける二百三高地の戦いを彷彿とさせる犬死に突撃は英本国に対する痛烈な告発の意味合いも込めていたに違いない。メル・ギブソンを「マッドマックス」的な安直なヒーローにしなかったのも慧眼というべきだろう。ハリウッド進出後の「刑事ジョン・ブック~」にはさして感心しなかったが、本作は反戦映画としても切ない青春友情モノとしても可成り優秀。マーク・リーの熱演も光る本作に…御祝儀で8点進呈! 8点(2003-09-12 02:13:36) |
14. 地球の頂上の島
ディズニーのお子様向けSF?冒険映画なんだが…キャストが全然馴染みのない顔ばっかりで、ストーリーも(子供向けとは言え)余りにチープで御都合主義過ぎて「ツマラン」の莓じゃなくって一語。あ、一応日系俳優のマコ岩松が出てたっけ。でも面白くないコトに変わりはないので…5点ということで夜露死苦。 5点(2003-07-12 00:12:10) |
15. チャンプ(1931)
うーむ、【STING大好き】さんに殆ど言いたいコトを書かれてしまっているナァ…。ま、既にゼフィレッリ版の方に自分で書いてしまったせいでもあるんだがw。リメイクがオリジナルを超えるのは如何に至難の業かを痛感させる本作には…9点。ヤッパいくら何でもラストが悲し過ぎるッス!!1点マイナース!ヴィダー監督作品では他に「ビッグ・パレード」や「ステラ・ダラス」「摩天楼」も良いよ~! 9点(2003-07-06 00:52:39) |
16. 地球の静止する日
東西冷戦の緊張が高まる中で製作されたSFクラシックの名作。まず何よりも平和を訴える善良な宇宙人という設定が秀逸。「宇宙戦争」や「インデペンデンス・デイ」の対極にあるかのような穏和な宇宙人クラトゥを細身のマイケル・レニーが飄々と好演。お供のロボット、ゴートはお子様が期待するようなド派手な破壊活動をする訳ではないので肩透かしを喰うかもしれない。しかし、流石にロバート・ワイズだけあって緻密な状況描写の積み重ね方が絶妙に上手く、ストーリーに深みを与えることに成功している。地上の動力を一斉停止させる場面も飽くまで平和的に人類への警告を行うクラトゥらしいやり方で感心させられた。ハリー・ベイツの原作(「来訪者」)に忠実に映画化してくれていれば、もうワンランク評価も上がったんだが…7点。 7点(2003-06-29 09:07:34)(良:1票) |
17. 散り行く花
【STING大好き】殿、申し訳ないw。余りに儚くもいじらしいルーシーの最期にやりきれなさを覚えて仕方がないので個人的に-1点致しました。「イントレランス」の興行での惨敗の痛手がかくもグリフィスをペシミスティックにしたのでしょうか?イヤそうではありますまい。トマス・バークの原作小説に人間の本質を見、(安易なハッピーエンドを排した)映像として万人に向け発信せんとする高い志が本作には窺えます。ついついリリアン・ギッシュに目を奪われがちですが、ドナルド・クリスプの飲んだくれ暴力親父の愚劣さ・憎々しさは天下一品だと思いますな。ギッシュ&R・パーセルメス主演のグリフィス作品では翌年の「東への道」も秀作かと…。 9点(2003-06-29 08:00:48) |
18. 血を吸う薔薇
”日本のテレンス・フィッシャー”山本迪夫監督の怪作ですな…。岸田森の鬼気迫る怪演は確かに必見!こういうジャンルが廃れてから、邦画はどんどんダメになっていったような気が…。DVD出ないかなぁ~。ユニバーサル・ホラーは古典作品が一気にDVD化されたってのに…。 6点(2003-03-22 15:18:33) |
19. チャイナ・シンドローム
悪いけど…シリアスなジャック・レモンってダメです、私ゃ。コメディ俳優って刷り込みがどうしても邪魔して作品にのめり込めなくなってしまう~。あと、この映画って序盤は核の脅威を描くかに見せておいて、後半ではフツーのサスペンス映画にシフトしちゃってるんですけどぉ。何か”羊頭狗肉”って四字熟語を思い出しちゃったよ(^^)。ん?マイケル・ダグラスのヤツ、この頃辺りからチョロチョロし始めたのか?後年、「危険な情事」や「氷の微笑」で男を下げまくるコトになるとは知る由もなかっただろうな。 6点(2003-01-27 02:32:30) |
20. 誓いの休暇(1959)
異様に制作費をかけた大スケールの国策共産主義万歳映画ばっかりだった当時のソ連映画界にあっては正に異色だったグレゴリー・チュフライ監督の傑作反戦映画。時代性も加味すれば評価はもっと高くてもイイと個人的には思う。実際、チュフライ監督は当局から睨まれ、この後”干された”のだから。何より主人公アリョーシャが誇張された英雄扱いされておらず、等身大のヒトの善意を優しく表現している点で好感度大。ギリギリ残された僅かな時間でひしと抱き合う母と息子。洋の東西を超えてグッと心に迫る名場面だ。エイゼンシュテイン亡き後、ソ連にもキチンと”人間”を描ける監督が存在することを世界に知らしめた功績は計り知れない。タルコフスキーやニキータ・ミハルコフらの先駆となったチュフライ監督に敬意を表し…9点! 9点(2003-01-23 16:44:40)(良:2票) |