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anemoneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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1.  チャーリーとチョコレート工場
この原作を映画化するならティム・バートン以外にあり得ないし、主演はもちろんジョニー・デップ以外にあり得ない。全ての意味で製作前から完璧が約束され、その約束が完璧に果たされたこの作品は、まさに映画史上に残る奇跡。誰よりもこの作品を映画化したかったであろうティム・バートンが、盟友ジョニー・デップを主演に、フレディ・ハイモアをチャーリー役に迎えてまさに水を得た魚状態で大暴走。バートンが本気でやりたいことをやればこうなるのだと誰にでも予想出来たがまさか本当にここまでやってしまうとは。ファンタジーの残酷さ、カラフルでコミカルでグロテスクなブリキのオモチャの世界、この世界観あってのバートンであり、バートン作品ならではのジョニデであり、悪ノリもここまで行くかと脱帽させられながらも物語は孤独と癒し、トラウマと再生、家族と友情の物語へと昇華して行く。だから絵空事で、だからファンタジーだ。バートンの最新作は常に最高傑作で、その奇跡は未だ終わることがない。このコンビは奇跡だ。
[DVD(字幕)] 10点(2006-02-03 23:56:35)(良:2票)
2.  チョコレート(2001)
出来すぎた偶然と見るか、究極のリアリズムと捉えるか、いずれにしても現代のアメリカが心の底から飢えている癒しがこれなのだろう。不幸は振り重なるものだし、孤独な魂は惹かれ合うもの。「アフリクション」がダイレクトに攻め込み過ぎて今ひとつ余韻を残せなかったACの苦悩と再生への過程が、黒人としてのハリー・ベリーを抱え込んだことで物語に新しい世代に与えられた選択肢の広がりという奥行きと広がりを見せた。ここに描かれるのは二世代に跨る二組の父と息子、その支配の連鎖と一つの時代の終わりである。アメリカ社会最大のタブーと言われた異人種間セックスを扱った問題作「ジャングル・フィーバー」で脚光を浴びたハリー・ベリーがここではその当事者として登場しているのも興味深い。人種を超え、肉親のしがらみを断ち切って剥き出しの魂のみで生きて行くことを決意するビリー・ボブ・ソーントンの姿は、決して声高に叫ばれることのないこの物語の最大のテーマを余すことなく語っている。彼の孤独、彼の絶望、彼の惨めな人生は貧しい黒人の寡婦に跪き愛を乞わせる。聖女レティシアは受け取り手のなくなった溢れ出る愛情を彼に与える機会を得、非現実的な絶望感の中で二人はそれぞれにとって必要としている「愛の代用品」を見つけるのである。黒人で初めてのオスカー主演女優賞に加え、ここまで激しいファックシーンでオスカーを手にしたのも彼女が初めてではないかと思われるが、ここはひとつ最後まで涙を流す素振りさえ許されなかったビリー・ボブ・ソーントンの抑えの演技に手放しの拍手を贈りたい。関係ないけどヒース・レジャーってグレン・クローズの息子じゃないかと本気で思うほど似てますね。ホントに何の関係もないんですか?
10点(2004-03-20 03:19:02)(良:1票)
3.  チャイナ・シンドローム
InVincibleさんのコメントにもあるように、特にウォーターゲート事件からの数年間は、権力に対する牽制力としてのメディアの存在意義が問われる内容の映画が多かったですね。やはり「大統領の陰謀」で描かれたように、一介の新聞記者が国家の犯罪を暴いたというインパクトが大きかったというか。大衆が権力を監視するためにはメディアを利用する以外に方法はないわけですから、正義が正義として機能するためにメディアは不可欠な存在でもあります。この映画はたまたま巨悪が原発であるわけですが、単に「原発=危ないからやめろ」というヒステリックな反応ではなく、公正な報道による本当の意味での市民の安全確保を訴えたという意味では、原発に限らず他の一連のメディア主義作品に並べて良いと思います。ただし個人的には、この作品を境に社会派路線を強調して来たジェーン・フォンダの「お色気だけじゃない私を見て」オーラが少々暑苦しく感じたのと、この映画に便乗して日本の反原発運動が著しく盛り上がってしまったのが同じく暑苦しかったためこの作品に対する印象がとても低いものになってしまったのは残念です。何につけてもヒステリックなのはあんまり好きじゃないので。この後すぐにスリーマイル島の事故が起きて、「ほらみろ」的に原発反対ムードが盛り上がってしまった。もちろん私も原発大賛成というワケではないが、現実的にエネルギー問題を解決するための代替案が出せるわけではないので静かにしている。エネルギー問題に限らず、何かに反対することに血道をあげる人々には、とりあえず代替案を出してみてよ、と思う立場から、こういう映画に便乗して大騒ぎする人々の存在はちょっぴり暑苦しい。重ねて言うけどそういう映画じゃないと思うんです私。やるならやるで、しっかり公明正大にやってよね、っていう映画じゃないんでしょうか。
6点(2003-12-21 03:54:15)(良:1票)
4.  チアーズ!
これだけスター予備軍のティーンエイジャーを集めちゃって、撮影はさぞかし大変だったろうなぁ・・・とストーリーと関係ないところで妙に感心してしまった作品。でもお色気あり、ロマンスあり、笑えるエピソードいっぱいありの、コミカルでアップテンポなストーリーは最後まで楽しく観られました。顔だけ見てるとぽっちゃりしたイメージのキルスティン・ダンストのスタイルの良さにも驚き。ナゾの転校生役を演じたエリザ・ダシュクの美少女ぶりもかなり強烈な印象でした。若さはじける青春モノとして、高く評価したいと思います。チアリーディングのシーンもかなり盛りだくさんでレベルも高く、躍動感たっぷり。エンドクレジットの仕掛けも楽しく、純粋に楽しめる作品だと思います。エリザ・ダシュクの双子の兄が着ているTシャツのバリエーションも必見。
9点(2003-12-17 23:32:03)
5.  チャイナタウン
スタッフ、キャストの遊び心が楽しい、ハードボイルドをとことん遊んだ映画。浮気調査専門の私立探偵が元警官なのもハードボイルドなら、浮気調査を頼みに来る女が偽者なのもハードボイルド。ハメットが、チャンドラーが築き上げた、どこまでも情けなく己を笑い飛ばす悲しい男たちの後姿を、オリジナルシナリオで描き切った心意気は見事。ワンカットごとにクスクス笑いをこらえる撮影現場の茶目っ気が伝わって来るかのような、ベテラン達だけに許される大人の余裕が楽しい作品。「チャイナタウンで起こったことは忘れるんだ」・・・いかにもな名文句と、哀れな女と悲しい男。二重の責め苦を背負った女をけだるげに、ミステリアスに演じたフェイ・ダナウェイの存在感と、どこか間抜けで人が良く、タフになり切れない私立探偵ジャック・ニコルソンのとぼけた表情が、どこまでもやるせなく観客の心に残り続ける。傑作。
10点(2003-12-02 00:34:49)(良:1票)
6.  チャーリー
もしも私が男性で、ハリウッドで俳優をやっていて、「チャップリンの役やりませんか」と言われたら恐ろしさのあまり倒れると思う。そういう意味で、この役に挑戦したロバート・ダウニーJr.の心意気を非常に高く評価したい。実物を期待しても気の毒だが、とりあえず彼は考えられ得る範囲では最高レベルの演技をしたと思う。ミラ・ジョボビッチやダイアン・レイン、マリサ・トメイなど1人1人はかなり輝いている女優のはずが、こうやって集められると微妙に学芸会っぽく感じられてしまうのは何故だろう。まあ楽屋オチ物って映画ファンにはそれだけで楽しめてしまうところがあるし、チャップリンに特別の思い入れのない私のような一般ファンには充分楽しめる作品だったように思う。
8点(2003-11-29 03:08:52)
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