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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2597
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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1.  つみきのいえ
“つみきのいえ”で、老人がひとり生活している。 パイプをふかし、魚を釣って、日に日に増える水かさから避けるために、また“いえ”を積み重ねていく。 積み重ねていくほどに、住まうスペースは狭小化していくけれど、彼はただ淡々と生活を続ける。  この世界で何があったのだろう。この老人はどんな人生を送ってきたのだろう。 極めて短い映画世界の中で観客は思いを巡らせる。 この優れた短編アニメーションは、限られた世界観の中で、無限の想像を観ている者それぞれに与えてくれる。  水の中に沈んでしまった過去に郷愁を覚えつつ、限られた時間の未来に向けて、老人は淡々と積み上げる。 過去を思いつつ、彼が積み上げているものは、悲しみだろうか、喜びだろうか。  観る人によって、老人の表情は、無表情にも、憂いているようにも、微笑んでいるようにも見えるだろう。
[インターネット(邦画)] 7点(2017-03-11 00:49:33)
2.  冷たい雨に撃て、約束の銃弾を 《ネタバレ》 
惨殺された娘家族の復讐に静かに燃えるフランス人。彼の冷ややかな小さな瞳は、まるで復讐という本能のみで息づいている昆虫のようで、釘付けになる。 偶然出会った3人の殺し屋と互いに引かれ合い、理屈ではない絆を深めていく。 香港ノワールの渋い世界観がクライマックスに至るまで貫き通され、「傑作」の予感はあった。  しかし、残念ながらこの映画は傑作とは言い難い。 3人の殺し屋たちが、死を覚悟して約束を守り通そうとする銃撃シーンまではとても良かった。 特に、リーダー格を演じるアンソニー・ウォンの死に際の笑みはとても格好良く、香港を代表するベテラン俳優らしい存在感に溢れていた。  ただその壮絶な銃撃シーン以降、一気に失速してしまう。 一人残された男は、絆を深めた3人の殺し屋たちの弔いも含めて、復讐という目的を果たすために立ち上がる。 もうそうなれば、残された顛末は一つしかないわけだから、目的を果たしシンプルにエンディングに繋げるべきだったと思う。 敵のボスを追いつめて、いやに長々しい銃撃シーンをさらに繰り広げる。しかも、記憶を留めることが出来ないという主人公の設定がしつこく付きまとい、まどろっこしくスピード感が無かった。  そもそも、その主人公の設定はそれほど必要だったとは思えない。彼のその設定がなければ、物語はもっとテンポよく進んだと思うし、それが無くとも殺し屋たちとの絆は深められたと思う。  ラストは結局一人で大立ち回りをして目的を果たしてしまうわけだから、ちゃんと順序立てて準備すれば殺し屋たちが死ぬこともなかったんじゃないかと、つまらない文句をつけさせてしまう映画だった。  終盤までは期待を持たせる映画世界を繰り広げていただけに、残念な仕上がりだった。
[DVD(字幕)] 4点(2011-12-08 13:19:29)
3.  月に囚われた男
月世界の静寂の中で響く繊細な旋律が印象的な映画だった。 美しく響き渡る音色が、殊更に映画世界に満ちる“孤独感”を際立たせた。  月の裏側で唯一人、貴重な地下資源の採掘業務に従事する男。 孤独と望郷の念に耐え続け、3年間の任期終了まであと2週間に迫った時からストーリーは始まる。  主要キャストは、主演のサム・ロックウェル“一人だけ”だということは認知していたので、果たしてこの性格俳優の「一人芝居」でどのように映画を転じさせていくのか。 もしかすると、物凄く地味で独りよがりな映画なのではなかろうか、という疑念も持ちつつ、映画の「試み」に対して非常に興味深かった。  しかし、その想定は数奇なSFスリラーの展開により、良い意味で裏切られた。  アイデア自体は「奇抜」という程では無いのかもしれないが、“驚き”への導き方と見せ方がとても巧い。 一人の男の淡々とした描写から、突如スリラーの渦に放り込まれる感覚。そのストーリーの転換を、決して映像や音響の急激な変化に頼るのではなく、一つの「視点」の変化のみでさらりと、だが劇的に成している。  そして、このSF映画が素晴らしいのは、ストーリーにおける“驚き”が映画のハイライトではないということだ。 “驚き”はスパイス的な一要素に過ぎず、そこから始まる悲哀に溢れたドラマこそが、この物語の核心となる。  主人公に課せられたあまりに残酷な運命。 それを受け入れる様、それに抗う様、相反する“二つの姿”の在り様こそが、この挑戦的なSF映画の深さであり、面白味だと思う。  SFとは科学的空想であり、だからこそ、そこには人間の心理描写が不可欠だと思う。 人の精神と科学が結びつき交じり合い、無限なる世界が創造される。  手塚治虫の「火の鳥」や、藤子・F・不二雄のSF短編漫画を彷彿させる、広大な奥行きを備えたSF映画だ。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-08-30 23:10:24)(良:2票)
4.  月に沈む
浜崎あゆみの楽曲をベースにした長編ミュージックフィルムで、行定勲と篠田昇による映像世界は印象的だった。基本的にPVなのでストーリー展開は抽象的で70分という尺は少々長く感じたことは否めない。
[DVD(字幕)] 2点(2005-05-29 10:41:19)
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