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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より
刑務所や収容所モノによく見られる、囚人同士の喧嘩も無ければ、 刑務所・収容所映画の見せ場の1つである、看守との息詰まるような心理戦も接近戦も見せない。 台詞も音楽の使用も最小限にとどめられ、ナチスの行為への直接的描写も控えられ、徹底的に地味に撮られた作品。 邦題の通り、主人公の男の手記を読んでいるかのようですが、淡々とした描写の中に常に緊張感が張り付いています。 銃殺刑の直接的描写は無いですが、銃の音が遠くから聞こえてくる度にドキッとさせられる。 銃の音、足音、様々な生活音、脱獄の準備や決行の際に出てしまう音・・・。音の使い方が凄い。 まるで主人公の男と行動を共にしているかのごとく、かすかな物音に耳をそばだてながら見ている自分に気付かされる。 ここまでエンターテイメント性を排し地味な作品であっても見る者の目も耳も釘付けにし、 かくも強烈に印象に残る映画になるものかと驚かされます。
[DVD(字幕)] 9点(2017-03-23 22:12:01)
2.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 
ポーカーのゲームが続く中での駆け引きじゃなく、たった1ゲームの中での駆け引きを引っ張り続けて、ここまで楽しい映画が作れるんですね。  前半は顔を見ているだけでも飽きさせないヘンリー・フォンダがいいし、後半は奥さんの出番。成金どもに負けるな!ジョアン・ウッドワードが見事です。「人生の苦難も幸福も分かち合える真の伴侶を見つけろ!」と、このポーカーに同席した男の人生観までも変えてしまった見事な勝負でした。  それだけにどんでん返しには見事に騙されました。これこそコン・ゲーム映画の醍醐味。ただ、「えっ!?そうだったの?」以降ラストまでがちょっと引っ張りすぎましたね。途中はずっとこのポーカーの連中のどこが五人の仲間なんだ?と思って見ていたのですが・・・。これは素晴らしい邦題でした。
[DVD(字幕)] 9点(2011-07-12 18:20:48)(良:2票)
3.  天井桟敷の人々 《ネタバレ》 
様々な所で映画史上最高傑作と評価される作品ですが、今まで見る機会が無かったこの作品をこの度映画館で鑑賞する機会に恵まれた。これ程3時間があっという間に過ぎるという感覚を久々に味わうことのできる映画でした。やはりその評価に違わぬ素晴らしい映画でした。ジャン=ルイ・バロー演じるバチストの入魂のパントマイムを自宅の小さなTVではなく映画館で鑑賞できたことは本当に幸せでした。また、本作を紹介する本や資料に必ずと言っていいほど出てくるバチスト、ガランス、フレデリックの3人が舞台にいる絵を見た時にはこのシーンだったのか・・・と感慨深いものがありました。ナチス占領下のフランスで作られたという伝説の名画。冒頭であらぬ容疑で逮捕されかけるところをバチストのパントマイムに助けられて解放されたガランスの「私は自由が大好きなの」という台詞に代表されるように、さりげない形での意思表示が当時としては精一杯のナチスへの反抗だったのでしょう。そんなさりげなく見せる意思表示やラストシーンのカーニバルに至るまで活気にあふれる街と天井桟敷の人々の生き生きとした描写などの中に祖国フランスとそこに暮らす人々と自由を讃える思いが確かに伝わってきます。
[映画館(字幕)] 9点(2009-09-16 01:11:34)(良:3票)
4.  天使にラブ・ソングを・・・
笑いあり、感動ありで観ている僕たちに元気と幸せな気持ちをいっぱい分けてくれるウーピーと、愛すべきシスター達にありがとう!と言いたくなりますね。いつまでも彼女達の歌を聞いていたくなる、本当に楽しい映画です。
[映画館(字幕)] 9点(2009-08-04 16:38:37)
5.  天才作家の妻 40年目の真実 《ネタバレ》 
ノーベル文学賞受賞作家の夫婦。 ベッドの上で受賞の第一報を聞き、喜びを共にする冒頭から作品がスタートする。 この受賞を機に、墓場まで持っていくはずだった夫婦の秘密を、 2人が若かりし頃はまだまだこういう創作活動の世界でも女性が不当な評価を受けていたことにも言及しながら、 ミステリ・サスペンスタッチで半世紀前からの夫婦の歴史を振り返りながら表面化させていく。 この夫婦を演じるグレン・クローズとジョナサン・プライス2人が味わいのある演技を見せる。 特に終盤、動と静の緩急をつけながらのノーベル賞の授賞式と晩餐会から続く、 40年間の愛憎入り混じるホテルに戻ってからの2人の最後の時間が見応え十分でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-12 13:15:43)
6.  天国の日々 《ネタバレ》 
いつか機会があれば見てみたいと思っていた作品です。 風に波打つ黄金色に輝く麦畑。季節は移ろい、雪に覆われた白銀の世界。 その季節の中で、あるいは1日の中で、最も美しい瞬間をとらえる。 特に幾度と無く挿入される、赤く空を染める日没前後の美しさには心が震えるようでした。 そんな美しい作品の世界に自然と溶け込んでいくかのような巨匠モリコーネの音楽もやはり美しい。 病弱な農場主と、この農場に労働者としてやって来た男と女と、1人の少女。 彼らに訪れた、一見すると雄大で美しい自然の中での天国の日々。 しかしその微妙な関係は常に脆さや危うさをはらんでいる。 まるでマリックは遠くから彼らの日々を眺める傍観者のようでもありますが、 淡々とした日々の営みの中から人間の野望や嫉妬心といった、彼らの心の内を拾い上げていく。 どんなに文明が発展してもイナゴの大量発生の前になす術も無い人間。 本作が映し出す自然の大きさや美しさの前には、人間とはかくもちっぽけなものかと思わされます
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-09-08 21:40:11)(良:1票)
7.  鉄道員(1956)
既に大人になった姉、兄とは随分年が離れた幼い末っ子の少年の目線で見つめた、どこにでもありそうな家族の崩壊と再生の物語。よくある設定のホームドラマではありますが、その人物描写が素晴らしいです。  家族の心が離れ離れになっていく前半から中盤、重い雰囲気も漂いますが、微笑ましさやユーモアを感じさせる末っ子の言動、父、そして優しい母や姉と末っ子との触れ合い、鉄道員の父の仕事仲間であり親友の独身男の存在や行きつけの酒場の常連客達の生き生きとした描写が心を和ませてくれます。  僕はイタリアの庶民やその家族の物語を描いたドラマが好きなのですが、それは人生には辛い時期もありますが、そんな中に派手さは無いですがイタリア映画が見せてくれる人間臭さや可笑しさやあたたかさがとても好きなんです。ですが何故か本作はずっと見落としていた作品でした。それを映画館で見る事が出来た。ありがとう、午前十時の映画祭。
[映画館(字幕)] 8点(2010-06-29 15:13:02)(良:2票)
8.  デイズ・オブ・グローリー 《ネタバレ》 
フランスに植民地支配された北アフリカ出身のフランス軍兵士を描いた素晴らしい戦場の人間ドラマでした。自由と平等のためフランス軍の兵士としてナチスと戦っているのに、そのフランスからは植民地支配されて自由と平等を奪われ、共に戦う軍隊の中ですら昇進も休暇も食事に至るまで差別され平等な扱いを受けられないという矛盾に対する心の葛藤やそれでも自由と平等のため、家族や恋人のため勇敢に戦う彼らの心情がとてもよく描かれていたと思います。これ、日本では劇場未公開なんですね。いい映画なのに惜しいなあ・・・。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-06-19 23:52:53)
9.  ディア・ハンター 《ネタバレ》 
戦争映画に分類される作品だと思いますが、むしろベトナム戦争という暗い時代を生きた若者達の青春群像劇と僕はとらえています。  前半の長~い結婚式は賛否ありますが、アメリカではマイノリティーであるスラヴ系の人々が集まって暮らす小さな町の新しいカップルの誕生を町中皆で祝える喜びが画面を通してその息遣いまでも伝わってくるようでした。映画の中で結婚式が描かれることは少なくないですが、本作で描かれる結婚式は本当に素晴しかったと思います。  その後の鹿狩りの雄大な自然とその荘厳さ、ベトナムのことを少しでも忘れていたいかのような出征前夜の男たちの酔っ払った馬鹿騒ぎの宴。この前半の全てが後半に見事に生きています。  ラストで仲間たちが集まって歌うgod bless americaとエンドクレジットで流れるその仲間たちの出征前の表情、特にデ・ニーロのおどけた表情とウォーケンの笑顔が忘れられません。
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-26 11:52:39)
10.  デーヴ 《ネタバレ》 
ストーリーも分かりやすく、気軽に見れる良質のハートウォーミングなコメディでした。閣議で福祉のために予算を捻出するシーンがいいですね。実際にはあんなに簡単にはいかないんだろうけど、本気でやろうと思えば解決できる税金の無駄遣いなんていくつもあるんじゃないかな。日本の国会議員の先生方にもお勧めしたい作品です。最後の「君のためなら死ねる。」という一言にジ~ンと感動!
[DVD(字幕)] 8点(2008-11-22 10:42:53)(良:1票)
11.  ティル・デス 《ネタバレ》 
雪深く周囲から隔絶されたポツンと一軒家、孤立無援のヒロイン。 重くて苦労して引きずって一緒に移動するしかないあるものと手錠で繋がれ、 スマホもクルマも使えないようにされてしまって、 外部との連絡も逃げ出すことも不可能。このあたりは抜け目なく設定されている。 しかし序盤から孤立無援の中、命を狙う凶悪犯もなくこの手の作品に必須のハラハラドキドキ感は無い。 どうやってここから脱出するかだけの作品なのかな・・・ そう思い始めた中盤以降から一気に作品が動き出す。 母屋、ガレージ、倉庫と広い敷地内に点在する建物に、深く降り積もった雪や氷の張った湖。 ヒロインが身を隠し、逆に命の危機が訪れる要素の配置もいい具合にされている。 既視感もあるシチュエーションスリラー鉄板の舞台設定ですが展開のテンポも良く大健闘の作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-04-15 13:31:55)
12.  ディープ・ブルー(1999)
サメを使ったアルツハイマー治療薬開発の過程で、サメがあり得ないほどの知能を得てしまった・・・。 こっちの方にかたいことを言わなければ、ダレる時間も全く無く、サメ映画としては大健闘の作品です。 沈みゆく、洋上に浮かぶ研究施設。そこからの脱出モノとしても面白い映画になっています。 こういう映画は一通り登場人物が出揃ったところで、こいつは食われる要員だな、助かるのはこの2人だな、 生き延びてラストに恋に落ちるのはこの男とこの女だな、とか。 こんな予想をしながら見る癖がついてしまってるのですが、ここにおいても意外性大の作品となっています。 LL・クール・J演じる研究施設で働く、しぶとく危機を脱していく料理人がいい味を出しまくっています。名前の通りクール!な好演。 「ジョーズ」以降、数々のB級映画が出現し、もはや映画のジャンルの1つと言ってもいいサメ映画。 前半に出てくるサメとナンバープレート。サメ映画の最高峰、「ジョーズ」へのなかなか粋なオマージュでもありました。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2022-02-22 18:16:16)
13.  デス・ウィッシュ 《ネタバレ》 
妻が殺害され娘は一命をとりとめるが大きなダメージを負う。 Cブロンソン主演のオリジナル「狼よさらば」と同じく、犯罪とは無縁に生きてきた中年男が警察や法に代わり復讐の鉄槌を下す。 この夫であり父である男の悲しみと怒りという、作品のベースとなるものは大切にしつつ、 ニュース報道や警察の発表により、物議を醸しながらも少しずつ市民のヒーローとなっていくオリジナルに対し、 目撃者が撮影していた動画がSNSに乗って拡散し、一気に市民の心を掴んでいくあたりに現代の空気をうまく入れていく。 スマホで犯人と接触を持っていくあたりにも時の流れを感じます。 ブロンソンが長年にわたり演じたポール・カージー。一作目は基本的には目撃者のいない暗闇で地味に街のワルどもを処刑していくのに対し ブルースのポール・カージーは目撃者がいようが関係なし。標的がいれば人でごった返すクラブでもお構いなしに銃をぶっ放す。 犯人の1人と接触して以降の、犯人グループを1人ずつ仕留めていくブルースのポール・カージーの凄味。 ブロンソンのカージー以上に、ブルースのカージー、強し。このリメイクならではの良さもしっかりあったと思います。 自宅のオーディオなどではなく、映画館の音響で聴くAC/DCの〝Back In Black″がアツかった!
[映画館(字幕)] 7点(2018-10-24 18:40:38)
14.  ディバイナー 戦禍に光を求めて
本作で描かれるようにオーストラリアからも多数の兵士が参加しオスマン帝国と戦ったガリポリの戦い。 第一次世界大戦の激戦となり両軍に多数の戦死者が出たという、この戦いとその後のドラマを描いた実話をベースとした作品。 何よりも、ラッセル・クロウが主演と初監督を兼任した作品ということで見ました。 過去にはオーストラリア出身のピーター・ウィアーもこの戦いを基にした映画を撮っていますが、 オーストラリアだけでなく、クロウの母国ニュージーランドも参加し多くの犠牲が出たこの戦いのドラマを 初監督作に選んだことは彼にとっては大きな意味があったのでしょう。 この戦いの背景にある事情や、登場する各国の関係に分かりづらい部分があるのですが、 この戦いで息子を失い、それが元で妻も失ったオーストラリア人の男と、 同じくこの戦いで夫を失ったオスマン人の女との、控え目に挿入される互いの痛みが分かる2人のドラマなど、 映画としては分かりづらい面がそれ程気にならない作りとなっています。 美しい風景も、人が殺し合うシーンも、1つ1つのシーンが丁寧に作られていると感じます。 終始悲しみと苦悩の表情を浮かべるクロウに、美しく凛とした強さを感じさせるオルガ・キュリレンコもまた好演でした。 登場する誰もが心に傷を負っている作品にあって、宿屋の1人息子のまだあどけなさを感じさせる存在も良かった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-21 21:08:36)(良:1票)
15.  Dearダニー 君へのうた 《ネタバレ》 
あるミュージシャンのもとに、1971年の遠い過去から届いたジョン・レノンからの手紙。この実話を基に作られたストーリー。 手紙を受け取ったロックスターを演じるのはもう70歳をゆうにこえたパチーノ。まだまだ元気なパチーノの姿を見ているだけで嬉しくなってくる。 豪邸、自家用機、高級車に囲まれたロックスターとしてのオーラ。しかし酒とクスリに溺れ、新曲を書く気力も無い堕落した日常。 どちらのパチーノも絵になっている。近年の彼の作品では、久々に「こういうパチーノが見たい」と思えるパチーノがいる映画。 シリアスな事情も含んだ息子家族との和解のドラマを軸にしながらも、 アネット・ベニング演じるホテルの支配人とのラブコメ、クリストファー・プラマー演じる親友との友情のドラマの挿入とのバランスも良かった。 敬愛するジョン・レノンが彼に向けて1971年に書いた、その後の彼の人生が見透かされたような手紙。 もう一度新曲を書き人生をやり直そうとするモチベーションとなる、これ以上のきっかけがあろうか。 挿入される数々のジョン・レノンの曲とともに、ジョンからの手紙とその内容が最後まで効いています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-20 17:57:40)
16.  テナント/恐怖を借りた男
アパートに住む主人公、部屋の中で次第に膨らむ妄想、薄気味悪いアパートの住人・・・。 ポランスキー自身の監督作「反撥」「ローズマリーの赤ちゃん」と共通する部分を多く感じるサイコサスペンス。  とあるアパートに転居してきた1人の男。自分の前の住人の女性は自殺している。 実は彼女はこのアパートの隣人達に自殺に追い詰められたか、あるいは彼らに殺されてしまったのではないのか・・・? そして隣人達は自分のことも自殺に追い込むか殺そうとしているのではないのか・・・? そんな妄想が彼の中で芽生え膨らんでいく様を、少しずつ小出しにじっくりと彼を苦しめ、追い詰めていくかのごとく描いていく。 1つ1つは些細なことを丁寧に積み上げていき、次第に彼の心を狂わせていく様に次第に目が離せなくなっていきます。  この主人公の男を演じるのはポランスキー自身。 久々に俳優ポランスキーを見ましたが、やはり見る者を引き付ける演技を見せてくれます。 このポランスキー演じる男はポーランド系フランス人であり、これはまさにポランスキー自身と重なります。 これは少年時代から隣人の目や迫害から身を隠し緊張を強いられて生きてきた、彼の生い立ちなどと無関係では無いのでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2015-09-06 15:12:00)
17.  テキサス魂
映画史にその名を残すミュージカルの大スター、ジーン・ケリー。 監督としてもいくつもミュージカル映画を残していますが、こんなウエスタンも撮っていたんですねえ…。 もう、冒頭のジェームズ・スチュワートとヘンリー・フォンダの旅の道中の掛け合いから可笑しくって仕方がない。 ジェームズ・スチュワートの生真面目さと、ちょっとおとぼけキャラのヘンリー・フォンダ。 この2人を見ているだけでも飽きが来ない楽しさがある。 “シャイアン・ソーシャル・クラブ”の女主人を演じるシャーリー・ジョーンズも2人ととても楽しい絡みを見せてくれます。 監督ジーン・ケリーにジェームズ・スチュワートとヘンリー・フォンダ。 みんな既に全盛期を過ぎていますが、だからこその肩の力を抜いたような余裕シャクシャクという感じの、 のんびりとした味わいがあるハートウォーミングなコメディ・ウエスタンです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-05 21:30:26)
18.  テイク・ディス・ワルツ
しあわせに鈍感なんじゃない。さみしさに敏感なだけーこの本作のキャッチコピーがなかなかいい。  妻ミシェル・ウィリアムズと夫セス・ローゲン。どこにでもいそうな仲睦まじい夫婦を演じる、この2人が醸し出す空気もいい。でもこの2人、確かに仲がいいんだけど序盤からずっと、あまり話をしていないような気がしていた。それが如実に表れるのが結婚記念日に映画を見た後の食事のシーンです。  そんな日々に現れた1人の青年と夫の間で揺れる思いを演じるミシェルがあまりにも素晴らしい。そして本作のキャッチコピーを見事に体現してみせています。ミシェルの出演作「ブルーバレンタイン」をちょっと思い出したりもします。  挿入曲“video killed the radio star”が印象的であると共に、久々に聴いたこの曲を懐かしく感じた。ラスト、この曲が流れる中、1人で遊園地にやって来たマーゴもまた楽しかった時間を懐かしく思い出していたのでしょうか・・・。
[DVD(字幕)] 7点(2013-12-12 22:28:23)
19.  天使の分け前
暴力に明け暮れ荒んだ毎日を生きていた主人公の青年ロビー。恋人と生まれくる子どものために、今度こそはと更生を決意する。  裁判で社会奉仕活動を言い渡されたちょっとトホホな仲間たちと、旨いスコッチウイスキーには目がない愛すべき社会奉仕活動の指導者の姿をコメディタッチで描きますが、そんな中にいかに更生を決意しようともそれが容易ではない社会や雇用の厳しい情勢を挿入する。コメディとは言え、このあたりはいかにもケン・ローチらしいところです。  主人公ロビーに関しては必ずしも共感出来ることばかりではありませんが、この愛すべき社会奉仕活動の指導者が彼らを見守る視線こそケン・ローチの視線であり、そんな人間を見つめるローチの視線は本作でもやはり優しい。  スコッチウイスキーの香り漂うスコットランドの美しい風景描写も見どころです。ウィスキーの製造過程で生じる「天使の分け前」の意味の説明は作中でなされますが、ラストに登場する、もう1つの「天使の分け前」が何とも素敵。これが鑑賞後にとてもいい余韻を与えてくれます。
[映画館(字幕)] 7点(2013-04-15 22:25:10)(良:2票)
20.  天使とデート
天使役のエマニュエル・べアールのあり得ないレベルの美貌にただ目を奪われ続けた100分間。  本作は「愛と宿命の泉」の翌年なんですね。「愛と宿命の泉」での彼女の美しさも忘れることができませんが、そこに可愛らしさが加わった本作。最後の最後まで一切台詞が無く、可愛い鳴き声を発するのみですが、その鳴き声に、フレンチフライをパクつく表情などなど、もう天使エマを見ているだけで十分の作品にして、この頃の彼女の美しさを今に見ることができるだけでも十分に価値がある作品だと思います。  もう一人、当時日本でもアイドル的人気があったフィービー・ケイツが主人公の男の婚約者役で登場します。本作ではキレ役に挑戦。女優としての新境地を切り開く、と言いたい所ですが、ただキャーキャー叫んでる姿しか印象に残らないのが残念。もうひと工夫ある役だと良かったんですけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2012-08-01 16:12:55)(良:2票)
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