1. 天国と地獄
流石としか言いようの無い出来!犯罪物の全てがここにあると思う。最初の一時間は、全篇ひとつの部屋での展開だが、各人の描写が見事で全く飽きない。その後、話が犯人の捜査に移っても、この手の作品にありがちな、変に奇をてらった演出も無く、それでいて事件の核心に迫って行く過程を丁寧に見せ、適度な緊張感を与えてくれる。 10点(2003-02-03 20:13:30) |
2. 天井桟敷の人々
フランス映画史の金字塔と言われる作品です。これが切ない恋の映画というのは、やはりフランスだな~と思います。最初はやや退屈ですが、後になるほど面白くなってきます。フランス映画好き、という人は見ておくべきでしょう? 7点(2002-12-16 13:14:36) |
3. デリカテッセン
遊び心満載の映画。いろいろな音も実に面白く効果的。そして何と言っても、完璧にディテールまで描ききった独特な映像は圧巻。ただ、聴覚的、視覚的には物凄く印象に残る作品だが、心に残るものはあまり無かった。 6点(2003-02-21 01:59:28) |
4. デトロイト・ロック・シティ
KISS懐かしいですね~文化祭や学園祭なんかを思い出します。母親のキャラクターなんかも良く考えられていて、とても面白い映画です。ただ後半の展開が、あまりに予定調和だったのは少し残念です。 6点(2003-02-18 17:33:31) |
5. デッドマン・ウォーキング
主役の2人、スーザン・サランドンとショーン・ペンは流石です!最高の演技だと思います。テーマは重く、登場人物に特別感情移入した訳ではないのに、時間が経つのを忘れて観ることができました。 6点(2003-01-29 22:39:11) |
6. テルマ&ルイーズ
期待以上に楽しめた。だけど、最後が大掛かりになったのは残念・・・もっとシュールに終わるかと思っていた。確かに、ハーベイ・カイテルの役は、全く必要ないね。 6点(2003-01-26 15:15:26) |
7. テス
とにかく映像が美しいです。そして、テス(ナスターシャ・キンスキー)の清楚な美しさ、しかしその美しさ故の悲劇・・・素晴らしい作品ではありますが、現代の自立した女性が見たら、拒絶反応を起こすのでは?とも思いました。酒びたりで働かずそのくせ子供ばかり作る父親、金の力で全てを手に入れようとする貴族、自分のことしか考えずテスを受け入れなかった夫。あの時代だからしょうがないと言えばそれまでだし、ポランスキーの境遇を考えれば、かなり深い作品ですが、どうも私にはテスが身勝手な男達の犠牲者だったという切なさのみが残りました。 6点(2003-01-25 22:53:39) |