1. 天国はまだ遠く
《ネタバレ》 久しぶりの「男はつらいよ」的世界。やはり日本人にはこの手の映画は不可欠だと思った。以前、地元の映画館で寅さんを観たとき、年配の夫婦がたくさん来てて、終わった後は拍手だった。今、そんな映画がどれほどあるんだ。山田洋次はもう気力が持たないだろうから、新たな寅さんテイストの映画よ、出でよ!この映画は、「刑事ジョンブック」的な終わり方だったが、それでも村の人々との交流や加藤ローサの無防備な表情にとても癒された。あのような女性が自殺を図る設定を許す実社会てのは、やはり今の経済効率主義の社会てのは何か変じゃね?この映画では、地方の民宿の兄ちゃんも奥さんを自殺で亡くすという、ちょっと簡単な図式では言えない設定になっている。それでも田舎の包容力に、今の日本を癒してくれる何かに期待したいと言うのは身勝手か?買い物難民、孤独死、それに加えて酷い天災。地方も余裕がなくなってきているかもしれないが、それを守っていく文化も必要だ。 [DVD(邦画)] 8点(2011-07-31 18:11:47) |
2. ディア・ドクター
《ネタバレ》 母と娘のこういう心理は女性じゃないと描けないだろうなぁ。まず西川監督に脱帽。そして鶴瓶。鶴瓶の演技は最初、観ていて辛かったが、後半気にならなくなって、観終わると、この役は鶴瓶しか考えられないと思うくらいの出来。久々の面白い邦画だった。映画の語ってくる事も、結構大きな問題意識だった。 [DVD(邦画)] 7点(2010-04-19 02:09:14) |
3. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 光が送れるなら、その光を使って、事件を防いで欲しかった。デンゼルワシントンが過去に送られた時点で退いた。前半と後半、別の映画みたいに感じる。前半のあの装置が生かされてないと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2010-01-08 21:07:24) |
4. デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~
《ネタバレ》 時間を頻繁に昔に持っていったりするのが、観ててつらい。懸命に話についていこうと思うのだが、またかと思ってしまう。もっと整理できたはず。でもスパイの哀しさみたいのは伝わった。感情を出さない強い人間は孤独なのだなぁ。ラストは何となく分かった。あんなに頻繁に会うんだもの。でも外に出られないのが辛いね。会うとしてもホテルの部屋だけ。する事と言ったら、そんなにないんじゃないか?そう思うと、自分はスパイなんて器用な稼業じゃなくて良かったと思う。あのコピーのシーンで使えなかったおばちゃんが、実は主人公たちをはめた一人だったというのは意外! [DVD(字幕)] 6点(2009-12-28 21:29:41) |
5. ディスタービア
《ネタバレ》 家の地下にプールみたいのがあり、そこの奥におふくろさんが吊るされてた。アメリカってそんなに地下が広いのだろうか?あのオヤジが奥さんをそこまでどうやって連れて行ったのだろう?観てて、そんな事思っていた。ヒッチコック先生の「裏窓」に比べて、ドタバタしてて、品がない。この作品、「裏窓」の盗作だって言っているけど、これくらいの真似なら、許していいんじゃないかな?観てて、全然似てるとは思わなかったけど。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-26 19:16:02) |
6. 天然コケッコー
《ネタバレ》 良かった。少女マンガをはじめて読んだ時の甘い気持ちを思い出した。田舎を描いた映画は多いが、こんな伸び伸びした生活を見せられたら、羨ましいと思っちゃうよ。特にサッチャン。こんな子、都会じゃ性格がいじけそうだが、この映画ではみんなに囲まれて、伸び伸びと育ってる。この子は演じてると言う感じじゃなく、ホントに楽しんでる。映画では夏帆ちゃんが面倒見てくれるが、これから先、大丈夫だろうか?ママゴトでサッチャンの持ってきたジュース(水)をぐいっと飲んでくれるような性格の夏帆ちゃんのような生徒がいなくなるのが心配。と、映画の世界なのにマジで心配してしまった。みんな真っ直ぐ成長してほしい。 [DVD(邦画)] 8点(2008-04-10 00:39:55) |