1. 天国から来たチャンピオン
心温まる作品ではあったが、古い映画特有の間が何とも気になる。大富豪に生まれ変わることで、素人がスーパーボウルに出場するという荒唐無稽な設定も、何となく納得させられる持って行き方がいいね。ジョーを探しに来たはずのベティが初対面のはずのトムと意気投合してしまうシーンはもう少し説得力のある表現が出来なかったものか。好み35/50、演出12/15、脚本8/15、演技6/10、技術5/10、合計66/100→7/10点 [DVD(字幕)] 7点(2018-02-18 10:51:32) |
2. デイライト
パニックからの脱出ものということで既視感は多分にあったが、映画の作りは好感が持てた。冒頭で主要な人物が、みんな様々な目的のもとにトンネルに向かっている場面は、爆発が起こるんだと分かっていながらもワクワクしてしまう。また、ペットの犬だったり怪我したトンネル管理員だったりを見捨てざるを得なかった場面があったのは、悲しくも実際にはこうしたこともあるだろうなと思わせた。好み30/50、演出9/15、脚本10/15、演技5/10、技術8/10、合計62/100→6/10点 [DVD(字幕)] 6点(2017-03-15 23:21:05) |
3. テルマ&ルイーズ
《ネタバレ》 予備知識無く観始め、非日常を求める女たちの軽~いロードムービーかと思ってたら一転、非日常どころか超がつくような非日常になってしまった!戻りようもなく坂道を転げ落ちるように犯罪を繰り返しながら逃避行を続ける二人。時にはいがみ合いながらもノーフューチャーな旅を続けるうちに深い絆により結ばれていくのが分かる。そして最後の場面、ある程度予想されたエンディングながら、手をつなぎ合ったまま車を発進させる二人を観てると切なさに胸が締め付けられる。鑑賞後の余韻がとても深い映画であった。好み40/50、演出11/15、脚本13/15、演技9/10、技術6/10、合計79/100→8/10点 [DVD(字幕)] 8点(2015-07-02 23:05:25) |
4. デトロイト・ロック・シティ
敬虔なクリスチャンからしてみれば(そうでなくても?)KISSは姿形も音楽も悪魔のように見えてしまっても不思議ではない。そんな母親にせっかく手に入れたKISSのチケットを燃やされてしまう。映画的に最後はコンサートを見られるだろう結末はなんとなく分かってはいるもののどうやってそれを達成するのか。四者四様の努力(努力じゃないやつもいるが)が面白い。若者らしいハチャメチャな考え方、行動、決断が新鮮に見えて来るってことは僕もオヤジになってきたってことかな。好み35/50、演出12/15、脚本10/15、演技6/10、技術7/10、合計70/100→7/10点 [DVD(字幕)] 7点(2014-03-03 22:55:25) |
5. 天国と地獄
《ネタバレ》 お抱え運転手の子どもが間違われて誘拐され、その身代金要求を受けた主人公の心理状態を生々しく描く。前半はその苦悩がよく表現され、展開に予断を許さない緊迫した、犯人との心理戦の様相を呈していたが、後半はただの捜査物に成り下がってしまった感が否めない。後半も警察の捜査手法が綿密に描かれ、それなりの面白さはあったが、前半の緊張感が異常だっただけにそのテンションを維持したまま突っ走って欲しかったというのが正直な感想だ。(←贅沢かもしれないが) 余談ではあるが、主人公の邸宅が豪華でびっくりした。あの時代に横浜の見晴らしの良い高台にあれだけの豪邸!現代の我々が見てもそう思うのだから、当時としては想像を絶する豪邸として人々の目には映ったであろう。好み25/50、演出10/15、脚本8/15、演技9/10、技術6/10、合計58/100→6/10点 [DVD(邦画)] 6点(2012-06-20 22:06:56) |