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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2260
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 お世話になっております。
只今『真・女神転生VV』攻略中のため新規投稿お休みしております。

2024.6.28


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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21.  Dr.チョッパー
チョイとヤバめのイクラだったのにお腹を壊さなかったのも、飛び出してきたネコを轢かなかったのも、アルバトロス作品を観た後だったからかも。そういう意味で、役に立ちました。あ、でもtotoBIGは…ダメかな。
[DVD(字幕)] 3点(2007-10-27 00:35:46)
22.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
空飛ぶ車もレーザービームも出てこない未来。見て取れるのは、カーナビの進化くらい。現在のペースでテクノロジーが進めば、驚きの発明や進化にお目にかかれそうなもの。しかし世界は薄暗く、貧困ばかりがクローズアップされます。人々は活力を失っている。生きる力が無いから進歩もないということ。その理由は、子が産まれないからだという。日本のみならず先進国と言われる国が皆抱える少子化問題。その究極のかたちと言えます。ですから設定には、リアリティがありました。子がいないIfの未来。世界で一番若い18歳の少年は、スーパーアイドルで人間国宝級。歌いも踊りもしないのに。人々は正気を失っている。もし新たな赤ちゃんが誕生したらどうなるか。法王クラスか、はたまたメシアの再来か。その子が持つパワーと利用価値は計り知れません。母子が逃げる理由には説得力がありました。主人公と母子の逃避行。その緊張感は“凄まじい”の一言に尽きます。守るべきものがある恐怖。内戦の中、母子を探す場面の臨場感に身が震えました。赤ん坊の泣き声ひとつで兵士達が戦いを止める。表現としては陳腐かもしれません。でも心を打たれます。そもそも赤ちゃんの鳴き声や子供の笑顔には、それだけの力があると思う。愛や母性という言葉で説明してもいい。『利己的な遺伝子理論』を持ち出してもいい。いずれにしても、人の心はそうプログラムされていると感じます。私たちには、次の世代に“大切なもの”を受け渡す責任を負わされている。それは逃れられない事実だと思います。“大切なもの”はDNAだけではありません。知識、知恵、文化、思想もそう。喜びや悲しみ、感動だって伝えたい。私たちは、途方もない数の命と、想いと、願いを受けて生きています。だから命は尊い。他人のことは知らない。私が死んだら世界は終わり。そういう価値観も否定しません。でも “繋がっている”と考えると、穏やかな気持ちになれると思う。誰かの手を握るだけで安心するように。伝えたいものがある。託す相手がいる。そのことに感謝したいです。物語は一応ハッピーエンド。しかし銃声は鳴り止まず、トゥモロー号は深い霧の中。希望の光が照らす明日は見えません。だから思う。失ってから気付くのでは遅いと。本作の設定は一例に過ぎません。世界を終わらせるのは、そう難しいことじゃない。今のままで、明日がやって来るのか。私たちは問われていると思う。
[DVD(字幕)] 8点(2007-10-03 18:14:18)(良:2票)
23.  ドラッグストア・ガール 《ネタバレ》 
コメディのテイストは自分好みでした。クドカン独特の台詞のリズムや言い回し。繰り返し(天丼)ギャグ。“笑い”としては、オーソドックスながらも、微妙なツボを付いてくるあたりニクイです。役者も豪華で芸達者ぞろいです。キャスティングも申し分ありません。ただし、面白いのは個々のシーンなのです。全体を通してみると、思いのほか満足度は高くないのが不思議なくらい。不手際が目立ったように思います。「スポーツ感動作」のプロットを逆手に取った展開はアリでしょう。普通、物語の序盤に喫するはずの強豪相手の大敗を最後にもってくるなんて。努力もなければ、勝利もありません。発想は面白いと思います。でも肝心の試合シーンでテンションが上がらないのはツライです。笑いに走るなら、全力疾走で笑わせて欲しかったと思います。また、各キャラクターの描き別けと、掘り下げも不十分でした。役者個人の芸のスキルが高いので笑えますが、キャラクターが面白いわけではありません。キャラを創る意欲が感じられないのです。ジェロニモは出オチ。その最たる例が、他ならぬ主人公、田中麗奈と考えます。彼女は本作のヒロイン。マドンナであり、お姫様であり、女神様。その有無を言わせぬ美貌で、おじさん達をノックアウトしなければなりません。その部分で説得力を欠いたのは致命的でした。お化粧のノリも悪いような。あらゆる手を使って、彼女を魅力的に描かなくてはならなかったと思います。せっかく手札は最高なのに、役を作る気が無いポーカーを見ているようでした。そんな中にあって、荒川良々だけは見事でした。荒川の場合は、その強烈なキャラがウリ。でも本作くらい抑え目でも、十分な味を発揮できることを知りました。オチはグズグズで爽快感薄し。でもサービスカットには素直に感謝いたします。
[DVD(邦画)] 6点(2007-09-22 19:51:22)
24.  東京原発 《ネタバレ》 
作中、頻繁に出てくる喫煙風景。そういえば喫煙と原発は似ている気がします。目先の快楽(利便性)を求めて、それに付帯する悪影響については考えない。ポイントは、不都合がすぐにやって来ないということ。10階建てのビルの屋上から飛び降りるよりも、100階建てのビルから飛び降りるほうが怖くないのと同じ。リアルでないから怖くない。イメージを意識的に閉鎖させることで現実から逃れ、恐怖の感覚を麻痺させる。それは人間の得意技。長所でもある。生まれながらに人間が背負う命題、死。でもその恐怖に日々怯えながら生活する人がいないのは、この特技のおかげ。ですから喫煙や原発に限らず、地球温暖化問題や食料危機、果てはギャンブルの借金から肥満に至るまで、人がとりあえず問題を“棚上げ”にしてしまうのは、ある意味仕方が無いことだと思います。それが人間の性。人がバカな生き物なのは間違いない。水に口とノドをふさがれるまで、自分が溺れていることを忘れていられる。だから、“気付くこと”が大切です。原発の是非はつぎの問題。まずみんなで考えてみようということ。この件に限らず、考える以前の段階で止まっている事は世の中に溢れている。偏った情報と、狭い知識と、浅い経験で、私たちは物事を簡単に判断している気がします。もっとも、本作の主張を鵜呑みするほど、自分はお人よしではありません。でも、久しぶりに自分がカナヅチであることを気づかせてもらいました。それだけでも価値がある。原発推進派の専門家を会議に同席させない以上、会議室だけでは引っ張れない。後半はドタバタで逃げたように感じました。ただ、会議室だけで終始するのは、重いテーマを重く調理するということ。それでは芸がない。エンターテイメント性を強く打ち出す方向性は支持したいのですが、今一歩。惜しい。
[DVD(邦画)] 7点(2007-09-20 18:56:59)
25.  TRICK トリック 劇場版2
TV2時間枠で十分な作品だと思います。でもたまには映画館で好きなドラマを観てみたいもの。家のご飯もいいけれど、外食はちょっとワクワクする。そんな感覚がテレビドラマの映画化作品にはあります。フランス料理のフルコースには手が出ない。でもラーメンでいいんです。いつもの馴染みの味がいい。何より安いし。それは、肩肘張らずに楽しめるということ。そういう意味では、極めて真っ当な、期待通りの作品でした。すっかり大物になった仲間のオトボケぶりや、上田教授との掛け合いが見られればOK。くだらなさ全開のトリックもどきに笑えればいい。欲を言えば、矢部刑事コンビをもっと見たかったです。おそらく6点満点の作品。で6点です。
[DVD(邦画)] 6点(2007-09-10 20:11:49)(良:1票)
26.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
タイムリープの方法を理解した真琴が、初めて意識してそれを使ったシーン。前転ゴロゴロ。言い訳は「転んだ」。で、カラオケ10時間連続熱唱。このアホさ加減に思わず噴きました。そして同時に心を掴まれたのが分かりました。予想通り、それからはもう可笑しくて、切なくて。オッサンの自分が真琴に感情移入しまくりでした。さて物語の解釈について。いつものように勝手に想像(創造)させてもらいます。(当然の事実だったらゴメンナサイ。また誤読の場合もご容赦ください。)ハッキリしているのは、千昭が未来人だということ。そして未来は荒廃していること。彼が現代に来た理由は1枚の絵を観るためだと言う。そこで疑問。何故彼は絵の存在を知っていたのか。千昭は言っています。絵の存在が確認されているのは、「この時代、この場所、この季節だけ」だと。現時点で歴史的価値の無い絵が、これから有名になることは有り得ません。“しょうしつ”は消失ではなく焼失。彼が絵の存在を知るには、その絵を知る人(思い入れのある人)から伝え聞く以外に方法がありません。別れの場面、千昭は真琴に何故あんな注意をしたのでしょう。まるでこの先、彼女が飛び出して事故に遭うのを知っているかのような。それに何故キスをしなかったのか?ラブストーリーなら別れのキスは欠かせない。「未来で待ってる」とはどういうこと?この全ての疑問を満足させる答えは一つ。それは“千昭は真琴の血縁”。それも相当に近いはず。真琴あるいは芳山和子の子供か孫と推測します。母(祖母)の昔話で聞いた絵。それは“かつての世界の終わり”に描かれた希望の光。どうしても観たくて千昭はタイムリープしてきた。現代社会の終焉もそう遠い先の話ではないことになります。「未来で待ってる」は、「将来俺を誕生させて欲しい」ということ。そして今観られなかった絵を、未来で俺に見せてくれという意味。真琴は答えます。「すぐ行く。走って行く」と。彼女は知っている。誰よりも信じられる。未来は変えられることを。彼女はこれから起こる悲劇を、ただ待っている女の子ではありません。自分で行動するはずです。世界を変えるために。千昭との約束を守るために。“待ってられない未来がある。”そう、未来は誰もがすぐ手の届くところにある。(2008.7.19一部内容修正)
[地上波(邦画)] 10点(2007-07-24 17:50:02)(良:8票)
27.  トランスポーター2 《ネタバレ》 
これはちょっと凄い。前作よりも数段アクションがパワーアップしています。皆さんご指摘のように、車の底に張り付いた爆弾の剥がし方凄すぎ!それまでも相当ぶっ飛んだカーアクションを披露していましたが、このシーンで一気に常職の針が振り切れました。あとはどんな展開になってもOK。そういう作品だから。物語はシリアス。でもアクションはどこまでもおバカ。そう“おバカー”アクション。とことんエンターテイメントにこだわった姿勢は、清々しいです。こんな何でもアリな作品をしっかりと引き締めているのが主人公。ダンディズムの中に垣間見られるオチャメさがステキです。(あと声が最高)。惜しむらくは、前作でふんだんに見られた足技が少なくなってしまったこと。でも十分満足しました。続編を期待します。本当に意味のないセクシーサービスにまんまとはまって+1点です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-04-17 18:39:00)
28.  トゥームレイダー
アトラクションムービーとしての出来の良し悪しを問う映画にあらず。これはアンジェリーナ・ジョリー嬢のおっぱいを愛でる映画です。間違いない。久々に観返して確信しました。松坂大輔夫人の柴田倫世元アナは、かつてロケットおっぱいと称されていましたが、本物のロケットおっぱいはアフロダイAの事を言う。いやもとい、アンジェリーナ・ジョリー姫の事を言う。圧倒的な存在感、天然ものだけが持つナチュラルな揺れ、極上の一品です。個人的には小ぶりで形の良いおっぱいが好きなのですが、アンジーのおっぱいの前にはそんなポリシーも吹っ飛んでしまう。最高です。おまけにタンクトップ姿満載。無類の腋の下&二の腕フェチとしてはもう平謝りするしかありません。彼女より美形の女優やモデルは腐るほどいますが、彼女ほど魅惑的な女優は他にいない。メロメロでございます。右のおっぱいに+3点、左のおっぱいに+3点、濃厚な唇に+1点。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-04-08 00:08:54)(笑:1票)
29.  トランスポーター 《ネタバレ》 
結論から言うと“アリ”なのですが、予想以上におバカ映画だったのに驚きました。主人公はルールに厳しいプロの運び屋。それに寡黙な男。口を開けば渋い声。スタイルも抜群。文句なくカッコイイのですが、自ら決めたルールを破ったあたりから様子が怪しくなります。予約の無い仕事を請け負ったり、誘われるままに素性の分からない女と寝てしまったり。意外とうっかり屋さんです。当然の如くトラブルに巻き込まれていく主人公。終盤に至っては、プロでもなければ運び屋でもありません。でもダサくならないから素敵。足技にこだわったアクションもめずらしく、観ていて楽しいです。(基本的に“殺さない”姿勢も良い。)言うならば、カッコおバカ作品。こんなのも結構スキです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-04-02 21:20:22)
30.  トレジャー・ハンターズ
マトリックスやスターウォーズなど各種オマージュ(パロディ)が楽しい。無茶な展開満載ですが、それがイイ。大いに笑いました。結末は無難にまとめた感はありますが、気楽に観られて良いのではないかと。教訓、熊に襲われたら胎児の姿勢で乗り切れ(嘘)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-24 18:58:13)
31.  鳶がクルリと 《ネタバレ》 
仕事を請け負ってくれる鳶職人を探す貴奈子。この時彼女はパンツスーツです。でも万策尽きて再び「日本晴れ」を訪れた時はピンクのスカート。おやっ。つまり彼女は、1日の間にパンツ→スカートと着替えています。“フ・エロモン”を強調するため、わざわざ着替えたのでしょう。でも単なる制作上のミスではないかと思えてしまう。このあたりが本作の弱点。“丁寧なものづくり”が感じられれば、自然と良い方へ受け取ったと思います。凝った視覚表現やアイデアは悪くない。でも全てがその場限り。言い方は悪いですが、思いつきのよう。例えば、つみちゃんの身軽さ。結構アピールが強いので最後の大仕事の伏線かと思いきや、結局活かされないまま終了。肩透かしもいいところ。意外とベールに包まれた鳶という仕事。その題材選びはいいと思いますし、興味深い点もありました。でも“伝えたいもの”が何か分からなかった。なお、随分とベタ?な鳶職人像でしたが、関係各位からクレームは無かったのでしょうか。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-02-17 18:12:58)
32.  隣のリッチマン 《ネタバレ》 
「嫉妬は自分を不幸にする。他人を羨んでもしょうがない。」多分それが本作のテーマ。挿入歌の歌詞もそのような内容だったと思います。でもそれが伝わってくるお話ではありませんでした。単に主人公が迷走したドタバタ。しかし彼を非難する気にはなれません。気持ちはよく分かる。もし自分が主人公だったら…。同じように嫉妬に駆られ、あらぬ行動を取ったかもしれません。失業中に事業のパートナーに誘われたら、きっと応じてしまうでしょう。でもそれは違うんじゃないかと思うのです。嫉妬するのはしょうがない。親友で、お隣で、今までは少しだけ自分が上だったのだから。一緒に億万長者になれるチャンスもあったのだから。負の感情を持つのが人間です。でもそれを乗り越えて人間的に成長しなくてはいけないと思う。また事業のパートナーに誘われたとしても(誘う方もどうかと思うが)、それが自分の能力を買ってもらってのことでなければ、応じてはいけないと思う。親友なら精神的に対等の立場でなくてはいけません。それに「う○こ」を金に換えても、「誇り」を金に換えるような真似は良くない。自分が思う“大切なこと”がおざなりだったのが残念でした。せっかくコメディの強力キャストを揃えたのだから、単純に笑える作品にして欲しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-11-01 18:43:07)
33.  東京ゾンビ
原作既読。かなり原作に忠実だと思いました。そのエピソードの再現性もさることながら、原作の持つ「空気感」の表現が見事。(これは浅野と哀川の演技力によるところが大きいと思う。)終盤からラストにかけては少し映画オリジナルの要素が強くなりますが、ストイックな原作よりもドラマチックな本作のほうが自分は好みです。原作のテーマは“リアル格闘技の主張”。今でこそ寝技を主体とする総合格闘技が社会的にも認知されるようになりましたが、原作が書かれた98年~99年頃は、まだ総合格闘技の一大ブランド『PRIDE』もまだ創世期。大衆にとってはプロレスも総合もK1も何もかもひとくくりの時代でした。いや今もあまり変わっていないのかもしれません。原作者の花くま氏は、「それは違う」と主張したかったのだと思います。映画版ではミツオの設定変更やフジオに妻子を持たせることで、フジオの“人間的成長”や“家族愛”という要素が加味されていました。そのためマニアックさが薄れていたように思います。ある程度心の準備がないと、いやあっても「何だコレ」となる可能性の高い作品ではあります。
[DVD(邦画)] 6点(2006-10-26 19:24:46)(良:2票)
34.  逃亡者 木島丈一郎<TVM>
バカヤロウ。スピン何たらのスピン何たらだバカヤロウ。横文字は苦手なんだよバカヤロウ。ちゃんとユースケの話につながってんだよ。物語は結構無理があるけど、俺の魅力満載のロードムービーなんだよバカヤロウ。同じ刑事ものだからって裏なんか見るんじゃねえぞ。裏の裏は表なんだよバカヤロウ。(そこへ館ひろし、柴田恭兵通りかかる)せっ先輩!お疲れ様ッス。まだまだダンディでセクシーすねえ。いやいや自分なんてまだまだッす。駆け出しッす。では、失礼いたしますッす。バカヤロウ。裏もちゃんと録画して観ろよバカヤロウ。
[地上波(邦画)] 7点(2006-10-20 23:00:26)
35.  ドッペルゲンガー 《ネタバレ》 
(こう考えたら面白いなという自分なりの解釈です。)ドッペルゲンガー(以下ドッペ)は、何故役所と永作弟に現われたのでしょう。2人の共通点は「本体」に強いストレスがあったこと。役所は人工人体の開発、永作弟は小説の執筆で。しかしそれなら誰にでも当てはまる。他の要因が必要です。役所の場合、佐藤仁美からドッペの話を聞かされた直後に、自身のドッペが発現しています。つまり“ドッペの存在を意識した”。このことが重要である気がします。次にドッペの特徴は何か。ドッペは本体よりアグレッシブ。本体がしたくても出来ないこと(役所の場合は研究室破壊、資金調達、佐藤と永作に××など)を次々と行います。それに神出鬼没。そして最後は本体に殺されます。(”ドッペを見た者は死ぬ”の逆です。)永作弟の自殺も、役所の場合と同じと考える方が自然です。となると“死んだ弟はドッペ。しかも本体に殺された”ことになります。これも自殺といえます。いや、そもそも「本体」という考え方が正しくないのかも。本体=ドッペ。“こうありたい自分”になったのなら、もう一人の自分は不要です。憎悪の対象ですらある。それは役所がもうひとつの分身、人工人体と別れを告げた場面とも重なります。まとめると【強いストレスのある人間がドッペを意識したとき、ドッペは発現する。ドッペは本体より積極的で、本体の欲求を満たしてくれる。しかしいずれ片方は殺される。残るのは、両方の人格を統合したひとりの人間】。そう捉えると、ひとつの考えが浮かんできます。“ドッペは役所と永作弟だけなのか?”役所と永作の周りの人間は、ドッペの存在を意識した可能性が高い。そしてストレスの無い人間はいない…。柄本は役所と同じように会社を辞め、何故か大金を手にした。さらに神出鬼没。最後は車に轢かれて死にます。運転手は誰?ユースケもあの高さから落ちたのに平気。終盤の永作は、はじけていました。ということは…。ドッペは“意識することで発現する”伝染病のようなものではないか。本作の観客もまた、自身のドッペルゲンガーを意識したはずです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-09-29 18:10:50)(良:3票)
36.  ドッジボール 《ネタバレ》 
基本的なつくりは、ベアーズやマイティダッグといった青春スポーツ感動作の王道。弱小チーム、強豪ライバル、名コーチ、実力者の加入といったお馴染みの要素をしっかり押さえているサクセスストーリーです。ですから、味付けはコメディ(それもかなり濃いめ)でも、オーソドックスな流れに安心感があります。でもラストにあるはずの“爽快さ”が物足りません。それはひとえに敵役(ベン・スティラー)が憎めないから。確かにイヤミだけど、あのキャラは愛すべきものがあります。もっと強大で憎たらしい敵役だったらスカッとしたと思いますが、それだと本作の魅力は半減するのではと思うほど、プチマッチョ(ベン・スティラー)のキャラは光っていました。札束で両頬を叩くようなやっつけ方も感心しません。本作の肝の部分は、主人公の生き方の変化。処世術的には、ジムを売ったことは間違いとは思えません。でも人生には“ここぞ”という時がある。損得勘定ではなく、その後の生き方を決める重要な場面。彼は土壇場で生き方を変えました。夢を持たず、希望を抱かず、成功の喜びよりも失敗の落胆を恐れてきた人生との決別。この部分にもっとスポットを当てて欲しかったです。勝利が絶対条件とならない物語。そういう話ならもっと良かったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-23 18:10:25)
37.  ドラゴンヘッド
(原作読了後、映画を再鑑賞したので当初の感想を書き直します。)原作の主要エピソードやディテールはそれなりに再現出来ているものの、“恐怖に駆られた人間はどうなってしまうのか?”“感情は人間にとって必要なのか?”等の原作の核心部には迫れていないと感じました。例えば冒頭の列車事故。ノブオは何故狂ったのでしょう。彼は再三再四「闇」という言葉を口にします。本作のテーマに通じるキーワード。漆黒の闇の世界が心の闇と同化していく恐怖を描くためには、どうしても物理的な「闇」が必要だったと思います。日常生活では得られない。どんなに目を凝らしても、全く見えない本物の闇。希望を見失った人間にとっては、どんなに恐ろしいものか。非常灯なんて問題外。薄暗闇で人は狂ったりしません。大切なのは役者の顔を映す事より、狂気を描く事だったと思います。キャラクター設定もヌルいです。主人公は泣き言ばかりのボンボン。アコも同じく今時の女の子。そんな2人の恋物語に興味はありません。原作の憧子は瀕死のテルを救うために命を賭けました。神経疾患(ナルコレプシー)を抱えながら懸命に戦った。もちろんテルも彼女を守るために必死でした。主役2人の芯の強さを描かないなんて在り得ない。もし妻夫木くん&SAYAKAのアイドル映画を作りたかったのなら、この原作は選択ミスです。同じヤンマガなら『稲中』の方がまだマシでした。妻夫木が「前野」で、山田が「井沢ひろみ」。SAYAKAは…「サンチェ」でいいや。それならみんな役者として一皮も二皮も剥けたでしょうに。本人は剥けたくないでしょうが。ただ『ドラゴンヘッド』(竜頭)の意味は映画の方が判り易かったので、その分当初の採点にプラスします。(2点→3点へ変更)
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-07-11 00:43:54)
38.  TRICK トリック 劇場版
劇場版ではありますが、通常のTVシリーズと何ら変わりがありません。これは悪い意味ではなく、TVドラマのファンが求めているのは、「劇場ならではのオリジナリティ」ではなく、「いつものやつ」だと思うからです。原作のあるアニメ作品等では劇場版オリジナルのアナザーストリーになるのでしょうが、オリジナルドラマの場合、映画ならではの特別なキャラやストーリーはNOサンキューです。ですから映画館でやる必要があるかと問われれば「?」なのですが、映画化により新たなファンも少しは増えるでしょうし、良いのではないでしょうか。
[映画館(邦画)] 5点(2006-05-11 17:56:36)
39.  ドーン・オブ・ザ・デッド
ゾンビものは食わず嫌いだったため、本作が自身初のゾンビ体験でした。(そのため、この時点でオリジナルのロメロゾンビは観ておりません。その後、しっかり観させていただきました)。先入観で、エグイ映像にショッキングな描写のみが売りだと思っていたのですが、少し違いました。それも重要な要素ではありますが、それ以上にアクションサバイバルの要素が強く、十分にエンターテーメントとして楽しめるものでした。極限状態の人間性の描写という点では本家に譲りますが、娯楽性ではこちらが上かと思います。オチが好みではないのでマイナス1点です。
[DVD(字幕)] 6点(2006-04-17 17:39:31)(良:1票)
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