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にじばぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3257
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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41.  トゥルー・ヌーン 《ネタバレ》 
初めて観るタジキスタン映画。  変に気取ったり捻りすぎたりするところがなく、真っ直ぐな映画作りの姿勢に感心させられた。 話としては、やや物足りなさも感じるが、婚礼という儀式の重要性を思わせる丁寧な描写が、とても印象的であった。  最後で、地雷の犠牲になるところは評価の分かれどころかもしれない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-13 22:51:09)
42.  毒婦お伝と首斬り浅 《ネタバレ》 
待望の牧口雄二監督特集がラピュタ阿佐ヶ谷で組まれ、感激もひとしお。  期待してのぞんだ本作だが、序盤は何だか石井輝男ワールドをスケールダウンしたような内容で、ガッカリもした。 しかし終盤の展開が凄い!  それまでワイワイガチャガチャやっていたのに、お伝の首斬りシーンになると雰囲気が一変、辺り一面に雪が降り、無音となる。 それまで終始うるさい内容だっただけに、序盤とこのラストシーンの、“喧騒と静寂の対比”に思わず息をのんでしまった。  幕切れもまた素晴らしい。 首を斬られる直前は怖がって暴れていたお伝が、自分の命を救ってくれた男に首を斬られると知った瞬間、覚悟を決めておとなしくなる。 何とも人情深いお話。 ただのうるさい悪ふざけエロ映画かと思いきや、終盤での、この怒濤の盛り返し! 牧口雄二監督が、カルト映画界で一目置かれる所以を、存分に味わうことができた。
[映画館(邦画)] 7点(2011-01-23 00:00:40)
43.  トパーズ(1969)
アルフレッド・ヒッチコック独特の映像美は健在。 米・ソ冷戦をテーマにした政治モノのサスペンスだが、今観るとどうもテーマ的に過去の遺物と感じる。  スパイ合戦の中から、終盤にかけて盛り上がる緊迫感は、さすがヒッチコック。 小物を使った小細工も相変わらず見事!  オッサンばかり出てくるのがタマにきず。  それにしても何だろう・・・この映像は。 密談のシーンとかで、背景に人物が浮かんで見える。 背景と人物との境界がぼやけているというか何というか。 不思議な映像だ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-09 11:31:15)
44.  囚われの女 《ネタバレ》 
現実世界で女を愛することから逃避しSMの世界に没頭する男と、SMの世界にひかれつつも没頭まではできず相手の男をあくまで現実的に愛そうとする女との、いびつなすれ違いを描いた偏愛的ラブロマンス。  アンリ=ジョルジュ・クルーゾーならではの、芸術的センス爆発な映像の数々。 惜しげもなく、というよりも、むしろ「これでもか!」と言わんばかりの映像の数々に、アンリ=ジョルジュ・クルーゾーの一種、自己陶酔的なものを感じた。  エリザベート・ウィネルという女優は初めて知ったが、とても魅力的な女優だ。 エリザベート・ウィネルが着こなすグリーンやレッドのワンピース、そしてそこから伸びる肉感的で美しい脚、画面に映えるブロンドヘアー、魅力的な瞳。それをこれだけ美しく捉えたアンリ=ジョルジュ・クルーゾーには、表面的な芸術的センスだけでなく、美しい女性を魅力的に撮るという、監督しての基本的な技量も同時に感じた。  話としては、SM的倒錯世界をテーマにしているが、本作で描かれるSMは、主人と奴隷という主従関係に重きを置いたものとなっている。 SMには詳しくはないが、これぞまさにSMの原点的な悦楽の世界なのではないだろうか。 女を服従させることで悦びを感じる男と、恥じらいながらもそれに服従することで悦びを感じる女との関係。 なんて完璧な相互依存関係なんだろう。 そこには、外界とは遮断された、二人だけの禁断の世界が広がっている。  だが、不幸なことに、本作のエリザベート・ウィネルが演じた女は、この世界に没頭することができず、ご主人様をご主人様として愛することができずに、普通の男として愛そうとする。 それを受け入れられない相手の男だが、心のどこかで純粋にその女を愛していると自覚してはいる。 男はその葛藤に悩まされ、自殺さえ考える。 だが結局、女を女として受け入れることがその男はできなかった。  その結果生まれた悲劇が、ラストの事故シーン。 全身ギプスで昏睡状態のエリザベート・ウィネルが、実に痛々しく哀しい。  アートな雰囲気を全面に出しつつ、こうした人間ドラマも深く掘り下げられた作品で、監督であるアンリ=ジョルジュ・クルーゾーの類い稀な才能を堪能することができ、本作は色んな意味で魅力あふれる作品だ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-11-21 18:40:37)
45.  どんてん生活
山下敦弘監督デビュー作にして、山本浩司のデビュー作である本作は、まさしく低予算映画の雰囲気漂う作品ではあるが、そこがうまい具合に良い方向へ向いている。  うだつのあがらない二人の男の生活を描くには、こうした低予算じみたつくりが非常にマッチする。  冒頭のさびれたパチンコ屋でのシーン。 まずこれからして良い。 服装センスの最悪な男二人。 すっきりしない曇り空。 ふきすさぶ風音。 パチンコで暇つぶしという、その日暮らしを象徴ような状況設定が見事にはまっている。  汚いアパートに住み、裏ビデオのダビング下請けという危険なバイトで生計を立てている。 そこに上がり込む、これまた覇気のないプータローの若者。 確かこの映画が作られた2000年前後は、こうした若者がこういう生活をしていて、それなりに楽しく、なんとか生活できた時代だった。 その時はバブル後の不況から脱出できないどん底の不景気とか言われていたけど、今なんかもっと経済状況は悪化しているわけで、2010年になった今となっては、この映画の主人公二人のような生活さえ難しいかもしれない。 とかく規制も増えて、当然、裏ビデオ稼業なんて摘発される確率も断然上がっているだろうし、更にはフリーターの仕事自体も減ってきている。 だから、この映画の二人は、落ちこぼれの若者だとしても、楽しくやっていけたのだ。  そう思うと、現代はますます厳しい環境になってきている。 ぶらぶらと好きなことやって、適当にバイトして、暇つぶしにパチンコやって、疲れたら寝て、みたいな生活すらも現在は難しいご時世だ。  今から10年前の作品だが、こうしてみると「あの頃は良かったなぁ、なんだかんだ自由だったなぁ」みたいな懐かしさがこみ上げてくる。  この先、不況が更に悪化していけば、この作品を未来の若者が観た時、羨ましく感じるかもしれない。 そういう意味で、この映画は、その時代を鋭く切り取った作品として、今後ますます輝きを増すかもしれない可能性に満ちている。  安っぽさが漂う作品ではあるが、有名な役者が出ていてお金がかかっているだけの派手な日本映画に、決して劣らない力をもった作品である。
[DVD(邦画)] 7点(2010-09-24 00:33:56)
46.  tokyo.sora
東京で生活する女性たちの孤独を、リアルに描いており秀逸。  都内のコインランドリー、夜更けの電車、路地裏の猫。 全て何気ない描写だが、都内で孤独を感じたことがある人なら分かるであろう、極めてリアリティのある繊細な描写は見事。  出演者も粒揃いだが、個人的には好きな役者は出ておらず、そこは残念。  それと粒の粗い画像と聞き取りにくい音声は考え物。 狙ってそうしたのかもしれないが、逆効果と言わざるを得ない。  切り口は実に良いが、それを演出するセンスがいまいちなのが残念な作品。 ただし音楽は素晴らしい。 特にラストに流れる音楽のみずみずしさ。 良い部分といまいちな部分が共存する作品だが、どちらかと言えば好きな部類の日本映画。  派手な演出とスピード感ばかりを重視したメジャーな日本映画が氾濫する中で、本作のような作品はとても貴重。  2002年製作ということだが、2010年代に入った日本映画界でこのような作品を創ることができる環境はあるんだろうか。 興行収入と話題性がますます重視される現在の映画界で、このような作品が世に出るのは難しいかもしれないが、それだけにこういう作品に出会うと、嬉しい気持ちになる。
[DVD(邦画)] 7点(2010-09-22 22:50:05)
47.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
原田知世版の『時をかける少女』に比べると、頻繁に時空を行き来するので、話が複雑で分かりづらい。 しかしその分、このアニメバージョンの方がストーリーが面白い。  そして絵風も爽やかで、個人的には好きなタイプ。 決して上手い絵とか、背景がリアルとかじゃないけど、ナチュラルな絵の感じがとても心地良かった。  一時の輝きであるはずの青春を、時をかけることによって何度となく体感できる。 実に羨ましい。 一度きりの青春じゃなくて、何度でも青春を体感できるという点において、まさに夢を実現した内容で、アニメならではの躍動感も手伝って、非常に後味の良い作品だった。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-09-14 23:22:23)
48.  東京暮色
父と母、娘二人の四人家族の構成だが、互いに秘密が多く、意思の疎通ができていない。 いや正確に言うと、父親は娘達に対して歩みよる姿勢を見せていて、秘密もないのに、娘二人はというと、互いに秘密を持ち、父親に対して全てを開けっぴろげにしていない。  家族という形はありながらも、内実はバラバラで、秘密だらけ。 でも、現代の家庭の姿を考えると、今ではそれがむしろ普通だったりするわけで、身につまされるものがある。  しかも、離婚や別居なども出てきて、まさに現代を予見したかのような内容に、現代劇における小津の凄さを感じずにはいられない。  そういう意味で、本作は大人向けの映画であり、子供の目線から見ると理解できない作品かもしれない。 逆に、結婚を経験し、子供も居る大人から見たら、たいそう怖い内容で、現実的な恐怖感を煽られる様な思いである。  キャスティングに目を向けると、原節子・笠智衆の親子はおなじみとして、有馬稲子の陰鬱な目つきが印象的。 エリート役を演じさせるとしっくりくる中村伸郎の、雀荘オヤジ役はややミスキャストか。 三好栄子は、平民の汚いおばちゃんというイメージがあるので(失敬)、本作の女医役が意外にもはまっていて、これには驚いた。 演じようと思えばどんな役でも自然にこなせるという、三好栄子の実力を垣間見た気がする。  山田五十鈴・原節子の母娘は、歳の差に違和感をおぼえた。 親子ほどの年齢差ないでしょ、って感じ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-09-05 10:49:05)
49.  東京ゴッドファーザーズ
東京の風景が実に細やかに、そして綺麗に描かれているのは見事。 偶然続きのストーリー展開は、創り手側のお遊びと取るべきか、手抜きと取るべきか、それともファンタジーと取るべきか。  名うての邦画アニメーションの中でも、一際良く出来た作品。 ただ、登場するキャラたちがウザイのがネック。 しかも女のコはかわいくないし、赤ちゃんさえかわいくない。 これはいかがなものだろうか。
[DVD(邦画)] 6点(2010-08-14 00:03:40)
50.  どん底(1957)
特別、傑作ではない。 群像劇スタイルで、社会の底辺に生きる人々を丁寧に描いた内容。  不景気の現代にも通ずる内容で、現代に当て込めばそれなりに含蓄を感じる部分はあった。  左卜全の自然な演技は素晴らしい。  それにしても、黒澤明は香川京子の使い方がヘタ。 使うからには、可憐な香川京子を撮ってほしい。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-08-08 00:39:03)
51.  TOMORROW 明日 《ネタバレ》 
ある理由があって、苦手の黒木和雄作品を観た。 これまた原爆映画で、全く面白味がない。 しかも、「明日」というのは、8月9日の長崎原爆投下の日をさしていて、その前日をひたすら静かに群像劇スタイル描く、という誠に趣味の悪い内容。  観ている者は誰しもが、この日の翌日に原爆が投下されて、全ての幸せが無になると解っていて観ているわけだが、全ての内容がそりゃあ虚しく感じられ、観ていて気色が悪くて仕方なかった。  描かれている内容がたとえどんなに不幸で陰惨なものであったとしても、例えばラストシーンで希望の光を感じる終り方を見せるような作品であれば、その作品は「良かった」と私は感じられる。 ところが、些細な幸せを描いて、ラストで原爆ボーンでは、観終えた後の気分が最悪である。 これは趣味の問題かもしれないが、私はこんな気色の悪い映画は二度と観たくない。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2010-07-27 22:15:19)
52.  遠い道のり
グイ・ルンメイの美しさが際立ったアジアの逸品。 『藍色夏恋』で初めて目にした時は、特別魅力的には感じなかったが、本作では透明感があり、どこか神秘的な美しさを持つ少女に見えた。 この時25歳。 25歳としての大人の魅力も見せながら、細い肢体を中心とした少女的な魅力も感じられる。 彼女が最高の美しさを持った頃に撮られた、まさに絶妙のタイミングの作品ではないだろうか。  話としては台湾映画らしいのんびりとしたもので、特別楽しくはないが、ゆっくりとした時の流れに、身を委ねる気持ち良さがある。  謎の多いストーリーで、何度か観ても鑑賞に耐え得る作品だ。
[DVD(字幕)] 8点(2010-06-30 00:36:22)
53.  毒婦高橋お伝
出演者に私の苦手な下膨れが多く、正直、参った。 特に、“毒婦”お伝は美女という武器を使って男を翻弄する役なのだが、下膨れで横顔のアゴラインがむくんでいてどうにも魅力を感じようがなく、致命的に物語に入り込めない。  だが、どうもこの作品には怪しげな雰囲気が漂っていて、それが面白い。 カルト的な味わいのある日本映画である。
[映画館(邦画)] 6点(2010-06-20 15:52:01)
54.  トウキョウソナタ
細部にリアリティを欠き、更には突飛すぎるストーリー展開に難あり。 ただし、序盤は面白く、サラリーマンの悲哀を面白哀しく綴っているのは、まるで他人の不幸を覗き見しているようで楽しめた。 家族のエピソードを切り捨て、香川照之の失業物語的な内容に絞ってくれたら、もっと秀作になったに違いなく、そう考えるともったいない作品であった。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-03-22 03:13:28)
55.  東宮西宮 《ネタバレ》 
ゲイの少年を変態として拘置した警官。 警官は当直で暇との理由から、ゲイの少年の独白に耳を傾ける。 最初は真っ向から批判した態度だったが、じょじょに少年の話に引きこまれていき、やがては・・・  という流れではあるが、警官にそのケがない限り、いくらゲイと二人きりで誘惑されたところで、キスをしたりはしないと思うのだが。 その辺り強引さは感じられたものの、人間、自分が正しいと思っていても、ある種の閉鎖的空間に置かれた場合、自分がどうなっていくかの保証はない。 そういったことをテーマにした内容としては、主題が良く伝わってくる力作だと思う。 しかし、ゲイに女装させ、そこからキスへと移るくだり、怪しい気色の悪さを放っていた。  好みではない作品だが、チャン・ユアン監督の、何でも撮れるぞ!的な懐の広さは本作でも感じた。 撮るたびに趣きの異なる作品を放ち続けるチャン・ユアンという監督。 その器用さという点において傑出したものを感じる。  今後もチャン・ユアン監督の作品から目を離せない。 そして、次はどんな作品を撮ってくるんだろう、と期待させてくれる監督である。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-12-20 02:35:55)
56.  TOKYO!
3本からなるオムニバスだが、いずれの監督の作品も観たことがないので、入門的な感覚で鑑賞した。 1本目のミシェル・ゴンドリーのは、後半のファンタジーな展開に呆れてもうた。 2本目のレオス・カラックスのは、冒頭の部分しか面白いとは思えず、後半になるにつれ、刺激が減退していき、飽きがきた。 3本目のポン・ジュノのが一番良く、蒼井優の存在感は光るものがあった。 あんなピザ配達人が自分の部屋で気絶して寝転がったら、ボタンを押すだけじゃガマンできないかもしれない~(何を?)
[DVD(邦画)] 6点(2009-12-08 22:32:33)
57.  遠い一本の道 《ネタバレ》 
国鉄に勤務して30年。 保線工として人生を鉄道に捧げた男の一生を描いた作品。  伝記的な面白さがあり、しかも実際の国鉄職員の証言と思われるナレーションも入るので、セミドキュメント的な趣きもある作品である。  国鉄という組織で一生働くことの過酷さ、その過程で起る数々の出来事。 一人の男と、その妻の半生がたっぷりとリアルに描かれている。  現在は観光地化してしまった長崎の離れ小島、通称「軍艦島」をロケーションにして、ラストの数十分が描かれ、貴重な歴史的資料としても存分に楽しむことができる。  ストーリーとは全く関係なく、「軍艦島」の30年前の姿を映像として観たい方は必見の作品。 そして又、国鉄に永らく勤務していた方も必見の作品である。
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-10-15 01:41:16)
58.  ドクトル・マブゼ 《ネタバレ》 
サイレント大作ってのは、鑑賞しきるのに体力を要するが、その分、その静寂たる世界に浸れる心地良さもある。 本作もまさしくその特徴に漏れない。  マブゼの冷徹ぶりを見せ付ける前半からして、ラストの落とし方は納得がいく。 しかし、予定調和の感も否めず、それほど楽しめたとは言いがたい。  ただ、フリッツ・ラングの魂が聴こえてきそうな、その大作による力作ぶりは凄まじいものがあり、サイレントを代表する一作として揺るぎないものを感じた。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-10-13 00:34:48)
59.  徳川いれずみ師 責め地獄 《ネタバレ》 
これって、徳川モノ(江戸時代モノ)の異常性愛シリーズの中じゃ、いまいちでしょう。 “いれずみ”という題材だけで一本撮るのは、ネタ的に厳しいんじゃなかろうか。 『徳川女系図』『徳川女刑罰史』『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』と、この頃は石井輝男監督も立て続けに同系統の作品を撮るが、この作品で江戸時代異常性愛絵巻はネタ切れとなってしまった。 本作よりも、上述の三作品の方が、扱っているネタもバラエティ色豊かだった。 だが本作は、“いれずみ”ネタが最初から最後までひっぱられ、異常というより、単にいれずみ映画(?)になってしまっているのだ。 正直後半は、飽き飽きして長く感じてしまった。  それにしても、橘ますみは本作でも魅力タップリであった! 橘ますみほどエロかわいい女優さんは、他にはいない。 現代においても、もちろんいない。 橘ますみという可憐な女優さんを観るためだけに本作を鑑賞したとしても、それはそれでアリだろう。
[ビデオ(邦画)] 5点(2009-10-11 01:04:20)
60.  ともしび(1954)
子供だらけの大学芸会。 教育委員会だのアカだのと、多分に思想的なものが背後にちらついている。 そういった社会的圧力と現場の教育問題との折り合い。 主題ははっきりしていて良いが、子供だらけの映画はそれほど好みではない。
[DVD(邦画)] 4点(2009-10-01 22:50:26)
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