1. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 やるべき事を黙々とこなす格好いい男への憧れと、夢とは、違う物だ。空を横切るスプートニクを眺めながら、炭坑へと降りていくホーマーを観ていると胸が熱くなった・・・・が、その後がよくない。「炭坑は僕の人生じゃない」?違うだろう。親父が怒っているのは、義務として果たさなければいけなかった事を無断でサボっていた事だ。ホーマー、夢を追うのと自分勝手は違うんだぞ。あとはまぁ、実話だから何言ってもアレなんだけど、話が出来すぎてる気もした。うん。俺もロケット作るぞ。 5点(2005-02-10 01:40:59)(良:2票) |
2. トラ・トラ・トラ!
日本軍攻撃部隊発艦のシーンで眠くなる。プロペラの爆音が延々と続くんだもの。奇襲シーンを起点に、しばらくはアメリカの視点で描かれる。これは良いと思った。日本軍はあの時点では、ただの破壊者に過ぎなかったのだ。客観性を追求したのだろう。国歌を大急ぎで最後まで演奏する演奏隊や、非常時にも関わらず律儀に敬礼をする兵隊など、細かいシーンも光っていた。しかし何か盛り上がらない。何故だろう。そうだ、緊迫感が無いんだ。何故なら僕は、この戦争を知っているから。「そろそろ開戦かなぁ」と思いながら観ていれば、緊迫感も何も無いだろうし・・・しかし、こう言うとノンフィクションの存在意義が問われてしまうな。かといって、「パ」を好きになるなんて事は万が一にもありえませんがね。 5点(2005-02-07 18:42:15) |
3. 東京物語
前半。小津さんといえば静の画だというのでとりあえずカメラワークに注目。あぁ、こういうのは好きだ。落ち着く。そして実は結構コミカル。会話のシーンで毎回顔がパッパッとアップになるのを不自然に感じるのは、きっと現代の日本人がお互いの目を見て会話をしなくなったからだろう・・・嘘、何かセンテンスとセンテンスの間に不自然な空白があります。古いから仕方ないけど仕方ないですませちゃ小津さんに失礼なので減点。中盤。いかんね。静の画は良いけど、それは僕にとっては風景に限定される。大自然もしくは雄大な街の風景などは、静で撮るのは全く構わないが、人間同士のシーンで静を撮られても退屈だ(アバウト・ザ・シュミットは「生きる」でなくこちらを参考にしたのではないか?)。人間はもっと活動的で能動的に動くべきなのだ、まだ精々二十世紀しか歴史を紡いでないんだぞ、ぼやぼやと会話している場合かぁーっ、減点。終盤。うぅぅぅう、親の急逝は、高校生の僕には辛いネタです。涙が出ました。そんな事言わないで下さいよ原節子さん。俺は絶対親大事にしますから。くそ、映画なんて観てる場合じゃないな!・・・ちょっとだけノルマ減らそう。 7点(2005-02-04 21:46:11) |
4. 東京ゴッドファーザーズ
奇跡、お腹一杯。外には出さずにお腹に溜めておきます。 8点(2005-01-27 21:24:13) |
5. 時計じかけのオレンジ
学校の図書館に置いてあった時計仕掛け。それを借りていた友人。「あ、それDVD持ってるよ」と言った俺。一瞬よく解らない表情をして、俺に返事をする友人。「これってポルノ映画だろ?」。違うよ。 8点(2004-06-02 18:15:17)(笑:2票) (良:1票) |