1. エレクション
徹底的に善人がでてこない、香港ノワール。 組織の内戦を派手な銃撃戦やアクションもなく、あくまでも泥臭くマフィアの恐ろしさを描いている。 陰惨な物語ではあるが、テンポの良い演出でさらりと見せているところが好印象。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-31 21:19:47) |
2. 英二
長渕剛を役者にしたのは、ドラマ「とんぼ」をヒットさせたTBSプロデューサー柳井氏。(代表作は金八先生) 家族ゲーム(だったか)という同氏の手がけたドラマが初主演だが、実にいい味を出していた。 当時共演していた役者さんに聞いたところによると、その演技センスは共演者たちから「天才長渕くん」と呼ばれるほどだったそうだ。 才能豊かなヒトだけに、この思い込みと自己陶酔を誰かどうにかしてやれよ~と残念だった。 1点(2004-05-13 15:42:18) |
3. A.I.
人間たちはメカを恐れ、憎悪し、破壊する。 その姿は自ら作り上げてきた文明社会に傷めつけられている現代の私たちの姿そのものではないか。 メカであるハーレイ君の一途な愛を乞う無垢な姿を通して、たったひとつの愛ですら貫き通せぬ人間の存在意義を痛烈に問うている。 創造し破壊する繰り返しの中で営まれてきた文明は一体何処へ辿り着こうとしているのか、という壮大で深遠なテーマを美しく詩情豊かに描いた本作を傑作と呼ぶことに、一片の躊躇もない。 10点(2003-12-20 13:24:11)(良:1票) |
4. エクソシスト
当時の恐怖感が忘れられず、先日家族でビデオ鑑賞。正直「アレ?こんなだったっけ?」と思うほど怖くなかった。それだけ近年のホラーに毒されているということか。とはいうものの、冷え冷えとした緊張感に満ちた映像、執拗なほど丁寧な演出。やはり伝説のホラーは完成度が高い。 8点(2003-11-18 18:34:14) |
5. エド・ウッド
一生懸命なのにトンチンカン、そんなエド・ウッドへの愛が感じられました。ただ、映画をみる範囲だと、彼の望んだものがややもすると「商業的成功」に思えなくもない。ペテン師みたいなセリフも飛び出すし。まあ、そこが売れないクリエイターの壁と言えば壁ですが。 6点(2003-04-29 11:57:39) |
6. エグゼクティブ・デシジョン
アクションものは得意じゃない私にも、とても楽しめました。期待していなかっただけに、思わぬ儲けもの。それにしても、スティーブン・セガールはアレで良かったんだろうか。いや、私的には大ウケだったんですけど。 8点(2003-04-15 11:25:27) |